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葉織る。

言葉の中にそれを紡ぎ織った人が見えても、それは虚像かもしれない。

オーバーワークは敵ではない。

2021-04-04 09:33:07 | 養生

 筋トレといえば、「週3日、10回×3セット」というのは定番のフレーズだろう。

 だが筋肉への刺激量が適切であれば、行うのは週3日でも週6日でも、週単位での総負荷量が同じであれば効果も同じらしい。
 考えてみれば体操選手などは筋トレ同然の動きを毎日練習しているわけで、週3日以上のトレーニングが即オーバーワークだとしたらどんどん筋肉が減っていくことになってしまう。

 まあ「効果が同じなら週3日でメニューを組む方が楽」という人はそれで良いのだが、私はなるべく毎日同じメニューをこなすようにしている。
 それは単純に身体を動かすのが好きだからだが、毎日の方が習慣化しやすいという意味もある。

 で、オーバーワークに注意しながら時折メニューをマイナーチェンジしているわけだが、2月頃からか、どうも筋力が伸びない、というか寧ろ落ち気味な感覚があったので、半月ほど前から泣く泣く筋トレ系の動きを週3回にしてみたら、関節の可動域や痛みが軽くなってきた。
 というか「あ、ちょっと痛くて動かせてなかったんだ」ということに気付いた。
 オーバーワークはこんな風にジワジワと忍び寄ってくるのである。

 だがここで私が言いたいのは、「だから運動のし過ぎには気を付けましょう」ということではない。
 寧ろ逆である。
 いやまあ本気で競技に取り組んでおられる方なら、確かにオーバーワークには注意するべきだろうが、そういう人には私ごときが言うまでもないだろう。

 世の中には、運動すれば解消するような心身の不調を抱えながら「でもやり過ぎたら逆効果だし」といってほぼ運動しない方が山のようにいらっしゃるのである。
 そんな方々に言いたい。
 試合を控えているわけでも記録更新を狙っているわけでもない人が、多少の運動をしたところで深刻なオーバーワークになることはまずありません。
 危ない兆候があれば大抵は気付くし、それは運動の量よりも質の問題であることがほとんどなので、気付いた時点で休むなり修整すれば良いのである。

 運動をしない人の決まり文句に「どんな運動を、どのぐらいやればいいのか分からない」というのがあるが、そんなものは運動をしないことには分かりようがない。
 いや、なるべく効率よく効果を上げたいという気持ちは分からないでもないが、それが最優先事項になるといつまでたっても始まらないのだ。
 だからコスパは2番目にして、まずは身体を動かすことを楽しむ方がいい。

 ちなみに私は、またいずれ「毎日同じメニューをこなす」ことが出来るように調整中である。

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