都市対決の第56弾は、
名物菓子・土産菓子の対決。
最近はやりのオシャレなもの
じゃなくて、
定番のものとか、いかにもと
いうようなもの対決。
その1
ういろう VS 雷おこし
定番中の定番だ。
ちなみに、小田原もういろうを名物
としているが、
小田原の名物のういろうは、元々は
お菓子ではなくて、
薬の方の外郎(ういろう)だった。
名古屋のお菓子のういろうが
江戸時代はじめ頃からずっと
有名だったので、
それにあやかって、小田原でも、
明治時代から、お菓子のういろうを
作るようになったのだ。
名古屋のういろうは、外観が薬の外郎
に似ていたので外郎餅(ういろうもち)
などと呼ばれていたのが、ういろう
と言われるようになったもの。
京都のういろうも幕末からで、名古屋
のういろうに比べればかなり新しい。
名古屋のういろうは、他の地域のもの
とは異なり、米からできる米粉を主原料
にするのが一般的。食感は、餅のような
弾力があり、庶民的な店では黒砂糖を
使ったものも多い。
雷おこしの名は、雷門を由来とし、縁起物
として売られていた。サクサクとした食感
が特徴。
その2
それぞれが、正に、名古屋と東京
の名を冠した著名菓子。
その3
えびせんべい ゆかり VS 人形焼
えびせんべい ゆかりは、甘党の人にも
辛党の人にも気に入ってもらえ、
持ち運ぶ際も、軽くて、型崩れしない
ので、お土産には最適。
江戸前期から伝わる「えびはんぺい」
に着目して出来た「生せんべい」が
発展し、明治時代から愛知県知多郡
横須賀(現 愛知県東海市)で売られる
ようになった。
人形焼は、カステラにあんこなどを入れて
焼いた和菓子。東京の日本橋人形町が
発祥地とされ、この名が付いた。
その4
両方とも、ひよこを模したかわいらしい
姿をしている。
特にぴよりんは、藤井聡太八冠が
対局の際のおやつとして「ぴよりん
アイス」を注文したことから全国的に
話題になった。