
三重県名張市の「名張市立病院を守りよくする会」は2024年7月19日
「市立病院の独立行政法人化を拙速に行わず、市民の理解と合意を得て是非を決めるよう求める」署名2179筆と要請書を、北川裕之市長と永岡禎市議会議長に提出しました。
署名は来年10月に独法化が計画されるなか市民の声を反映させようと実施。「独法化は知らない」「独法化でよくなるのか不明」「紹介状なく外来受診を可能に」「市直営の市立病院が一番の安心」などの声が寄せられました。
要請書は「市民の理解も合意も得られていないことは明らか」だとして、市民への丁寧な説明と十分な議論を行って是非を決めるよう求めています。
代表世話人の内橋晃子さん、和田四十八さんは「市民の意見も聞かず直営をやめてはならない。すべてのまちづくり協議会でまず説明会を行うべきだ」と延べました。
応対した福祉子ども部長は「受け止めさせて頂きます」、議長は「市民の理解が得られるようにしないといけない」と述べました。
病院経営を知らない者らが、安易に署名を進めていると理解しています。未来の市民生活を考えたとき、高度医療機関を中核とした地域医療連携は必然と思います。
しかし、人口が少なく狭い圏域での高度医療はベッドが充足することは考えにくく、患者がいないのにランニングコストがかかるばかりで、その穴埋めに税金が使われるのでしょうか。
これだけ交通網や救急搬送手段が整備されている現代で、赤字を補填してまでこの地に総合病院が必要だとは思えません。
10億円をかけるなら、救急ヘリポートを整備して医大への搬送ルートを確保してもらいたいです。