なあんおばはんの日常

無題

日曜日の夜に主人と喧嘩した。
喧嘩とは、ちょっと違う。

私が主人に対して、
それは違うんじゃない?と
思ってたことを、
ついぶつけてしまった。
それが事の発端で、
主人の中で何かがぷっつりと切れてしまった。

主人はすっかり、ふさぎこんでしまった。

今までも彼が落ち込むことはあったけど
たいていは一日も経つと立ち直ってた。

でも今回は違った。

月曜日、仕事はなんとかこなしたみたいやけど、昨夜も激しく落ち込み続けてた。
あまり眠れなかったみたいや。

そして、今朝。
よくなる様子は全く無く、
今にも泣き出しそうな虚ろな眼をして、
小さい弱々しい声で
俺を追い詰めないでくれ、と言う。
どうしたらいいかわからない、と。

明らかに様子がおかしい。
普通じゃない。

もしかして、鬱?

不安が一瞬よぎった。

私が二年前に壊れたことも、
全部自分が悪いと言い出して、
自分を責め続けてる。

そんなことはないから、と言っても

俺が悪い、の一点張り。

俺の今までの生き方が全部間違ってたんや、もう生きてても楽しくない

と半泣きで言い出した。

何を言っても、
俺を追い詰めないでくれ、
としか言わない。

おかしい。

心配やったけど、
今日は仕事を休めない。
私は三十分遅れで家を出た。

落ち着いてくれることを祈りながら。

でも電車の中で、
考えれば考えるほどに
もしかしたら、鬱なんじゃないかと。

私が壊れて以来、
主人はずっと頑張り続けてきたけど、
そろそろ限界に来てたんじゃないか。

それなのに、
私は気づかなかった。

会社で仕事をしながらも
ずっと心配で堪らないし、
無性に悲しかった。
幸せは長く続かないのかな、と。

やっと少しずつ、
日常生活を取り戻して来たのに。
主人が弱りきってるのは私のせいなんかな、とも思った。

でも自責の念はふりきった。

大事なんはこれからのことや。

少しでも主人の心の負担を取り除くこと。
それには1番に私がしっかりせなあかん。
今度は私が彼を助ける番や。

夕方、心配で電話してみた。

大丈夫?と聞くと、
また
俺を追い詰めないでくれ、と言われた。完全に声が死んでた。
いつもの声じゃない。

負担にならないように、すぐに電話を切った。

早退しようかとも思ったけど、
私が居ない方がいいかもと思い
定時に会社を出た。

どうか、ひどくなってませんように、と祈りながら帰宅すると、
朝よりは落ち着いた様子で
テレビを見ていた。

でも表情が暗いし、
だるそうで
くつろいでる感じは全くしない。

いつもの様子とは違う。

頭痛がして、身体中痛いし
風邪っぽい、と言うので
熱を計ると微熱やった。

私が夕飯の支度を始めると、
彼はいつの間にか布団に入っていた。

9時前に、隣町に住む
彼の実家の父親から
車を出して欲しいと電話があり
しんどいのに、と文句を言いながら
しぶしぶ、出かけて行った。

出かけられるくらいなら、
まだましなのかもしれない、と
ちょっと安心。

とにかく、そっとして
労わるしかない。

新宿のクリニックのドクターが
心配してたことが現実になってしまった…



















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