名古屋市内公立トップ6
のうち
高校研究で紹介してない
最後の高校が
愛知県立千種高校だ。
ただし、
を既にやっているし、
これまでの記事でも
折に触れて千種高校は
出てきている。
まず、校名であるが、
「ちくさこうこう」では
なく、
「ちぐさこうこう」で
ある。
名古屋市では、
千種区は「ちくさく」、
千種駅は「ちくさえき」で
あるが、
千種高校は「ちぐさこうこう」
である。
(ただし、名古屋市民でも、
きちんと区別できておらず、
「ちくさこうこう」と呼ぶ
人は多い)
また、千種高校は、
千種区ではなく名東区に所在
している。
元々は千種区だったのだが、
名東区が千種区から分離した
際に、千種高校の所在地は
名東区内になってしまった。
この辺は、
愛知県立昭和高校が、元々は
昭和区内に所在していたのが、
瑞穂区が昭和区から分離した
際に、
昭和高校所在地が瑞穂区内に
なってしまい
瑞穂区の昭和高校になって
しまったのと同じである。
千種高校は、
大学区時代には新設高校で
あった。
設立当初は校舎も完成して
おらず、
明和高校の古い木造校舎を
借りて授業を行い、
千種高校生に色々と葛藤が
あったことは、
にて書いた。
学校群時代になると、
千種高校は、
2群で旭丘高校、1群で菊里高校
と組んだため
愛知県で大学進学実績がトップ
の高校となった。
(わが妻は、この頃に、2群
を受験して、千種高校に
進学振り分けされた)
複合選抜制度になって
からは、
千種高校の入試難易度や
大学進学実績がやや沈静化し、
現在は、名古屋市内の
公立トップ6の中の6番目の
位置にある。
千種高校が学校群時代に
比べて格落ちした理由
としては、
千種高校が自由すぎる高校
であるためだと
よく言われる。
ほぼ全てについて
生徒の自主性に任されて
いるため、
千種高校に対する在校生・
卒業生・保護者の評価が
完全に二分している。
自由で最高という評価が
あるのと裏腹に、
何でも自由気ままでいいわけ
じゃないと
憤慨している評価もある。
かつて、
名古屋市内の公立高校の
中で
最後まで男子生徒に坊主刈り
を強制し、
生徒たちから
厳しい生徒管理を批判されてきた
千種高校が現在のような極端に
自由な高校になってしまったのが
不思議な気もするが、
これも時代というものなのかも
しれない。
大学進学実績で
瑞陵高校に
結構な差を付けられた千種高校
が、この先、
今の状態を維持するのか、
再復活するのか、
更に落ちていくのか、
興味が尽きない。