窓辺でひとりのんびり

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若武者 貴景勝 初優勝

2018-11-26 08:44:18 | スポーツ

貴乃花部屋消滅による「千賀ノ浦部屋」移籍の九州場所,弱冠22歳の小結二場所目の貴景勝が初土俵以来26場所ぶりのスピードで(13勝2敗の成績)優勝を飾った。小学生の時から相撲を父親と二人三脚で始めて、小4の時貴乃花親方に「この子は強くなる」と言われた。本名の佐藤貴信も貴乃花と織田信長の一字づつで命名された。これからの若手の台頭の筆頭として将来が楽しみで稽古を積めば益々強くなる可能性を秘めた力士だ。勝っても負けても表情ひとつ変えず優勝インタビューでも笑顔も涙もなく冷静そのものの落ち着きぶりで、22歳にしてこのふてぶてしいまでの淡々とした表情はどこから来るのか。怪我さえなければ綱をしめる日は近いと思う。優勝と同時に殊勲・敢闘賞も与えられた。今場所は九州出身力士が声援に応えいい成績で頑張った。その他「竜電」は負け越したが成長と強さが感じられた。三段目33枚目の元幕内力士「宇良」が全勝優勝で来場所「幕下」に復帰、早く幕内に帰って多彩な取り口で館内を沸かせて欲しい。貴景勝と宇良は学生時代のライバルであったらしい。横綱二人全休で5日目から全敗の稀勢の里に続き後半には豪栄道も休場、稀勢の里は初場所は何が何でも出場して、ふさわしい成績を残さなければ「引退」の所まで追い込まれた存在。大関でいたなら、こんな苦しみはなかったものの、日本人横綱を望む声に無理な昇進であったのだろうか。でも日馬富士との一戦で怪我さえなければ無事に勤め上げれたとも思う。格闘技に怪我はつきものだが、怪我が力士生命まで奪うことに。かつての大関「照ノ富士」3段目27枚で、今も全休で来場所はもっと下降する。怖い世界だ。貴景勝ただ一人今場所の主役であったように思う。

  

運転席の右は父親、旗手は「隆の勝」      一夜明けめづらしい笑顔の貴景勝

 

    優勝と殊勲・敢闘賞の 貴景勝    敢闘賞の阿武咲