片喰とも書く。埼京線に添って設けられている小さな公園で「酢漿草(かたばみ)」が咲いているのを見つけた。黄色い可憐な花である。(写真)
酢漿草は以前にも書いたことがあるが、武家の紋章として使用されている。このような小さな可憐な草が、強さを売り物にする武家の家紋に使われているのが面白い。
姫路、若狭の酒井家が剣酢漿草(けんかたばみ)紋である。庄内の酒井家は剣のない酢漿草を家紋にしている。
一説には雑草で繁殖力が強いので、子孫繁栄を意味するめでたい紋だとも言う。
お公家さんにもこの家紋がある。あの冷泉家が三つ葉の酢漿草、西大路家、四条家、油小路家がいずれも四つ葉の酢漿草、清華家の大炊御門家(おおいみかど)が菱に三つ葉酢漿草だった。
葉の形が優美であるから、平安朝の貴族が車の紋に取り入れたと書かれている。
写真に収めたわが可憐な雑草・酢漿草は花壇の外側に咲いていた。花壇の中には“花の上流階級”であるシバザクラが咲き乱れていた。
酢漿草は以前にも書いたことがあるが、武家の紋章として使用されている。このような小さな可憐な草が、強さを売り物にする武家の家紋に使われているのが面白い。
姫路、若狭の酒井家が剣酢漿草(けんかたばみ)紋である。庄内の酒井家は剣のない酢漿草を家紋にしている。
一説には雑草で繁殖力が強いので、子孫繁栄を意味するめでたい紋だとも言う。
お公家さんにもこの家紋がある。あの冷泉家が三つ葉の酢漿草、西大路家、四条家、油小路家がいずれも四つ葉の酢漿草、清華家の大炊御門家(おおいみかど)が菱に三つ葉酢漿草だった。
葉の形が優美であるから、平安朝の貴族が車の紋に取り入れたと書かれている。
写真に収めたわが可憐な雑草・酢漿草は花壇の外側に咲いていた。花壇の中には“花の上流階級”であるシバザクラが咲き乱れていた。