青森県:2泊3日
祭りとアートを巡る旅②
3日目です。
八戸のホテルをチェックアウトして、駅前へ。
そこからバスに乗って、目指すのは十和田市。
十和田市へは、電車で行けない上に、
八戸駅からは車で1時間半〜かかってしまう距離のため、
行くなら、バスか車(レンタカー)となります。
*他の電車駅からでもバスで行くことができます。
周りを山と森で囲まれた街、十和田市。
十和田市現代美術館
色んな現代アーティストの作品が常設されている美術館で、
建物の中も外も受付もカフェスペースも建物裏まで、
そこかしこに作品が展示してあります。
ロン・ミュエクさんのスタンディング・ウーマン。
塩田 千春さんの水の記憶。
オノ・ヨウコさん、奈良 美智さん、、、
私が出会いたいアーティストの作品が、
1っか所で全て見られました❤️
その中でも、一番のお目当てが、
名和 晃平さんのPix Cell-Deer#52 。
私が初めて出会ったのは、那須高原の原美術館でした。
その時から大好きな作品です。
遠くから見た時と近くで見た時の印象の違い。
大小のガラス玉に反射する鹿の身体・毛の質感。
何より、存在がキレイ✨
しばらく、ず〜〜っと見惚れていたので、
おそらく学芸員の方に笑われていたかもしれませんw
* 美術館裏手を歩いているときに、
ふっと、ラジオのような、、、男性の声が響いていました。
特に何もない場所だったので、
どこかの民家から流れてきた音なのか。。。と
その時は気にしませんでしたが、
これがのちのち、謎が解けていくことになります。
昼食は、美術館内のカフェでサンドイッチをいただきました。
十和田は野菜が有名です。
ビーツを使ったポタージュ。
ほうれん草が練り込まれたパンには、
十和田ゴボウのサラダがはさまっていて、これが絶品 ♪
シャッキシャキのゴボウが美味しかったですよ〜❤️
外に出ると、車道挟んで向かい側に芝生公園があり、
そこにもアーティストの作品がゴロゴロw設置されていました。
写真以外にも、
この十和田市には、至る所に作品が置かれていて、
上のバス停の写真にも、作品。
歩道のベンチにも作品。
花壇の植え込みにも作品。
車立ち入り禁止のポールにも作品。
十和田市民の交流センターも何やらオシャレ。
ここのテーブル席で、学生が自習勉強しているのです。
(うらやましいぞ、学生!!)
そんな歩き散策をしながら、次の目的地へ。
十和田美術館サテライト space
ここも以前より行きたかった場所です。
元スナック店舗に穴が空いたような建物。
入れる場所は、階段を上がって、このガラス張りの空間のみ。
私が行った期間では
作家:筒 tsu-tsu さんのドキュメンタリーアクティングが公開中でした。
『 地上 On The Land 』
これは、実際に作家が十和田に住み、住民を取材。
十和田市の4か所を拠点に往復しながら、
取材した3人の人物を『演じ』ます。
拠点であり、公開されている会場には、
リサーチレポートや、一連のプロセスが展示されているものです。
・・・・・・!!
ここで、美術館で聞こえてきた声の謎が解けました。*
あの時、聞こえてきたのは、
取材した人物を演じていた作家の声で、
あれもアートワークの1つだったのです。
言われてみれば・・・美術館通路に何か置いてあった気が・・・?
本来だと、その通路で受け取れる携帯型イヤホンで
展示の説明やら解説が聞けるそうでしたが、
私、完璧に無視してspace会場まで歩いてきてしまったようでした;
space室内は、ガラスと白い壁の空間で、
四角い筒状の箱を無理矢理入れ込んだような場所でした。
そこに、椅子と木箱とレポート用紙が雑然と置かれ、吊るされ、
壁にはアルコールシートの空袋が並べられていたり、、、
ラジオからは高齢の男性らしい声が響いていました。
空調設備は昭和レトロな扇風機1台。フル回転していたのみ。
外も暑かったですが、中はサウナ状態。
私のスマホも、とうとう高熱注意でカメラが作動しなくなる始末;;
(ここから先の写真が撮れず;;;)
先ほども説明の通り、この展示には4ヶ所巡る場所があります。
①十和田現代美術館
②space
③民家
④写真のオクヤマ十和田店
③の民家でも、男性の声。
住民男性の今までの経歴や人生を振り返る様子が
民家の庭園に静かに流れていました。
④の写真館は通常営業していました。
店員さんに話しかけると、屋上に行くように進められて、
着いた先は、人工芝が敷かれたバーベキュー会場!?
何でも、『かつて存在したビアガーデン』の再現だとか。
これも『演じる』一貫というわけです。
そこには作家と、主催スタッフと思われる女性2人・
私のような観光客が夫婦と男性1人。
テントの下で、テーブル囲んで談笑していました。
私も混じって談笑&休憩。(お茶を出してくれました)
作家さんは普段は山梨県で活動されているそうです。
長身でロン毛のイケメンなお兄さんでしたよ(笑)
観光夫婦は、東京から、
私のように、アートとお祭り巡りをしに青森にきたそうです。
夫婦で全国のアートイベントを巡るのが趣味だそうで、
私の地元のイベントでオススメな場所を教えたらとても興味を示してくれました。
しばし、夫婦と談笑してから退散。
十和田市からまた八戸に戻らなければなりません。
帰りは十和田市まちなか交通広場から
南部バス十和田市線 五戸駅前行きに乗り、
バス停『中央』で下車&乗り換え。
道路挟んで向かい側のバス停ラピア行きに乗って、
八戸駅に戻ってきました。
行きのバスには時間が合わなかったので、
スマホで検索して、『プチ・バス乗り継ぎ旅』w
八戸駅前の観光センターでお土産を購入して、
しっかり事前予約をしておいた帰りの新幹線に乗って帰路へ。
(しっかり事前予約 → 詳しくはブログ①の行きにあったアクシデントを確認くださいw)
大きな事故にも遭わずに、予定通り我が家に到着できました。
今回の旅、らくがき と ブログでレポートしましたが、
正直、まだまだ話し足りない箇所が多すぎます。
写真もいっぱいあります。
それだけ、この旅には数分おきに私的に新鮮なことがいっぱいあって、
面白くて、眩しくて、、、本当、無理矢理でも行ってよかったです。
とは言え、もちろん全てが完璧だったわけではありません。
1:予定詰め込み過ぎ&ご飯食べなさ過ぎ
2:もう少し地酒を堪能したかった
3:温泉も入りたかった
4:公立大学芸術センターにも行ってみたかった
5:荷物になってでも1眼レフカメラを持ってくればよかった
6:もう少し(2〜3ヶ月)前にホテルを予約するべきだった
そして今回、1人旅を満喫したことで感じたことが、
7:1人旅も良いけれど、誰かと共有しながらの旅も楽しそう。
コレも再確認できました。
兎にも角にも、
私の夏休み最大イベント(笑)
良い思い出になりました。
チャンチャンっw ♪