技術メモ

過去の経験や実験データ,設計・検討資料を残す。
今取り組んでいることのプロセスの記録から新たな気付きを得る。

Scilab,Xcos,Maximaフリーウェアによる自動制御の学習

2014-04-01 | 自動制御

経験と勘で制御回路の定数を決めていたが,いつまでも同じでは成長しない。

Scilab,XcosはMATLABの代用,MaximaはMapleの代用となる,フリーの
解析・設計ツールです。

 

学生の時ボード線図をかくために,電卓で計算しLogグラフ上で加算をしながら
プロットしていたが,このソフトを使うと一瞬にして書き上げることができる。

 

使い方と応用方法を理解しないと,実務で活用できない。
そんな訳で本を買いあさって,現在学習中。

また,
Mapleを使ったILQ制御の設計手法を芝浦工業大学の高見教授が紹介している。
http://www.cybernet.co.jp/maple/tech/interview/010.html

 

サンプルとMaple Playerの提供も以下から得られる。
http://www.cybernet.co.jp/maple/tech/maple_edu/ilq-dc.html

http://www.cybernet.co.jp/maple/product/toolbox/player.html

 


Z変換(s領域から離散領域に変換)によるプログラム 

2014-02-24 | 自動制御

s領域の伝達関数をZ変換(離散化)し,差分方程式に変換することで,プログラムとして
展開する事が可能となる。その事例と解説をアナログ回路との対比で説明する。

1.双一次変換と後退差分近似
   s領域をZ変換することは近似解を求めている。(s記号の混同を避けるためTs=Δと記す。)


2 伝達関数とZ変換,差分方程式 (演算量の少ない後退差分近似を使う)
   比例制御,積分制御,一次遅れ(フィルタ),PI制御の差分方程式

アナログ回路のイメージをプログラムにすることができた。
PID制御やTI社が説明しているTYPE3回路など,少し複雑な形についても今後
実機で考察していきたい。