花・鳥・風・月

日々の移ろいを思いつくまま・・・・徒然に

野麦峠 お助け小屋

2007-11-10 | 自然
標高は1,672m。
飛騨と信州の国境にある峠。
明治,大正の時代に多くの飛騨の若い女性がこの峠を越えて
長野県の製糸工場へ糸引きに向かった。
野麦峠は「女工哀史の峠」として全国的に知られています。
「厳しい峠越えにより命を落とす者が多いことから小屋を建て
番人を置き、峠越えをする者を救いたい」という願いを幕府が
聞き入れ、天保12年(1841年)に建てられた。

雪の野麦峠を越えた工女たちが身体を休めたのもこの小屋。
小屋の支配人が夕食後話してくれた。

近くの野麦峠の館でみた、当時の時代背景を映した旅姿の
少女たちの像があどけなくて哀しげだった。

今宵の宿として通された部屋は質素な作りの広い部屋。
ストーブや電気毛布、重ね用の毛布が用意されていた。
パソコンはもちろんテレビもない、携帯電話は圏外。
少女たちと同じ世代を共に小さい地域で過ごした昔の
子供は 遅くまで懐かしい思い出話が尽きない。
枕投げはしなかったけど・・・・。

写真は夕方近くの旧街道を散策したときに眺めた乗鞍方面


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4 コメント

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 (仙人)
2007-11-11 01:21:25
う~ん、花追い人さんの紀行風のアップのされ方はいいですねぇ!
何か私も旅させていただいてる気分になります。
このあたりからだと(長野県側から見て)右に乗鞍、左に御岳、趣の異なる二種の御山が眺めらて素晴らしいですね。
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紀行文 (花追い人)
2007-11-11 01:36:03
今回の旅行の記念写真の編集を
仰せつかりました(^_^;)
兎角時の流れと共に忘却・・・と云うこともありますので(^.^)
流石 仙人様
自然界全て受け入れて、山々についても詳しいですね~~
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思い入れ (仙人)
2007-11-11 01:51:05
私は「どこに行きたい?」と質問されたら、迷わず「信州!」って答えます。
詳しいというか、『好き』なんです。

住んだこともないのに、長野県の温泉は30箇所近くも入っていますし...

それと、けっこう戦国時代を題材にした歴史小説が好きで、特に真田一族には憧れています。

その他書ききれない理由がたくさんあって、信州には特別な思い入れがあるんです。

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 (花追い人)
2007-11-11 12:44:12
書ききれない沢山の理由!!
有りますね(^_-)
今回の道行きでも話題になりました。
懐かしい想い出を・・・
残念ながらお披露目できませんが。

人それぞれ思い入れが沢山有ります。
信州は訳もなくゆっくりとそれを懐古させて
くれる場所なんですね。
私も高原草原・・・・フゥ~~です。

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