YOSHIの果てしない旅(人々との出会い、そして別れ)

ソ連、西欧列車の旅、英国滞在、欧州横断ヒッチ、イスラエルのキブツ生活、シルクロード、インド、豪州大陸横断ヒッチの旅の話。

私のロンドン生活~食事作りの話

2021-10-13 09:15:47 |  「YOSHIの果てしない旅」 第6章 ロンドン滞在
・食事作りの話
 1人生活では、何と言っても億劫なのが食事作りであった。オックスフォード ストリートのレストランで働いていた時は、お店で夕食が食べられたので、部屋で朝昼兼用の食事で済ませていた。又、ボンド ストリートのレストランの時は、昼食と夕食が食べられたので、部屋で軽朝食を食べてから出掛けていた。
 「朝昼兼用」や「軽い朝食」と言っても、それは貧しい食事であった。ジャガイモを煮て、皮を剥き、マーガリンを塗り、それにパンとコーヒー、時にゆで卵を付けた食事が主であった。偏った栄養だが『量と栄養はレストランで』と言う考えでしたので、それで充分であると思っていた。
 仕事が休みの月曜日は、いつも10時過ぎまで寝ていて、それから朝昼兼用の食事を作っていた。その休日の兼用の食事は、少し豪華にして〝スペイン風お好み焼き料理〟(スペインで食べた「トルティージャ」と言う訳に行かないが)、パンそしてコーヒーで栄養、カロリーとも充分な内容であった。
 このスペイン風お好み焼き料理とは、私がスペインへ行った時に食べた料理が気に入って、それを真似して作った私のオリジナル料理であった。作り方は卵3~4個を割って良く掻き混ぜ、その中に蒸かしたジャガイモをほんの少し細かめに(細かくではない)輪切りに切り、それを混ぜた卵の中に入れ、それと少し炒めた野菜(キャベツと玉ねぎ)と肉の代わりにソーセイジも卵の中に加えて良く全体を掻き混ぜてから、お好み焼きの様にフライパンで焼いた料理であった。味付けは、醤油・ソースがないので塩とコショウであった。かなり大きめな料理なので中までよく火が通るように、両面を等しく焼く(焦がしては駄目)のがポイントであった。
スペインで食べたトルティージャの様に作れなかったが、これが結構旨かった。しかし休みの都度に作っていたので、最後の頃は飽きたのも事実でした。
肉や魚料理は、ロンドンを去る前の日に2回作っただけであった。


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