技術メモ

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ΔΣ-AD変換回路の動作

2014-06-18 | 回路

ΔΣ-AD変換回路の動作を順を追って考えてみた。

回路図

積分回路は1クロックで入力電圧と同じ値だけ充電できるRCの値とする。

(1)Vxに0.235Vを印可したとする。
(2)V1=-0.235V
(3)V2は前回の積分値からV1を引いた値となる。 
   一番最初はV2の前回値は0Vなので,V2=0-(-0.235)=0.235V
(4)コンパレータはV2>0なので,D=1
(5)初段のオペアンプの+端子には1V印可される。

以降(2)~(5)を繰り返し,Dが1になった回数をカウントする
(2)V1=1V-0.235V=0.765V
(3)V2=0.235V-0.765V=-0.53V
(4)V2<0なので,D=0
(5)初段のオペアンプの+端子には0V

この作業をひたすら繰り返したものをEXCELで記す。

1000回繰り返した時,D=1となった回数は235回
基準電圧が1VなのでVx(AD測定値)=1V*235/1000=0.235V

なんと,印可電圧と同じ値が測定できた。
不思議なことだ?



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