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葉織る。

言葉の中にそれを紡ぎ織った人が見えても、それは虚像かもしれない。

運動「しない」キッカケになってないか。

2021-04-11 10:02:32 | 養生

 先日、「今でしょ講座」でやっていたウォーキングの特集を録画して観た。
 この手の番組は尺を稼ぐための演出及び既知の情報が多いので、タレントさんには申し訳ないが録画して早送りで観る方が効率がいい。
 いや、「知ってることがほとんどなら観ること自体が無駄だろう」と言われそうだが、ごくたまに参考になる情報があったりするので、気分が乗ると観てしまうのだが、今回に関しては、情報が正しく伝わるかどうかよりも、その場で盛り上がることの方が優先されるというバラエティ的な純度が高かったなあと感じた。

 そういえば私自身はこのブログで、健康に関する具体的な方法をあまり書いていない。
 何故なら、トレーニングや食事など養生に関する情報提供は、しっかりと歯応えがある方が良い、手軽さが優先されるべきではないと思っているので、私がブログに取り組む姿勢とは少々食い違っているからだ。

 まあ時々身体操作系のネタを扱いたくなることもあるのだが、これはちょっと間違えるとオカルト方向に突っ込んでいくので取扱い要注意の案件である。
 奇しくも最近でいえば、「歩く」ことに関して3月末頃からかなり感覚が変わってきて、それはストレッチによる柔軟性の向上と、そのための意識付けが動きにも影響してきたからだと思うのだが、この辺のことを正確に言葉で伝えようとすると気が遠くなるのでパスさせてもらおう。

 だからまあ、バラエティ番組が健康情報を扱う際に、とりあえず面白さや手軽さを優先するのは仕方ないのかなとは思うが、良いことでもないと思う。
 例えば「まずは視聴者の皆様に関心を持ってもらうことが大事」という言葉をよく聞くが、「関心を持った、その先」に、何があるのだろうか。

 それこそウォーキングでも筋トレでもストレッチでも、それを観た人が、「やってみよう」という気になるだろうか。
 断片的な記憶と「何やら難しそう」という印象しか残らず、「うっかり手を出さない方がいいかもしれない」と、むしろ「運動をしない理由」の強化になってはいないだろうか。
 いやそれ以前にタレントさんが騒ぐのだけが目について、肝心なことは覚えていなかったりするのではないか。
 というかそもそも「タレントさんが楽しく騒ぐことで運動の辛いイメージを緩和しよう」という発想に無理がある。

 本来、身体を動かすことはそれ自体が楽しいのだ。
 高齢化と運動不足が並行して進んでいる昨今、健康、特に運動に関する情報は、そういうスタンスで提供してほしいと切に願う。

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