3連休です。
やっと寒さから解放されそうな予感ですが、この3連休の天気は最悪です。
でも、来週は暖かくなりそうですよ。
※結果発表は二つに分けて。
仰ぎ見る寒夕焼や金曜日 泉
〇 (多実生) やや日が伸びてきた現在、花の金曜日は明日の晴れを予告する夕焼け、休日の展開が開けます。
〇(藤三彩)ほっとする週末近し
〇(瞳人)楽しみな週末?
〇(宙虫)金曜日の実感を寒夕焼がうまく表現している。
○(幹夫)仰ぎ見るの形容により詠み手の位置が定まります。
朝ヨガの真直ぐなオーラ芯温む 瑠璃
◯ (アゼリア) ヨガから気を頂いて清々しい一日が始まりますね!
少年の冬閉じ込めて水たまり ルカ
◎(仙翁)この冬は、本当に寒い日が続き、閉じ込められるようですね。
◎(春生)「少年の冬」という捉え方が句を深くしている。
○(まきえっと)冬閉じ込めるが良いですね。
○(敏)「少年の冬」がどんなものか想像の域を出ませんが、どことなく哀愁の漂う世界です。
○(瑠璃)少年の冬を閉じ込めるという表現が面白い。
○(幹夫)当に少年の閉ざされた冬の心のような澱む水たまりの写真の景です。
ロボットが起動する街冬夕焼け 宙虫
○(道人)確かに、この景は大きいけれど無機質です。
◎(敏)昼間の人間界が幕を閉じると、後はAIの支配する世界…。近未来を予告するような、手塚治虫的俳句といったら良いでしょうか。
○(瑠璃)これからはロボットがもっと活躍する時代になるのでしょうか?
○(アネモネ)世相を詠んでなかなかです。
大雪の警報ジャブ打つ低気圧 藤三彩
〇 (多実生) 孫の住む北陸はジャブの次の大雪です。
〇(珠子)今年の冬が寒かったのは低気圧が鍛えていたせいだったのか。そろそろ勘弁してほしい。
○(泉)この冬は本当に寒い日々が続きます。
○(ちせい)季語は「雪」。何か現代詩のようなオーラも感じました。
頭を揃え出を待つ車雪の朝 敏
○(ルカ)頭を揃え、の写生がよかったです。
〇(珠子)雪だろうがというか、雪だからこそ需要の増えるタクシー。配送トラックの運転士は命がけです。「ズを揃え」としたところに運転士の覚悟を感じます。
○(泉)雪の朝は、タクシーの利用者が多くて、多忙なことでしょう。
◎(幹夫)タクシー会社の始発待つ景が佳く詠まれている。朝の一面の美し積雪が目に浮かぶ。
冬夕焼どこか遠くでわらべ歌 多実生
〇(仙翁)いい景色ですね、面白いと思います。
○(道人)怖い怖いわらべ歌でしょうね。
◎ (アゼリア) 何の歌でしょうね。ふっと涙ぐんだりしそうです。
〇(春生)「わらべ歌」が聞こえてくるような所、温かみがある。
○(まきえっと)「わらべ歌」を連想するところに○
○(瑠璃)懐かしく温かいティストです。子供の頃を思い出します。
○(泉)本当に遠くから、わらべ歌が聞こえて来そうな光景です。
二人で飲む夜明けのコーヒー町凍てる 餡子
〇 (多実生) こんな事も記憶の彼方です。
◯ (アゼリア) 外は寒くても、心はホットで寒さ忘れそうです。
◎(アネモネ)「町凍てる」の鳥瞰的な視線がいかにもです。
〇(宙虫)夜明けのコーヒー。随分お世話になったフレーズ。町凍てるという冷静な目線が面白い。
(選外)(藤三彩)仲いいのかな、誰との珈琲?
旅の鳶夕日落として氷面鏡 道人
○(ちせい)季語は「氷」。旅の鳶とは印象的ですね。
寒落暉戦の国の夜が明ける 珠子
〇(仙翁)何かきな臭い、いやな状況になっていますね。
〇(藤三彩)いつの世も戦はなくならない
○(餡子)いよいよ戦でしょうか。何かが始まろうとしているような気がする。
皆既月食寒波に凍る潦 アネモネ
〇 (多実生) この間の皆既月食、寒空を見上げました。
〇(春生)最近の出来事と結びつけて、写真に広がりを持たせました。
早番の春あけぼのにペダル踏む アゼリア
○頑張れー!と思わず応援。
○(まきえっと)一日で一番冷える頃ですね。頑張れ。
◎(珠子)雪だろうが大寒波だろうが、早番の職場へ自転車をこぐ・あけぼのへこぐ。仕事とはそういうものですね。ありがとうございます。
◎(瑠璃)寒そうですが、それに負けない春らしいうきうきとした快活さが伝わってきます。
○(泉)寒い中、早番のお勤めご苦労様です。
〇(瞳人)いち早く春を感じさせて頂いて
○(幹夫)健康な早朝だ。春暁の景が美しい。
春暁の夢めぐり来る深夜便 瞳人
(選外)(ちせい)季語は「春暁」。あかつきと深夜は親和性があると思ったのですが、類似性ゆえの忌避感もあると思いました。
石畳朝日を弾く薄氷 仙翁
◎ (多実生) あまりお目に係れませんが石畳に溜まった水が氷る。朝日に輝く道路が想像できます。きっと綺麗でしょうね?
◯ (アゼリア) この寒さでは昼になっても溶けそうにないですよね。石畳と表現したところが上手と思いました。
〇(餡子)氷の張る朝。でも、朝日が昇り始める一日の負けない気持ちが伝わりました。
〇(春生)写真そのままに、しっかりと詠いだしています。
○(敏)朝日に輝く薄氷が良く見えてきました。
○(ちせい)季語は「薄氷」。石畳には何か他の物もあったのかもしれません。
○(幹夫)薄氷の景が素直に詠まれている。
信号は青に朝明け都鳥 敏
町すでに明りちらほら冬茜 幹夫
○(アネモネ)「ちらほら」が常套的ですが素直で好きです。
人工のそぐわぬ灯春を待つ まきえっと
○(敏)「人工のそぐわぬ灯」とは自然界には有り得ない光源を指しているのでしょう。「春を待つ」に希望が見えます。
冬青空インド映画にタクシーで 宙虫
○(道人)この寒さ、映画は観に行きたくなりますが、インド映画とは吃驚。しかもタクシーで。発想の広がりすごいですね。
◎(ルカ)まさかの発想。面白いです。
〇(藤三彩)「踊るマハラジャ」のノリですね
○(アネモネ)インド映画いいですね。
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