小麦句会 on blog

俳句「麦の会」の句会のひとつです。 ネット句会を月二回行っています。 この句会は誰でも参加できます。

第506回小麦句会投句一覧(8/7選句締切)

2023年08月02日 21時46分28秒 | 1日句会

猛暑の八月。

生き延びていますか?

来週は台風の影響もでるかもしれない。

くれぐれも用心して・・・。

 

投句一覧をお届けします。

 

大阿蘇を丸洗ひして梅雨明くる   

椋鳥に膨らむ大樹一番星     

西日濃き海に浮きたる神の島    

帰らざる故郷何処晩夏光      

土用凪瀬戸内海は絵のごとく    

大西日輪郭だけの花街立つ   

朝曇階段下りる爬虫類     

戦没者慰霊碑蟻の列乱れ    

大夕焼け将軍からかうチャップリン   

大夕焼日本は核を持たぬ国    

戻れない旅路に刻む海晩夏    

置き去りの気怠さ沖に沈む夏     

父母の家は影絵のなかに夏の果    

夕薄暑烏賊釣り船の出払つて   

暁の夏影を曳く大欅        

断捨離に残す本選る窓夕焼   

飛魚ひかるEEZのこちら側    

夏の星果ては知らぬと謂ふ寝顔      

落暉呑み竜宮城も熱帯夜    

夕焼けて浮き立つ富士のシルエット   

道の辺に奧津城一基夕焼けぬ     

電柱は十字架のごと大夕焼    

夕凪が暑い一日長くする  

炎天を押し上げ道祖神元気   

太陽の沈むや高鳴る祭笛    

海釣りの父と子の黙星流る   

明易し呼吸荒々しい大樹     

縁先へ徳利連れて星涼し   

星合の夕べ明るく西の空   

八月や石碑の由来が読み辛く    

戦場へ続く岸壁西日濃し     

大夕焼空襲のあの夜のこと    

釣り船の盆東風に揺れ浮き沈む    

逝く夏やきのふと違ふ海眺む    

海と空広過ぎる日の海月かな   

祠守って公民館のフラダンス   

痛風の土用恵比寿に手を合わす   

曳かれゆく牛の瞳や晩夏光    

夏の海に沈む石段一つ踏む   

波高き原発の海夏の果    

八月や落暉に染まるホリゾント  

夏の波出自を辿る道すがら    

 

★選句要領

選句数6句(うち特選1句)

 

締切 8月7日(月)24時

 

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選外のものでもコメントしたい句がありましたら、コメントを受け付けています。

 

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soranmugi-oomugi2017@yahoo.co.jp

 

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