小麦句会 on blog

俳句「麦の会」の句会のひとつです。 ネット句会を月二回行っています。 この句会は誰でも参加できます。

麦「句会報」への掲載句(1月分)

2018年02月08日 22時12分43秒 | 俳句雑誌「麦」

インターネット小麦句会(1月分)

おひとり一句を『麦』句会報に掲載しています。

1月分は以下のとおりです。

淑気満つ始発電車の連結器  春生

鉄骨の幾何学模様年新た  珠子

山茶花咲く父母在りし日も亡き今も  アゼリア

元日の常と変らぬ散歩道  餡子

釣糸を垂れて目深に冬帽子  泉

風の夜の厠は遠し雪女郎 幹夫

深夜バス最後尾には蜜柑箱     あちゃこ

初恵比寿深川めしをかつ込んで  アネモネ

子等の曳くリヤカーとんどの藁を載せ  仙翁

深々と礼に始まる初将棋  多実生

煤逃げのターミナル駅人恋し  道人

カスバとは凍つる夜ついはとバスか 吾郎

元朝や雀に日課のパンの屑  瞳人

年の暮娘に繋ぐ母の味  瑠璃

山茶花の空なら逃げる道がある  宙虫

冬の暮メトロポリスを猫走る  ちせい

鉄路交差貫いてゆく去年今年  敏

着ぶくれて群れをはぐれし深海魚  ルカ

数え日のヒーコーキ雲に帰る人  藤三彩

冬夕焼見たくて電車乗り過ごす  まきえっと




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