『奇跡の森やんばるをつなぐ3つの物語を巡る旅!』
やんばる奇跡が生きる森へ『信仰』 『人の暮らし』 『自然との共生』をテーマに
沖縄県北部地方 やんばるアドベンチャーツアー に行って参りました。
京都の田舎で生まれ育ち、都会への憧れや劣等感をもって今日まで生きて参りましたが
古民家をお買い求め頂いた 六本木ヒルズ在住 のお客様から「是非中川さんもご一緒に…」
と誘いくださり、私自身も常々、従来型の不動産会社から進化・差別化のことばかり考えており
また、お客様が古民家を拠点としたゲストハウス事業をご計画されていらっしゃることもあって
これからのローカル事業のヒントるのでは?と感じ、11月初旬に沖縄3泊4日の旅に行ってきました。
事前に渡された旅のしおりを見てビックリ、小型リュック、雨具、日焼け止め、軍手、虫よけスプレー、
帽子など準備の為人生初ワークマンplus。
雨が降れば…暑いかも…寒いかも…色々と考えるとあれも、これも、あれも、これも、と揃えていると
3泊4日なのにハワイへ行く時に使用する最も大きなスーツケースで行くことになりました、、、
DAY1
那覇空港到着後、一路『沖縄今帰仁城址』を散策。
正直、今まで今帰仁城の存在や世界遺産であることも…知りませんでした。
今帰仁城は、以下ネット情報となりますが、琉球が中山に統一される前の「三山鼎立時代」には
山北(北山)王の居城とし、また中山が三山を統一後には琉球王府から派遣された
監守という役人の居城でした。
外郭を含めると7つの郭からなり、その面積は首里城とほぼ同規模で、城を囲む石垣は
地形を巧みに利用し曲線を描き、万里の長城を彷彿するディテールは美しく、沖縄屈指の名城です。
2000年に座喜味城跡、勝連城跡、中城城跡、首里城跡、園比屋武御嶽石門、玉陵、識名園、
斎場御嶽と共に本村の今帰仁城跡の九つの資産が「琉球王国のグスク及び関連遺産群」
として世界遺産リストに登録されました。(以上ネット情報からでした)
その夜は、知る人ぞ知るお店「古民家うむい」にて「アグー豚のしゃぶしゃぶ」
到着したDAY1の初ビール、、、格別においしいものです。
そして、アグー豚のしゃぶしゃぶが絶品ということもあり過去イチのビール量となりました。
旅行中ガイドしてくれるヒロキングと二人で地元居酒屋で二次会!
今回の旅のお供をしてくれるツアーをガイドhirokingの経歴は、世界中を旅しながら
「世界遺産」巡りをされてこられたようで、まさに私が若かりし頃に、憧れていた
人生だったこともあり、羨ましさからお話をお聞きながら、
「やっぱり俺も行けばよかったなぁ…」「何故あの時…一歩踏み出せなかったのかなぁ…」
とか、羨ましさと後悔とが交差しお互いすっかり仲良くなりました。
DAY2はお宿からクパの御嶽を目指しスタート!
途中…「中川さん口数が少ないですね…」
二日酔いという事どうやらお客様に朝一番でバレていたそうです。。。。。
先人たちが登ったであろう登山道をあるくこと1時間…
沖縄のパワースポットと言えば、御嶽です。
「みたけ」ではなく「うたき」と呼び、森(ムイ)、城(グスク)、拝所(ウガンジュ)など
“聖地”の総称で、神様が降り立つ場所と言われています。
パワースポットを歩くにつれて二日酔いが消え、辺りを見渡すと至る所に映画『アバター』のような原生林が
無事に今帰仁城址まで到着!
お久しぶりにした運動だった為に膝が悪化し、DL(故障者リスト入り)期間が延びそうです。
そして、大自然の中で過ごす清々しさ、田舎に生まれ育ちながら大自然の中で過ごしたのは
何年振りだろうか…と思い出しながら不思議と心地い時間でした。
そして昼食は、沖縄やんばる郷土料理店へ
地味に見えるランチプレートですが、全てが沖縄で収穫した郷土料理に驚きの絶品プレートでした。
数年前、那覇市内に来た際、食事が合わず吉野家ばかりだったので、今回も食事が美味しくない場合
ゲッソリするのではないか?と心配しておりましたが、旅行中、全ての食事が絶品でした。
そして、料理の作り手が持たれているイズムや今日までのストーリーをお聞きしながらの食事だった
こともあり余計と美味しく頂きました!
こちらの郷土料理を提供されるお店は予約制ですがオススメです!!
さて、午後からはサバニ船へ!
何故、船大工になったのか…、船大工に掛ける想い、イズムなどをお聞きしていると
私達が目指している事に置き換えて、私も船大工のような「揺るがないイズム」ってあるだろうか…、
「まだまだ薄ぺらく利他精神が乏しいなぁ…」と自身と比べてしまい何故かしょんぼり。。。
しかし、船大工が実際に造られたサバニ船に乗船し、やんばる地方の交通の足であった話に耳を傾け
『すげ~なぁ…』と感動しやっぱり揺るぎないイズムとそこにある歴史が人を感動させると痛感した次第です。
職を辞して船大工になられた事を聞きますと、中川米が大嘗祭の際に献上させて頂いた歴史が
止まる、担い手という白羽の矢をかわしてきた人生を振り返りつつ、『中川米から天皇陛下も
食したエンペラーライスという名称で売ろうとか?』過去の薄っぺらい私の発言を悔いておりました。
DAY3は世界遺産の森で『カヤック&シャワークライミング』アドベンチャーです。
人生初のカヤックに少々緊張気味。延々と湖を漕いだ先の森からトレッキングです。
田舎で生まれ育ち、アドベンチャーには慣れ子の幼少期。
なぜか沖縄やんばるで初アドベンチャー体験に今日まで無趣味だった私がアドベンチャーにハマりました。
DAY3の夜ご飯は、スパイスを植え、そのスパイスの可能性を追求し、スパイスで村おこしをされていらっしゃる
農家さんのラボで皆さんとスパイスを使ったカレー作り。
昭和の家事苦手世代の私は、洗い物係として一応頑張りました。
そして、お客様と一緒にスパイスをスリスリ作業。
あまりカレーを食べる事はありませんが、人生初と言っても過言ではないスパイスカレー。
真ん中に白ご飯でダムを作り、両サイドに味が異なるスパイスカレーを注ぎ、ダムを壊しながら食べると
『うまい!』そして、ビールがうまい!おかわりをするほどの絶品スパイスカレー最高でした。
そして、やんばるに来たのだから『ヤンバルクイナ』を見なければ…ということで、やんばるの森の中にある
『アダガーデンホテル沖縄』が沖縄アドベンチャーツアーラストナイトホテル。
もしかして、すぐそこに『ヤンバルクイナ』がいるかも??ということでホテルの周囲を散策と思いきや
ホテルから歩いて10歩、時間にして2秒でヤンバルクイナを発見!
あのヤンバルクイナは仕込みではないか?という疑惑が今も残っておりますが、運よく天然記念物が見れたこと
ラッキーでした。
DAY4
帰りの飛行機が夕方であったことから、全身筋肉痛の中最終日は『辺戸岬』と『辺戸集落』を散策し
最終日のランチはThe沖縄の音楽と共に郷土料理で今回の旅を〆ました。
今回、お客様から沖縄アドベンチャーツアーにお誘いくださり、決して安くはない旅でしたが
私は、ツアー費が高額だとは感じずむしろ過去イチ大満足でした。
では、なぜ大満足だと感じたのか?田舎生まれ田舎育ちの男が沖縄まで行きアドベンチャー
アクティビティに大満足と感じたか?
やはり、そこにあったのは『ホンモノ』 『人』 『歴史』 『イズム』だと思います。
京都府内各地で眠っている地域資源やパワースポット×『プロフェッショナル+ホンモノ体験』とを
組み合わせ、バケレン施設を通じてローカルに『ロングスティされる富裕層』を呼び込み、
京都府以北部の古民家内覧から『売買』 『再生』『田舎ツーリズム』までをパッケージ化させることで
中川住研独自の『都会』から『田舎』への関係人口をもたらし、地域の課題をビジネスの手法で解決ができる
循環構築が完成するのではないかと思います。
ローカルビジネスのキーワードとして『古民家バケレン』×『地域資源の可視化』×『ホンモノ』
この3点を抑えたビジネスモデルで、そして、財務諸表に記載されない中川住研ならではを磨かねばと思います。
例えば…
●料理で感動!
『田舎に脈々と伝わる何これ的な秘伝のレシピ』を提供される方に協力を仰ごう。
●歴史ロマンに包まれて!
『その時歴史が動いた!この地域にあった伝説』などを語る地元長老に協力を仰ごう。
●伝統文化の伝承者に!
『担い手不足から地元伝統行事の継続が危ぶまれている地域 × ロングステイ富裕層と宿泊者』を企画に参加しよう。
『古民家購入 → バケレン施設開業 → 宿泊者と施設オーナーが地域行事に参加』
『私達が目指すべきビジネスモデルだなと』確かな自信が芽生えた、奇跡の森やんばる をつなぐ3つの物語を巡る旅!
でございました。
本当にお誘いくださりありがとうございました!
2024年も残すところあとわずか。
今年も色々なお客様、お取引様との出会いがあり充実した1年でありましたが、私が最も信頼し並々ならぬ
ご支援を頂いた京都府の足利課長がご病気でお亡くなりになられました。私もキャラが濃い方なので
各方面で意見がぶつかった際は、訳の分からない理由や損得、好き嫌いの意見には曲げずに生きて参りましたので
一部の方からは反感を買い、全て中川住研がいうのは否認という方が多い中事業の本質、将来性を見てくださり
手厚くご支援を賜りました。
ホスピスに転院された時にご連絡を頂き、『今、この時しかない!』と思い半ば強引にお会いさせて
頂きました。
限られた時間での面談でしたが、今日までの思い出話、数多くご支援頂いたことを感謝申し上げると共に
これから私達が目指す決意をお伝えし
写真を一緒に。。記念撮影。
そして、その数日後から既読にならず、沖縄旅行から帰ってきた翌日にお亡くなりになられました。
きっと、沖縄で見た事、経験を踏まえて更なる進化するように!とのメッセージではないかと思い
恩返しは、進化、達成、その為には精進するしかないと!!
足利課長!改めてご支援ありがとうございました!
2024年は一言でいえば『面白い一年』でありました。
まさに仕事を面白くするのは自分だ!を体感した1年でした。
少々早いですが来年も宜しくお願い申し上げます!
仕事を面白くするのは全て自分だ!
毎度オオキニ中川住研です!
地方に共感とにぎわいを