日本よりも中国の方が安全・安心？ 新幹線事情

日本の新幹線で痛ましい事件が "また" 起きてしまいました。

被害に遭われた方々のご冥福をお祈りします。

９日夜、新横浜駅と小田原駅の間を走行中の東海道新幹線の車内で乗客が相次いで刃物で切りつけられ、男性１人が死亡し女性２人がけがをした事件で、逮捕された22歳の男は複数の刃物を車内に持ち込んでいたことが警察への取材でわかりました。警察は、計画的に事件を起こした可能性もあると見て調べています。





日本と中国の鉄道を比べてみると

中国では新幹線の駅構内で必ず全員に飛行機並みの「保安検査」を行っています。

今回のように刃物を潜ませていてもＸ線検査で引っかかるので

車内への持ち込みはできなかったと思います。

《新幹線だけでなく、すべての地下鉄駅のすべての入り口で保安検査をしています》

だから日本よりも中国の方がより「安全・安心」に新幹線を利用できると思います。



思いおこせば、日本では日本人の高いモラルに大きく依存した社会の仕組みが構築されています。

だから駅に保安検査がなくても、無人駅があっても、

安全・安心に鉄道を利用することができました。　

いえ、できていました。

いや違う、できていると思い込んでいたのです。




数年前、日本の新幹線の中で液体を車内に持ち込んで焼身自殺を図った事件がありましたし、

今回は刃物による殺人事件が発生してしまいました。

「一部の心ない人による犯行」で済ませてしまうのではなく

安全・安心に日本の鉄道が利用できるように

仕組みを変えていく機会になって欲しいと思います。

いつでも、誰でも、犯行を起こそうと思えばできてしまうのが今の日本の鉄道です。



環境も時代も個人の考えかたもすっかり変わってしまいました。

今までのように個人のモラルに頼りきったしくみは

もうとっくに時代遅れなのだと思います。

次の事件が起こる前に・・・。



上海に住んでいてよくわかるのですが、

中国の方が安心だと思うくらいです。