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「家づくり」の周辺で感じることを、建築士がなんとなくつぶやき解説しながら・・・自由に語るかも

B級でいい!

2010-12-15 18:23:09 | 家づくり

巷では「B級グルメ」が脚光を浴びていますので・・・

私の活動のひとつに「B級敷地探し」があります(汗;)

不動産屋さんで、売れ残った敷地、狭小敷地、変形敷地など等のいわゆる困った土地を探してまいります。

そこに、プランニングをするのですが・・・

いわゆる、その敷地の問題点や隠したい事が最初の条件なので意外とメリハリのあるプランになります。

コチラとしても説明しやすいです(笑)

でも考えてみれば・・・

まっ平らで整形され、日当たり良好環境抜群のA級の土地なんて滅多にあるものでは無くって

我が敷地を中心に考えれば、お隣の窓が気になったり、日当たりや風向きが気になったり、コミュニケーションに問題があったり・・・数えるとキリがありません

こういう事を敷地の良し悪しと考えるとB級になるし、もしかしたらC級になるかも知れません

が、

これを土地の個性と考えて、補正策を建てるお家の条件に加えるならば、充分にカバー出来るものなのです

設計は、先ず敷地に立って個性を認めることから始まります

そして、敷地をほめてあげよう♪につながるのでした

敷地の選定は、ほとんどの場合そこで残りの余生を過ごし、これからの家族全員のベースになるからスゴク難しいです

その街が好きで、そこに住みたいと思ったら、B級でも好きになってください!

好きになることで見えてくる光もイッパイにありますよ♪