以前にこんな記事を書いた。
あれからほぼ4ヶ月。
ついにカミさんが「ゼルダの伝説」をクリアーした。
23日だったか。
仕事を終えて帰宅すると、カミさんから「魔王を倒した」と聞いて、そのラストバトルを観られなかったのがちょっと残念ではある。
カミさんはあまりアクションは得意ではないのだが、終盤に入ってからは武器の間合いをかなり精確に把握していたので、そこそこ無駄のない戦闘が出来ていた。
加えてアイテムも十分に揃えていたので、本人としては「思ったより楽」に魔王を倒せたらしい。
まあとにかくこれでハイラル王国の平和は守られた、ということか。
ただ、完全に外野の立場でゲームの進行を観ていると、今更のように疑問もわいてくる。
例えば主人公が色々なミッションをクリアーすると、女神様やら何やらがHPだのスタミナだのを増やしてくれるというのは、ゲームではお約束である。
だが、そんな超越的な力を持った存在なら、その気になれば簡単に魔王を倒せるだろう。
にも関わらず、「女神様が直接手を下して魔王を粛清」したりしないのは何故か。
いや、そんなことをされたらゲームが成り立たないというのは勿論なのだが、それ以上に「高次の存在にとっては、魔王は絶対的な悪ではない」可能性があるのではなかろうか。
などという、善悪の二項対立に飽きた中高生のような疑問を口にすると、カミさんは面倒臭そうな顔をするのである。