今日から2月!
プロ野球はキャンプ初日ということで、こちら北海道ではまたしても佑ちゃん入団発表の時と同じく、テレビでは各局朝からずっと日ハムキャンプのことを取り上げています。午後は、またも5時間連続特番とかって。
日ハムキャンプ地・名護は暖かそうですが、札幌は昨日からの雪が降り続いていて久々に一面銀世界。
歩く時、雪が‘キュッキュッ’と片栗粉を押した時のような音がして気持ちがいいんです。
本州で降るような水分を含んだ重いベタ雪ではなく、ふわっと軽い雪なので降りたては、歩くのも楽チン(凍ってしまったり圧雪路になると滑りそうになりますけどね
)
また、ベタ雪ではない為に、服についても払えばすぐ落ちるので服が濡れることがなく、雪が降っていても傘をさしている人は少ないです。
皆様コートのフードを被るか、ニット帽被ってそのまま歩いている方がほとんど。
そんなこんなで、雪降りの日は意外と好きだったりします
こんな雪の日の話だったら、1か月以上前のクリスマスのお話も、冬の風景つながりということで許してもらえますでしょうか
今日は、昨年の我が家のクリスマスケーキについて。
去年のクリスマスは、それ程凝ったことはせずに、ちょっとクリスマスっぽい料理と、久々にワインなんぞ飲んでみたりして、デザートにケーキ~でちゃらっと済ませました。
引越して来てからは、初めてのお店の品々を食すことに熱意が行ってしまい、なかなかお菓子作り再開の気持ちに火がつかず、お店のクリスマスケーキを買おうかなと思ったりもしたのですが、ここはと前から気になっていたケーキを買ってみることにしました。
といっても、ケーキ自体はクリスマスとは無関係。
味も何度も食べているのでよく知っている、シンプルに、そして間違いなく美味しい『クラブハリエ』のバームクーヘン。
私が一番好きなバームクーヘンです。
ちょっとここから、本題に入るまで寄り道
私の『たねや愛・クラブハリエ愛』を語らせて下さい 今日は『たねや』とバームクーヘンの始まりについてのお話です。
少し長くなりますが、どうぞお付き合い下さい
『クラブハリエ』は、滋賀県近江八幡市に本店を構える和菓子処『たねや』が営む洋菓子店です。
過去にも何度となく取り上げて来た『たねや』。
『たねや』の古里・近江八幡は水郷の里として知られ、今でも豊かな自然が残る、四季折々の風情を楽しむことが出来る土地です。
また、歴史的にも交通の要所であり、名将とのつながりが深い土地であって、織田信長が創った安土城の民を、豊臣秀次がこの地に移しあらたに八幡城を開いてからは城下町として栄え、近江商人発祥の地としてもよく知られています。
今でも、近江商人の繁栄を彷彿とさせる古き街並みが残っていて、町歩きを楽しむ観光客の姿も多く見られます。
もし日牟禮八幡宮を参拝しに行かれるなら、3月に行われる‘左義長まつり’というお祭りは一度は見てみるとよいですよ。
‘左義長まつり’は秀次のころから伝わる奇祭で、各地区の男周が半纏を着て化粧をし、派手に作り上げた山車を担ぐのです。
その地区ごとの山車が、けんか(ぶつかりあう)してなかなか迫力があります。
かの織田信長も、安土城時代に同様の祭りに、華美な装いで躍り出たと言われているそうです。信長も化粧をしたりして、‘かぶき者’と呼ばれたと伝わっていますが、その様相を受け継いでいるのでしょうね。
初日は街中を練り歩き、翌日にはお正月の‘左義長’と同じく、その山車を燃やしてクライマックスを迎えるお祭りで、その時は近江八幡一帯が多くの人で賑わいますよ。
そんな自然と歴史を育んだ近江八幡で生まれた『たねや』。
『たねや』の初代は、もともとは秀次による八幡城築城によって材木商を営んでいたのだそうです。
それが、六代目のころには農産物の種子を商うようになっていたそうで、この時ののれんの‘種家’が社名の由来で、
七代目が京都の‘亀家末廣’で菓子職人の弟子として修行し、‘種家末廣’の屋号で菓子商を創業したのが『たねや』の始まりだということ。
そして現代では、かつて秀次が八幡城を築いた八幡山のふもとにある、古社・日牟禮八幡宮の参道の両側に『たねや』と『クラブハリエ』を置き、‘近江八幡日牟禮ヴィレッジ’として人々が賑わう空間を創りだしています。
八幡山を仰ぎ見て参道の左側には『クラブハリエ』、右側に『たねや』を構え、各々違った趣の店作りで訪れる人々を魅了しています。
レンガ造りの洋館の『クラブハリエ』。
どっしりとした佇まいの町屋造りの『たねや』。
『たねや』に併設された『日牟禮茶屋』の中央には囲炉裏があって、和のしつらえが穏やかな快適な空間を創り出しており、そのたたずまいは単なる菓子店とは言えません。
八幡山の自然や八幡宮の歴史ある社と見事に調和しており、神々しい空気すら感じられます。
かつて私もこの空間を訪ねるのが大好きで、ドライブがてら何度となく足を延ばしておりました。
ハリエ前での記念撮影写真がありましたので引っ張り出して載せてみます
恥ずかしいから人物は指で隠しておりますが
落ち着いたお店です。
お店に一歩入ると、焼き立てのパンの香ばしい香りやスイーツの甘い香りが漂い、そして前を見れば目の前にはガラス張りのアトリエが広がっていてパティシエの方々が芸術品のようなスイーツを作っている様子を見ることが出来、香りで目で音で肌でと五感全てに訴える空間が現れるのです。
美しく飾られたケーキやパンが並び、それはそれは宝石箱のよう
そしてその隣にはバームクーヘンを焼いている工房があって、ガラス越しに焼いている様子もうかがえ、更に刺激を与えるのです。
その上、出来たてのバームクーヘンがその場でカットして販売されていて、それはもう買わずにはいられないでしょう
その出来たてバームの美味しさと言ったら
箱詰めされたバームですら柔らかいのに、出来たてバームはそれよりも更にふわっとして柔らかい食感で、バターのじゅわっとした旨みとその香りが口いっぱいに広がって、それはそれは至福の味わい。
さらに、お店の奥には、日牟禮ガーデンと呼ばれる四季折々の花・草木が目も心も癒してくれる素敵なお庭を望むカフェがあり、出来たてバームや、さまざまなケーキを頂くことができます。
いつも沢山のお客様で一杯。観光バスが連なって来ることも多々あります。
このカフェの建物。
『たねや』と深い縁のある宣教師・実業家でもある建築家ウィリアム・メレル・ヴォーリズの設計による洋館を使用しているのですが、建築学的にも歴史的にも価値のある貴重な建築物をサロンとして利用して美味しい時間を過ごせるなんて、贅沢ですよね。
そして、このヴォーリズは彼がいなければ、『クラブハリエのバームクーヘン』は誕生しなかったとも言える、重要な人物なのです。
このヴォーリズを紹介しない訳にはいきません。
明治38年に来日していたヴォーリズは『たねや』の近隣に住んでおり、その彼の母親は近所の主婦を集めてパンやケーキの作り方を教えていたのだそうです。
そこに『たねや』の先代もまじり、当時珍しかった西洋菓子を学び、ヴォーリズ一家と家族ぐるみの親交を持つようになっていたのですって。
この出逢いがなければ、『クラブハリエ』はもとより『バームクーヘン』の誕生はまずなかったことでしょう。
『たねや』として、和菓子処だけの商いでここまで来てたかもしれません。
しかもこのヴォーリズは、『たねや』だけではなく、各方面に影響を与えた大偉人です。
例えばあの‘メンターム’リップ(メンソレータムじゃないですよ~)の『近江兄弟社』を創業したり、戦後にはマッカーサーと近衛文麿との仲介をしたり、甲子園にも出場経験のある『近江兄弟社高校』の『近江兄弟社学園』を創設したり、はたまた関西一円や関東・九州に多くのキリスト教建築や住宅を設計したりしています。中には東京の‘山の上ホテル’や大阪は‘大丸心斎橋店’も!
実は私も、この数多くある建築物の1つとゆかりがあり、ますます『たねや』『クラブハリエ』には親しみを感じてしまうのです。
さぁて随分長くなりましたが、本題に戻りましょう。
クリスマスのバームクーヘン、味は変わらないのだとすると何が違うかって…。
じゃんっそう、トナカイさんパッケージなんです
ちょっとボケてますが…。
上面だけじゃないですよ。
ほら、横まで
それだけではありません。
このトナカイさんの包装紙を開けると…。
なんと中から出てきたのはサンタさん
可愛過ぎませんか?
おまけにね~、サンタさんの蓋を開けると。
バームクーヘンの取り扱い説明書きが…。いつものバームなら黒い四角い紙に印刷されていますよね。
それが
こんな靴下でーーっ
もうたまりませんでしたよ~ クリスマス気分が一気にアップです
バームを包む紙までも赤くて、さすがはクリスマスバーム
ということで、まぁ中身はいつものバームと一緒なんですけどね。
このバームが届いたのはクリスマスイブ当日。
ということでクリスマスイブに食べたのは、届いた初日。初日に味わうバームはしっとりほわっと、柔らかくてバターの芳醇な香りが広がって「あぁ、やっぱりこのバームが好き」と食べるたびに何度も思ってしまいます
フォンダンもしっかり 堪能いたしました~
ちなみに、こういったパッケージバームは、各イベントごとに発売されています。
今ならバレンタインバームが1月26日からオンラインショップで予約開始されたのですが、早くも既に完売
次はスプリングバームかな?子供の日バームやサマーバーム、七夕バーム、敬老の日バーム等々なんてのもあって、年ごとにデザインが変わるパッケージもあります。
店舗ごとのオリジナルパッケージや、季節のイベント以外のパッケージも出たりします。もし同じバームを買うのなら、パッケージも楽しむっていうのもいいですよね。 お値段は普通のパッケージのものと変わりませんし。
店舗限定パッケージといえば、3月3日オープンの博多阪急にクラブハリエのB-studioが出店するんですってね、いいなぁ~
(私の勝手な出店予想、当たりました 肝心の『たねや』はまだ?)
B-studio Fukuoka限定パッケージも出来るはずです。九州の皆様、ぜひ購入なさってみて下さいね。
あぁ、博多阪急 さすがは阪急阪神百貨店のブランド力は素晴らしい
モンシュシュも!ガトーフェスタ・ハラダも
名店めじろ押し
札幌にはモンシュシュはあるけど、クラブハリエはないですもんね
本州以外で九州に上陸するんだから、今度は北海道じゃないかなと思っている(いや、願っている、いや、念を送っている)私です。
愛しの『たねや』様に『クラブハリエ』様、どうぞ北海道へ来て下さ~い
クラブハリエ
http://clubharie.jp/baumkuchen/package/index.html (←過去のバームのパッケージはHPのこちらでご覧頂けます)
思わず叫んでしまいました(笑)
トナカイとサンタのサンタのパッケージに萌々です
可愛過ぎるじゃあ~りませんか?!
こんなの大好き!
クラブハリエまだ未遭遇ですが博多阪急がオープンしたら早速襲撃したいと思います(ぺこり)
私も、開けた時は叫んじゃいました
実は、こんなに可愛いとは思っていなかったのです
各B-studioで、各店限定のパッケージ(これはイベントのパッケージではなく、その店だけのデザインなのですが)以外にこういうイベントパッケージが販売されているのかは分かりませんが、ハリエのバームクーヘンはぜひ一度は味わっていただきたい一品です。
行列必至と思われますが、3月にはぜひ博多阪急へ走って下さいませ~
みこにこさんのお書きになる記事の中でも
『たねや』ネタは大好きです
今月名古屋に行く予定があるので
高島屋の『たねや』でいろいろ買ってみることに致します
その前に通販で買っちゃお~かな~
『クラブハリエ』のバームクーヘンは
私も大好きです
とうとうっ
もう
いろんな意味で春が待ち遠しいです
『たねや』記事を気に入って貰えて、自称・『たねや』PR会員の私としてはこの上ない喜びです
名古屋ご訪問予定なのですね!!羨ましいなぁ。店頭には通販では取り扱いのない賞味期限の短い商品も並んでいるので、ぜひ店頭でじーーーっくりお楽しみ下さいね。
ちなみに、『たねや』ではないけれど和菓子つながりということでご案内すると、高島屋には『赤福茶屋』があり、赤福を喫茶で頂けますよ~。夏なら赤福が載ったかき氷がお勧めですが冬は…ですね
いよいよ博多阪急オープンまで1カ月を切りましたね
たーーーっくさんの楽しみが待っている、まさに春はすぐそこですよ~