ナカナカピエロ おきらくごくらく

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I'm FLASH !

2012-09-02 01:07:33 | 日記
I'm FLASH !

この映画、91分と割りに短い映画ですが、内容は良かったです。最初の方は、ちょっとすべっちゃったかなと思いましたが。。。見どころは、藤原竜也と松田龍平との共演劇かな。

(映画をこれから見ようと思っている人は、ここからは読まない方がよいです。)

沖縄。砂と海と木と空しかない舞台。

ライフ・イズ・ビューティフルという新興宗教の教祖にされたルイ(藤原竜也)。戸惑いながらも教祖の地位を使い、自由奔放に生きる若者。言葉巧みに信者を魅了しながらも、今の自分に疑問を感じ、何か の真実をつかもうと悩む日々を送る。しかし答えは出ない。そんな虚妄を忘れたいがために教祖らしからぬ行動に。それは彼が引き起こした交通事故から始まる。

そこに送り込まれた殺し屋。新野(松田龍平)、他2名。最初は教祖の護衛として雇われたが、あまりに勝手気ままに生きる教祖に、逆に宗教団体の幹部であり家族でもある母親の名を受けて、教祖の暗殺を依頼される。ここで集団と個の議論をすべきではない。

そしてその依頼は、すぐにルイ(藤原竜也)の耳に伝わる。彼は殺し屋をディナーに誘う。そこから場面が急展開する。繰り広 げられる銃撃戦。バイオレンス。今こそが、生死をかけて脈を打って流れ、血がにえたぎる若者ルイが掴んだ、まさに充実を持って生きている本当の彼なのだ。

彼はニヒルな殺し屋、新野(松田龍平)に殺される。しかし彼の死は神の売り文句として利用されるだろう。しかし、少なくとも彼が味わったバイオレンス、脈打って流れた血を後悔しないだろう。限りなく充実な生に彩られた死なのだから。

後記
この映画を見て、久しく生きている実感を味わっていない自分に気がついた。Meが味わいたいのは、にえたぎる血が脈を打つような生なの かもしれない。生きているのか、死んでいるのか、分からない生活がMeを病魔に誘うのだ。

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