ものしりシリシリ

クイズでさまざまな知識と教養を身につけよう

あらたしき年の始めの初春の今日ふる雪のいや重け吉事

2020-12-31 02:41:24 | 日記
Q71 「あらたしきとしのはじめのはつはるのきょうふるゆきのいやしけよごと」は万葉集の最後の歌です。その意味は、新しい年の始めの、初春の今日降る雪のように、良い事もたくさん積もりますようにという意味ですが、この歌の作者は誰でしょうか。
A 大伴旅人  
B 大伴家持
C 藤原定家
ヒント 万葉集の編纂をした人と考えられています

答え B大伴家持
天平宝字3年(759年)の正月に因幡国の庁舎で、地方の役人らを招いて、新年の祝賀の宴会をしたときの歌です。万葉集の最後にこの歌をおいたところに、大伴家持の思いが感じられます。

禍福は糾える縄の如し(かふくはあざなえるなわのごとし)

2020-12-26 17:04:50 | 日記
Q70 「禍福は糾える縄の如し」とは、この世の幸せや不幸は縄をより合わせたように表裏をなすもので、幸運も喜ぶに足らず、不幸もまた悲しむにあたらないという意味の故事成語です。同様の意味の言葉は次のどれでしょうか。
A 君子危うきに近寄らず
B 君子豹変す
C 塞翁が馬

答え C塞翁が馬
「塞翁が馬」は「淮南子‐人間訓」の故事による格言です。昔、中国の北辺の老人(塞翁)の飼っていた馬が逃げましたが、後に立派な馬をつれて帰ってきました。老人の子がその馬から落ちて脚を折りましたが、そのために戦争に行かずにすみました。このように人生の吉凶は簡単には定めがたいことをいいます。

伯楽(はくらく)

2020-12-04 16:43:01 | 日記
Q69 伯楽について次のうち正しいものはどれでしょうか。
A 人物を見抜き、その能力を引き出し育てるのが上手な人
B 牛のよしあしをよく見分ける人
C 「ばくろう」とも読まれる

答え AとC
伯楽は、馬の素質の良否をよく見分ける人のことで、転じて、人物を見抜く眼力のある人のことを言います。
唐の韓愈が書いた「雑説」に「世に伯楽有りて、然る後に千里の馬有り」とあるなど、伯楽について古くからいろいろな文があります。