小さな 大横綱 千代の富士（九重親方）さんの訃報

第5８代横綱「千代の富士」 現 九重親方が２０１６．７．３１午後5時1１分膵臓癌のためなくなられた。S 30年生まれで61歳という若さ。部屋も千代の国・千代鳳・千代丸・千代翔馬・千代大龍・千代皇と6人もの関取を抱え隆盛を極めていた。国民栄誉賞、結婚、愛児の死、脱臼癖、貴乃花親子との世代交代劇など数々の想い出が私の脳裏をよぎった。かって平幕力士時代100キロを切った小さな躰で輪島関や北の湖関に真っ向からぶつかったり、巨体の小錦関をころりと投げたり小さくても努力次第で大きい力士に勝てることを実証してくれた。たった一言「体力の限界」と涙ぐんでの引退は、ついこの間の出来事のように、・・・等々、ずっとテレビで観てきた数々の想い出をいまも忘れない。最近では「関口宏の人世の詩」で術後の回復した姿で涼しげに語っていた姿が最後となった。3年前の大鵬さん・昨秋の北の湖さんに続いて相撲協会は大切な人を失いました。大損失です。謹んでご冥福をお祈りすると共に決して雄姿を忘れません。

穏やかな表情の九重親方　なかなかのハンサムです

昭和の大横綱として、筋骨隆々の堂々たる土俵入り姿

その眼光はまさしく「ウルフ」