中国武術と日本武道を
書籍によって
対比していく企画。
私の蔵書は、
そんなに大したことは
ないが、それでも、
この企画で紹介する
書籍群によって
中国武術と日本武道の
思想・理合・技法・奥義
(極意)などが
ほぼ明らかになることは
間違いない。
その13は、
大部かつ最高水準の
書籍対決
そして、
蘇イク彰老師
対 黒田鉄山師範
「拳藝論螳螂拳編」
「太極拳内景経」
(両書とも
蘇イク彰著、野田久貴訳)
対
「居合術精義」
「劍術精義」
(両書とも黒田鉄山著)
いずれも大部かつ
最高水準の武術書。
蘇イク彰老師の
太極拳内景経、
黒田鉄山師範の
居合術精義、劍術精義は
豪華本。
黒田師範の書は、
民弥流居合術、駒川改心流剣術
の解説書だが、
流派の枠を超えて、
居合や剣術で
何をやったらいけないかが
網羅されており、
日本武術の最高水準を
示している。
ただ、
蘇老師について八極拳、
黒田師範について柔術の
解説書が
著されていないことが残念。