私の手元にあるコブクロが出演したラジオの
録音テープの中で、一番古いのが2001年11月24日の
「カフェノエビア CHAGE&ASKA What's hot!」
という番組です。
カフェの中で、その日のテーマに沿って
話を進めていくという形で放送されていた番組で、
それに、コブクロがゲスト出演したという訳です。
当時からコブクロが大好きでしたが、今ほど
コブクロ情報を追いかけていた訳ではなく、
CHAGE&ASKAの番組だから残っていたテープです。
この日、ASKAさんが詞書きのためにお休みだったのが
悔やまれてしょうがないんですけど、
大好きなCHAGE兄と大好きなコブクロが共演している
私にとっては大切な宝物!!
そのテープ起こしをしてみました。
小渕くんも黒田くんも緊張している様子ですが、
ミュージシャン同士で、同じ2人組みの会話、
とても内容の濃いお話でした。
CHAGE(以下C)
:何かねぇ、向こうの席に昔のおれたちを見ているような
コンビがいるんですけどもねぇ、なんかいいですねぇ。
夏にお会いしましたね、コブクロのお2人です!どうも!
小渕くん(以下、小)&黒田くん(以下、黒)
:よろしくお願いします~
C:今日はすいません、ASKAがいなくてですねぇ。
くれぐれもよろしく、と。
小:ありがとうございます。
C:夏のイベント、どうもお疲れ様でした。
小:ご一緒させて頂いて。
C:まずちょっとあの、コブクロさん、分けましょう!
まずは??
小:背が小さい方ですね。(後ろで黒田くんの笑い声)
コブクロの小渕健太郎でございます。
よろしくお願いします。
黒:背が大きい方です。黒田俊介です。
よろしくお願いします。
C:で、2人の「コブ」と「クロ」を取ってコブクロ。
小&黒:そうです。
C:どうしよう(笑)(一同笑)
いや、おれもね、人のバンド名とやかく言えないけど
CHAGE&ASKAですから(笑)
黒:一緒ですよね、基本は。
C:ゆずもそうだし、男2人のデュオっていうのは
ひねらなあかんのやないかと。
元々はおれ、狩人が悪いんやないかと思うんだけど
(一同笑)
でも、コブクロにしようってどっちが?
小:僕、小渕が言い出しましたね。
C:真剣にネーミング考えたんだ、やっぱり。
小:ものすごい考えた結果。
C:ほんとに~。あと2つくらい残ったやつあるの?
小:ありますねえ。
C:なになに??教えて!!(後ろで黒田くんの笑い声)
小:恥ずかしいんですけどねぇ。
C:言って言って!
小:スプーンっていうバンド名があったんですよ。
今思うと、ほんとにスプーンでいっとけば良かったかな
ってのあるんですよね。
黒:うそ~ん。
C:何でスプーンやの?
小:あのね、やってる音楽自体がちょっとずつ見えて来た
ぐらいに、あんまり、僕等アコギ弾いてるけど
フォークなイメージだけではない。
C:うんうん。
小:でも、詞とかはナイフみたいに尖ってない。
真ん中とってスプーンでどう?っていう。
C:爆笑
黒:(笑)人のそういう色んな心すくっていきたい。
C:フォークとスプーンの・・・。
小:フォークでもナイフでもないから
スプーンかなっていう。
C:なるほど~。それ、スプーンにしよう!
小&黒:(笑)
C:それと、もう一つは?
黒:なんか、ねずみのと何とかって言ってたやん。
小:黒田の声が牛みたいって思ってて
なんか○○○○○(聴き取れず)&ねずみのラット・・・
黒:かっこ良すぎるでしょ。全然もうあれなんですけど。
C:で、黒田、コブクロで行こうぜって、
黒田くんはいいよ!って思ったの?
黒:いや、でもだからデモテープを作ろうってなった時に、
一応その帯にバンド名みたいなの書かなあかんでしょ。
C:うんうんうん。
黒:ほんでそこに急遽書こう!ってなったのがコブクロなんです。
C:分かる!!それでもう行っちゃうんだよ。
黒:そうなんです!
C:はじめこれ、仮だと思ってたんだよな。
黒:そうなんです。ほんでそれを100本くらいデモテープ
作ってそれがはけたんですよね。
ほんで次の週に行ったら、
「すいませんコブクロさん」って呼ばれたんですよ。
は~っと思ってしまった。もうちょっとちゃんとと思って。
C:いや、そういうもんよ。
おれたちもデビュー当時チャゲ&飛鳥って行った時に、
当時ヤマハにいましたからヤマハで
会議があったらしいですもん。
ほんとにこれでデビューしていいのかって。
飛鳥はまだいいけどチャゲって・・・。
チャゲ&のチャゲっていいのかほんとにって。
大変な会議になったらしいですけど。
でも、もう馴染みましたね、コブクロもね。
小:そうですね。そう言って頂けたら。
C:メジャーデビューしたの今年の3月?
小:はい。
C:もっと前からさあ、おれもう5年くらい
やってる感じがするの。何故なんだろう。
小:でもインディーズ長かったですよね、僕ら。
3年近くはずっとやってたんですけど。
C:そうかそうか。
そもそも、2人の出会いっていうのは?
小:ストリートライブです。
C:やっぱストリートで。
小:はい。
C:お互いやっぱ別々でやってたんだ。
小:はい、別々でやってました。
黒:はい。
小:商店街が同じ商店街だったんですけど。
ライバルなのか仲間なのかって感じなんですよ、最初。
C:分かる。おれたちもそうだもん。
別々でやってて、何か気になるやつが居るなと思って声かけて
ま、だいたい同じだよな。2人な、そういうのな。
小&黒:はい。
C:で、小渕くんは元々セールスマンだったの?
小:はい、セールスやってました。
C:なんで。
小:4年間営業マンをやってました。
C:あのね、これ僕ASKAと話すんだけど、僕らって
サラリーマンの経験ないんですよ。
学生の時からそのままデビューしちゃったから、
サラリーもらってとか上司とか会社の色んなものとか
そういう経験が全然ないから羨ましいなと思って。
詞を書く時とかに生きてるでしょ、やっぱり。
小:生きてますね。やっぱり今持ってる曲でも
3分の2くらいは、その時のことが。
C:だよね。だから僕ら学生から急にプロってなっちゃったから。
間がないですから。学生の時の詞を書いて、
あとプロの時の気持ちを書く。
で、自分がサラリーマンやってる時の詞がないからねって
2人で話してるんですよ。
あの時どっちかやっときゃ良かったなっていうね。
黒:なるほどね。
小:だから異常に嬉しかったですね。
デモテープが売れたりするっていうことが。
何かサラリーマンやってると色んなものを販売して
みたいなことがあるんですけど。
C:同じ売れるでも違うもんね。
小:ぜんっぜん違うんですよ。
自分がイチから作ったものをっていうのは。
C:そうだよね。要するに形のないものから
作ったものがお金になるっていうのが。
小:そうなんですよ。
C:これはもう、確かにそうだね!
さて、エール、轍に次ぐ3枚目のシングルなんですけど
僕、聴きましたよ。いいですね!!
小&黒:ありがとうございます。
C:ラブソングじゃないですか。
小:はい。
黒:そうです。
C:ちょっとこれ聴いてみましょう。
これいつ発売でしたっけ?
小:11月21日です。
C:発売したばっかりですね。コブクロで「YOU」
C:コブクロで「YOU」
あの、ラブソングをやろうと思ったの?今回は。
小:そうですね。出来たのは今年頭なので、
それがシングルになるとも思わず書いてた曲だったんですけど。
C:あのね、僕らも2人組みなんでどうしても声の成分を
やっぱり聴いちゃうんですけど、いい混ざり具合ですね。
小:ああ、そうですか。
C:やっぱり気持ちいいでしょ、2人で歌ってて。
黒:気持ちいいです。ライブとかやっててたまに
僕の声なのか小渕の声なのか分からへん瞬間ってあって
最近それすごく増えて来たんですよ。
C:それ、いいことですよ。でね、轍もエールもそうだけど
下ハモをいくじゃないですか。
あれって非常にいいんです。やっぱデュオは。
小&黒:はぁ。
C:でね、お客さんも安心するんです。
ま、どうしても上にいかなきゃいけないみたいな
感じがあるけど、ビートルズもそうですけど
下ハモを凄く丁寧に完成させていくんですね。
これってね、デュオしか出来ない特権ですからね。
だからそういうの、溶け具合が
チャゲアスにすごく同じなんだなあって。
小:いや~、嬉しいです。まじで。
C:いや、ほんとほんと。
黒:嬉しいです、これ。
C:でも、今24でしょ。落ち着いてますよね。
おれが24の時こんなんじゃなかったもん、おれたち。
小&黒:(笑)
C:もう今頃コーヒーカップこぼれてますもん。
小:(笑)それはどうなんですか(笑)
C:マイクは落ちてます。そしてディレクターから
二度と来るな~!ってマネージャー怒られてましたもん。
でも、今楽しいでしょ?
小&黒:そうですね。
C:学園祭とかもやってるんでしょ?
小:はい、今年16校まわらしていただいて。
C:どう、面白い?
小:面白いですね~。
C:おれたちもやったよ、女子大限定で。
一同:爆笑
小:なんかちょっと近いものを感じるんですけど(笑)
C:そりゃ楽しまなきゃ。
じゃあ今ですね、この番組自分だけのくつろぎの場所
ってことで進めているんですけど、
2人にとってくつろぎの場所っていうのはどのへん?
小:くつろぎの場所・・・
C:多分ずっと今2人じゃない。
で、1人きりになる時どこがいい?
黒:僕はマンガ喫茶ですね。
C:マンガ喫茶?
黒:マンガ大好きなんですよ、僕。
C:いいね~!
黒:いいですよ。
C:ああそう。
黒:で、横の人とかもマンガ読んでて気にしてないので
すごくリラックス出来ますね。
C:何時間くらいいるの?
黒:休みの日とか5時間、6時間くらいいますね。
半分寝かけで、とかね。
C:そうなんだ。どのへんのやつ読むの?
黒:僕、格闘技マンガがけっこう好きなんですよね。
小:僕は本当にくつろぐとしたら家であったりするんですけど
街中の交差点に立ってる時って
すごい自分が好きなんですよね。
C:そりゃお前、警官になりゃいいじゃん!
一同:(笑)
小:いや、そんなことで(笑)
別に何か○○(聴き取れず)てるとか
そういうことじゃなくてですね、
いつも曲を書こうと思ってながらも、その時は
書こうと思わなくても詞が出てくるみたいな
そういう時があって、すごい好きなんですよね。
C:スクランブル交差点、真ん中にいたい!
小:ああ、いたいですね~。
黒:俯瞰で自分を見てるわけやね(笑)
C:人間、ヒューマンスクランブルみたいな、
人間交差点みたいな。
小:くら~い話になって来ましたね(笑)
C:さて、今後のコブクロ、僕は僕らね、
デビューして23年なんですが、
やっぱりどんな音楽やっていきたい?
2人しかいない訳じゃない。
黒:はいはいはい。
小:そうですねぇ。
C:あんまり考えないか。
小:逆に今言われてふっと考えますよね。
黒:でも何年経ってもライブはしときたいなあって。
C:それ、大事ですね。
黒:全国津々浦々色んなとこ回って
ライブと言えばコブクロって言ってもらえるまで
やりたいなと。
C:あのね、ライブのお客さんっていうのは
最高のプロモーターになりますからね。
黒:そうなんですね。
C:そしてその恩返しのためにステージに立って行くっていう。
この繰り返しが一番、お互いにいいエネルギーをお互い
出したり貰ったりしている関係ですからね、
いいと思いますよ。
小:ああ、分かります。そうですね。
C:じゃあもうライブなんか年間どれくらいやろうとしてるの?
黒:今で、それくらいやったんですかね。
小:すごいと思います。月で10本、20本は。
C:まじかい。
小:小さいライブも入れれば。
黒:100本じゃきかないと。
C:100本じゃきかない?
黒:きかないです。
もう、ちょこちょこちょこちょこ歌ってるんで。
C:おれたち23年やってるけど、今回のツアーで
やっと1000本なのよ。
黒:えっ?
C:うん、やっとホールツアーで1000本。
多分お前たち500本くらいいってるんじゃないの?
黒:でもストリートの時は1日に5時間とか歌ってたんですよね。
小:で、3ステージに分けてやってたんですよ。
例えば、大阪の京橋・ひっかけ橋・天王寺ってあるんですけど。
C:はいはいはい。
小:それを毎日、4、5日週でやってたんで、
週で15、6本のライブ。
C:じゃあ人前であがることはまずないな。
黒:逆に緊張感がなくなることが怖いですね、人前で。
C:ああ、おれたち全くないもん。
一同:(笑)
C:楽屋戻ってから緊張するんだもん、終わってから。
一同:(笑)
C:これ、いかんよなと思う。全くないのよね。
(ライブ告知、中略)
楽しいおしゃべりはつきませんが、
そろそろ時間となりました。
このカフェでのひと時はどうでしたか?
小:何かこんな風に面と向かってお話出来るなんて
という感じなんですけど。
C:なーに言ってるんですか。
黒:もっと聴きたいことがいっぱいあったんですけど。
C:コブクロ、番組持ってないの?
小:僕らは一応レギュラーはありますね。
C:あるでしょ、呼んでよ!
小:うおぉ~~!!!!(拍手)
C:頑張ってね。本当に他人っていう感じがしないんですよ、
コブクロに関しては。
遠くから明子姉さん状態で見守ってますから。
小:ありがとうございます(笑)
C:頑張って下さい!コブクロのみなさんでした。
ありがとうございました。
小&黒:ありがとうございました。
~番組のエンディングにて~
C:今日はコブクロも来てくれたし。
さっき、帰る時YAH YAH YAH歌いながら
帰って行きましたよ(笑)なんかいい青年たちですね。
昔の自分たちを見ているような気がしてね、
何か気になる存在なんですよ、コブクロっていうのは。
どうもありがとうございました。
以上で終了です。いかがでしたでしょうか。
やっぱりミュージシャン同士だから、
同じ2人組みだからというお話がたくさんあって
他では聴けないお話なんじゃないかなあと思います。
そしてCHAGE兄のコブクロに対する愛情(?)が
ものすごく伝わってくるのも嬉しい!
今度はぜひASKAさんも一緒に、
C&Aとコブクロでじっくり語り合うのを
聴きたいなあと思う次第です。
録音テープの中で、一番古いのが2001年11月24日の
「カフェノエビア CHAGE&ASKA What's hot!」
という番組です。
カフェの中で、その日のテーマに沿って
話を進めていくという形で放送されていた番組で、
それに、コブクロがゲスト出演したという訳です。
当時からコブクロが大好きでしたが、今ほど
コブクロ情報を追いかけていた訳ではなく、
CHAGE&ASKAの番組だから残っていたテープです。
この日、ASKAさんが詞書きのためにお休みだったのが
悔やまれてしょうがないんですけど、
大好きなCHAGE兄と大好きなコブクロが共演している
私にとっては大切な宝物!!
そのテープ起こしをしてみました。
小渕くんも黒田くんも緊張している様子ですが、
ミュージシャン同士で、同じ2人組みの会話、
とても内容の濃いお話でした。
CHAGE(以下C)
:何かねぇ、向こうの席に昔のおれたちを見ているような
コンビがいるんですけどもねぇ、なんかいいですねぇ。
夏にお会いしましたね、コブクロのお2人です!どうも!
小渕くん(以下、小)&黒田くん(以下、黒)
:よろしくお願いします~
C:今日はすいません、ASKAがいなくてですねぇ。
くれぐれもよろしく、と。
小:ありがとうございます。
C:夏のイベント、どうもお疲れ様でした。
小:ご一緒させて頂いて。
C:まずちょっとあの、コブクロさん、分けましょう!
まずは??
小:背が小さい方ですね。(後ろで黒田くんの笑い声)
コブクロの小渕健太郎でございます。
よろしくお願いします。
黒:背が大きい方です。黒田俊介です。
よろしくお願いします。
C:で、2人の「コブ」と「クロ」を取ってコブクロ。
小&黒:そうです。
C:どうしよう(笑)(一同笑)
いや、おれもね、人のバンド名とやかく言えないけど
CHAGE&ASKAですから(笑)
黒:一緒ですよね、基本は。
C:ゆずもそうだし、男2人のデュオっていうのは
ひねらなあかんのやないかと。
元々はおれ、狩人が悪いんやないかと思うんだけど
(一同笑)
でも、コブクロにしようってどっちが?
小:僕、小渕が言い出しましたね。
C:真剣にネーミング考えたんだ、やっぱり。
小:ものすごい考えた結果。
C:ほんとに~。あと2つくらい残ったやつあるの?
小:ありますねえ。
C:なになに??教えて!!(後ろで黒田くんの笑い声)
小:恥ずかしいんですけどねぇ。
C:言って言って!
小:スプーンっていうバンド名があったんですよ。
今思うと、ほんとにスプーンでいっとけば良かったかな
ってのあるんですよね。
黒:うそ~ん。
C:何でスプーンやの?
小:あのね、やってる音楽自体がちょっとずつ見えて来た
ぐらいに、あんまり、僕等アコギ弾いてるけど
フォークなイメージだけではない。
C:うんうん。
小:でも、詞とかはナイフみたいに尖ってない。
真ん中とってスプーンでどう?っていう。
C:爆笑
黒:(笑)人のそういう色んな心すくっていきたい。
C:フォークとスプーンの・・・。
小:フォークでもナイフでもないから
スプーンかなっていう。
C:なるほど~。それ、スプーンにしよう!
小&黒:(笑)
C:それと、もう一つは?
黒:なんか、ねずみのと何とかって言ってたやん。
小:黒田の声が牛みたいって思ってて
なんか○○○○○(聴き取れず)&ねずみのラット・・・
黒:かっこ良すぎるでしょ。全然もうあれなんですけど。
C:で、黒田、コブクロで行こうぜって、
黒田くんはいいよ!って思ったの?
黒:いや、でもだからデモテープを作ろうってなった時に、
一応その帯にバンド名みたいなの書かなあかんでしょ。
C:うんうんうん。
黒:ほんでそこに急遽書こう!ってなったのがコブクロなんです。
C:分かる!!それでもう行っちゃうんだよ。
黒:そうなんです!
C:はじめこれ、仮だと思ってたんだよな。
黒:そうなんです。ほんでそれを100本くらいデモテープ
作ってそれがはけたんですよね。
ほんで次の週に行ったら、
「すいませんコブクロさん」って呼ばれたんですよ。
は~っと思ってしまった。もうちょっとちゃんとと思って。
C:いや、そういうもんよ。
おれたちもデビュー当時チャゲ&飛鳥って行った時に、
当時ヤマハにいましたからヤマハで
会議があったらしいですもん。
ほんとにこれでデビューしていいのかって。
飛鳥はまだいいけどチャゲって・・・。
チャゲ&のチャゲっていいのかほんとにって。
大変な会議になったらしいですけど。
でも、もう馴染みましたね、コブクロもね。
小:そうですね。そう言って頂けたら。
C:メジャーデビューしたの今年の3月?
小:はい。
C:もっと前からさあ、おれもう5年くらい
やってる感じがするの。何故なんだろう。
小:でもインディーズ長かったですよね、僕ら。
3年近くはずっとやってたんですけど。
C:そうかそうか。
そもそも、2人の出会いっていうのは?
小:ストリートライブです。
C:やっぱストリートで。
小:はい。
C:お互いやっぱ別々でやってたんだ。
小:はい、別々でやってました。
黒:はい。
小:商店街が同じ商店街だったんですけど。
ライバルなのか仲間なのかって感じなんですよ、最初。
C:分かる。おれたちもそうだもん。
別々でやってて、何か気になるやつが居るなと思って声かけて
ま、だいたい同じだよな。2人な、そういうのな。
小&黒:はい。
C:で、小渕くんは元々セールスマンだったの?
小:はい、セールスやってました。
C:なんで。
小:4年間営業マンをやってました。
C:あのね、これ僕ASKAと話すんだけど、僕らって
サラリーマンの経験ないんですよ。
学生の時からそのままデビューしちゃったから、
サラリーもらってとか上司とか会社の色んなものとか
そういう経験が全然ないから羨ましいなと思って。
詞を書く時とかに生きてるでしょ、やっぱり。
小:生きてますね。やっぱり今持ってる曲でも
3分の2くらいは、その時のことが。
C:だよね。だから僕ら学生から急にプロってなっちゃったから。
間がないですから。学生の時の詞を書いて、
あとプロの時の気持ちを書く。
で、自分がサラリーマンやってる時の詞がないからねって
2人で話してるんですよ。
あの時どっちかやっときゃ良かったなっていうね。
黒:なるほどね。
小:だから異常に嬉しかったですね。
デモテープが売れたりするっていうことが。
何かサラリーマンやってると色んなものを販売して
みたいなことがあるんですけど。
C:同じ売れるでも違うもんね。
小:ぜんっぜん違うんですよ。
自分がイチから作ったものをっていうのは。
C:そうだよね。要するに形のないものから
作ったものがお金になるっていうのが。
小:そうなんですよ。
C:これはもう、確かにそうだね!
さて、エール、轍に次ぐ3枚目のシングルなんですけど
僕、聴きましたよ。いいですね!!
小&黒:ありがとうございます。
C:ラブソングじゃないですか。
小:はい。
黒:そうです。
C:ちょっとこれ聴いてみましょう。
これいつ発売でしたっけ?
小:11月21日です。
C:発売したばっかりですね。コブクロで「YOU」
C:コブクロで「YOU」
あの、ラブソングをやろうと思ったの?今回は。
小:そうですね。出来たのは今年頭なので、
それがシングルになるとも思わず書いてた曲だったんですけど。
C:あのね、僕らも2人組みなんでどうしても声の成分を
やっぱり聴いちゃうんですけど、いい混ざり具合ですね。
小:ああ、そうですか。
C:やっぱり気持ちいいでしょ、2人で歌ってて。
黒:気持ちいいです。ライブとかやっててたまに
僕の声なのか小渕の声なのか分からへん瞬間ってあって
最近それすごく増えて来たんですよ。
C:それ、いいことですよ。でね、轍もエールもそうだけど
下ハモをいくじゃないですか。
あれって非常にいいんです。やっぱデュオは。
小&黒:はぁ。
C:でね、お客さんも安心するんです。
ま、どうしても上にいかなきゃいけないみたいな
感じがあるけど、ビートルズもそうですけど
下ハモを凄く丁寧に完成させていくんですね。
これってね、デュオしか出来ない特権ですからね。
だからそういうの、溶け具合が
チャゲアスにすごく同じなんだなあって。
小:いや~、嬉しいです。まじで。
C:いや、ほんとほんと。
黒:嬉しいです、これ。
C:でも、今24でしょ。落ち着いてますよね。
おれが24の時こんなんじゃなかったもん、おれたち。
小&黒:(笑)
C:もう今頃コーヒーカップこぼれてますもん。
小:(笑)それはどうなんですか(笑)
C:マイクは落ちてます。そしてディレクターから
二度と来るな~!ってマネージャー怒られてましたもん。
でも、今楽しいでしょ?
小&黒:そうですね。
C:学園祭とかもやってるんでしょ?
小:はい、今年16校まわらしていただいて。
C:どう、面白い?
小:面白いですね~。
C:おれたちもやったよ、女子大限定で。
一同:爆笑
小:なんかちょっと近いものを感じるんですけど(笑)
C:そりゃ楽しまなきゃ。
じゃあ今ですね、この番組自分だけのくつろぎの場所
ってことで進めているんですけど、
2人にとってくつろぎの場所っていうのはどのへん?
小:くつろぎの場所・・・
C:多分ずっと今2人じゃない。
で、1人きりになる時どこがいい?
黒:僕はマンガ喫茶ですね。
C:マンガ喫茶?
黒:マンガ大好きなんですよ、僕。
C:いいね~!
黒:いいですよ。
C:ああそう。
黒:で、横の人とかもマンガ読んでて気にしてないので
すごくリラックス出来ますね。
C:何時間くらいいるの?
黒:休みの日とか5時間、6時間くらいいますね。
半分寝かけで、とかね。
C:そうなんだ。どのへんのやつ読むの?
黒:僕、格闘技マンガがけっこう好きなんですよね。
小:僕は本当にくつろぐとしたら家であったりするんですけど
街中の交差点に立ってる時って
すごい自分が好きなんですよね。
C:そりゃお前、警官になりゃいいじゃん!
一同:(笑)
小:いや、そんなことで(笑)
別に何か○○(聴き取れず)てるとか
そういうことじゃなくてですね、
いつも曲を書こうと思ってながらも、その時は
書こうと思わなくても詞が出てくるみたいな
そういう時があって、すごい好きなんですよね。
C:スクランブル交差点、真ん中にいたい!
小:ああ、いたいですね~。
黒:俯瞰で自分を見てるわけやね(笑)
C:人間、ヒューマンスクランブルみたいな、
人間交差点みたいな。
小:くら~い話になって来ましたね(笑)
C:さて、今後のコブクロ、僕は僕らね、
デビューして23年なんですが、
やっぱりどんな音楽やっていきたい?
2人しかいない訳じゃない。
黒:はいはいはい。
小:そうですねぇ。
C:あんまり考えないか。
小:逆に今言われてふっと考えますよね。
黒:でも何年経ってもライブはしときたいなあって。
C:それ、大事ですね。
黒:全国津々浦々色んなとこ回って
ライブと言えばコブクロって言ってもらえるまで
やりたいなと。
C:あのね、ライブのお客さんっていうのは
最高のプロモーターになりますからね。
黒:そうなんですね。
C:そしてその恩返しのためにステージに立って行くっていう。
この繰り返しが一番、お互いにいいエネルギーをお互い
出したり貰ったりしている関係ですからね、
いいと思いますよ。
小:ああ、分かります。そうですね。
C:じゃあもうライブなんか年間どれくらいやろうとしてるの?
黒:今で、それくらいやったんですかね。
小:すごいと思います。月で10本、20本は。
C:まじかい。
小:小さいライブも入れれば。
黒:100本じゃきかないと。
C:100本じゃきかない?
黒:きかないです。
もう、ちょこちょこちょこちょこ歌ってるんで。
C:おれたち23年やってるけど、今回のツアーで
やっと1000本なのよ。
黒:えっ?
C:うん、やっとホールツアーで1000本。
多分お前たち500本くらいいってるんじゃないの?
黒:でもストリートの時は1日に5時間とか歌ってたんですよね。
小:で、3ステージに分けてやってたんですよ。
例えば、大阪の京橋・ひっかけ橋・天王寺ってあるんですけど。
C:はいはいはい。
小:それを毎日、4、5日週でやってたんで、
週で15、6本のライブ。
C:じゃあ人前であがることはまずないな。
黒:逆に緊張感がなくなることが怖いですね、人前で。
C:ああ、おれたち全くないもん。
一同:(笑)
C:楽屋戻ってから緊張するんだもん、終わってから。
一同:(笑)
C:これ、いかんよなと思う。全くないのよね。
(ライブ告知、中略)
楽しいおしゃべりはつきませんが、
そろそろ時間となりました。
このカフェでのひと時はどうでしたか?
小:何かこんな風に面と向かってお話出来るなんて
という感じなんですけど。
C:なーに言ってるんですか。
黒:もっと聴きたいことがいっぱいあったんですけど。
C:コブクロ、番組持ってないの?
小:僕らは一応レギュラーはありますね。
C:あるでしょ、呼んでよ!
小:うおぉ~~!!!!(拍手)
C:頑張ってね。本当に他人っていう感じがしないんですよ、
コブクロに関しては。
遠くから明子姉さん状態で見守ってますから。
小:ありがとうございます(笑)
C:頑張って下さい!コブクロのみなさんでした。
ありがとうございました。
小&黒:ありがとうございました。
~番組のエンディングにて~
C:今日はコブクロも来てくれたし。
さっき、帰る時YAH YAH YAH歌いながら
帰って行きましたよ(笑)なんかいい青年たちですね。
昔の自分たちを見ているような気がしてね、
何か気になる存在なんですよ、コブクロっていうのは。
どうもありがとうございました。
以上で終了です。いかがでしたでしょうか。
やっぱりミュージシャン同士だから、
同じ2人組みだからというお話がたくさんあって
他では聴けないお話なんじゃないかなあと思います。
そしてCHAGE兄のコブクロに対する愛情(?)が
ものすごく伝わってくるのも嬉しい!
今度はぜひASKAさんも一緒に、
C&Aとコブクロでじっくり語り合うのを
聴きたいなあと思う次第です。