地価はまた下がる
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大手鑑定業者社長の書
(ただし本人は不動産鑑定士でない。
奥さんを鑑定士にしていたとは、
この書で初めて知った。)
「地価はまた下がる」との書名であるが、
将来的な地価動向の分析を事細かに書いてあるわけではない。
したがって、
その辺に期待して本書を買うと
肩すかしされたような感じになるかも。
かつての列島改造時代からの地価の変遷を
色々な指標を元に解説してあり、
むしろ過去の経緯を
手っ取り早く知るには好都合の書。
第13章は自伝? か。
地価にまつわる広範囲のことを
さらっと目を通しておきたいヒトにとっては
コンパクトにまとまった便利な書である。
不動産鑑定士について若干イヤミっぽく書いてるとこもある。
(イヤミだと気付かない鑑定士もいるかもね)
でも、良い本だと思うよ。