笛ときどきオタク

フルートの練習記録とヲタ話、観劇やコンサートの感想など。見境なく語ってます。

「フルートのための20の旋律的練習曲」

2009年03月31日 | フルート
今、この教本が熱い!(笑
多分、レベルが丁度いいってところなのかも・・・。
「アルテ」みたいに「うわ、難しい」って泣きそうにならないし、
タイトルに「旋律的」って入ってるだけに
綺麗なメロディで吹きやすいし。
あと、苦手な「感情」を込めやすいとか。
先生は、この本はあまり好きじゃない的な感じだったけど、
いやいやそんな。
自分は大好きですぞ、この本。
もう、こんな素敵な練習曲を作って下さってありがとう!
そうガリボルディ様にお礼を言いたいくらい・・・。

なんて言ってるけど、
まだ半分も終わってない。(笑
先の方を見たら、なんか「吹けるの?」って調だったり、
真っ黒楽譜だったり、ってのもあったよ~。
注釈に「バットマンの均等性に注意」って書いてあったけど、
フルートに「バットマン」って・・・?


いや、何が言いたいのか、って言うと、
アルテのトリルはもうたくさんだ、と。(笑
こっちの練習曲のトリルのない曲の清々しい事ったら。

「ナイン・ストーリーズ・オブ・ゲンジ」 松浦 理英子 他

2009年03月26日 | 本 (その他)
I野と「源氏物語」のつきあいは結構長い。
インターネットを始めた頃、
丁度「源氏物語」にはまっていて、
作ったホームページで「源氏仲間」を見つけ、
最初にオフ会なるものに参加した事があった。
さすがに原典には挑戦できなかったけど、
与謝野源氏や田辺源氏、瀬戸内源氏など読みあさり、
解釈本なんかもたくさん読んだなぁ。(遠い目)
最近は「源氏」より面白いことが見つかってしまい、
疎遠になっていたけど、たまたま図書館で見つけた本がこれ、
「ナイン・ストーリーズ・オブ・ゲンジ」である。

なんと9人の作家が「源氏」のある1帖に絞って、
現代文で小説を執筆している。
原文そのまま素直に現代文に翻訳したものや、
現代に舞台を置き換えたもの、
視点を光源氏から女君に換えたものものなど、
作家の数だけ話がある、って。(笑

どれも面白い話だったのだけど、
中でも町田康さんの「末摘花」などもう最高!
最初、こんなに斬新に意訳してしまって・・・、
と非常に驚いたのだけど、読んでるうちに笑いが・・・。
「チープな流行色」とか「舞楽のゲネプロ」とか
現代語がばしばし出てくるし。
しまいにゃ「ジャガリコ」とか実際の商品名まで。
素敵な友達であり義兄である頭の中将なんか、
気味の悪いストーカー扱いだし。

角田光さんの「若紫」も捨てがたい。
舞台がアジアっぽいどこかの国の娼館で、
若かりし紫の上(若紫)はそこの下働きの少女。
吉原なんかで言う「禿」みたいなものだろう。
「娼館のオーナー」が「若紫の育ての尼」で、
実際の父親なんかも無理なく設定されている。

昔読んだ瀬戸内寂聴さんの「女人源氏物語」も、
かなり面白く読ませて頂いたのだけど、
この「ナイン・ストーリーズ・オブ・ゲンジ」
もいいところ行ってる!
見方がちょっと変わるだけで、
話の内容が全く違うものになるのだから。

ちなみにI野の好きな女君は「女三宮」。
昔読んだときは、彼女が好きだった。
(多分、読んだ時期や見方で好きな女君は変わるだろう・・・。)
彼女の語る「柏木」(桐野夏生さん)も嫌いじゃない。
しかし、女三宮ってこういう人となりだったのかも・・・、
と新たな発見が。
人物的には、瀬戸内源氏の女三宮の方が好き、かも。

今週の宿題は速度

2009年03月25日 | フルート
先週、新しい楽器の話で練習時間が短くなっていた。
そして今週も、頭は楽器の話から。
先生のつてで、楽器がお値打ちに手に入らないか、
聞いて頂いていたのだ。
結論から言うと、
I野が行った楽器屋さんと同じ位の割引率だった。
悩むね~。
値段が同じ位だったら先生通した方がいいような気もするが、
いざ修理とか調整の時、楽器屋さん経由の方がいいかも。
購入した店の方がアフターメンテのことを思うと・・・。
それにしても、こんなにいろいろ悩むのって、
今までの人生で初めてかも・・・。(笑

「アルテ」
メトロノームを使えば、綺麗に細かい音符部分が入るのだけど、
拍子を自分で数えながらだと、イマイチ不安定。
勝手にテンポ作るな、って。(笑
それと、いつも同じ箇所で前打音が潰れてしまう。
後半の速い部分、もっと速く!
何週やってるのか分からないけど、
いい加減長くなってきたこの曲。
不思議にこの曲、飽きてこないなぁ。
自分にとっていい勉強になってるんだろう。
せっかくやるんだから、
先生に言われた箇所の他に、
勝手に曲調を作り込んでこよう。

「ガリボルディ」
先週聞いてもらえなかった6番D moll。
1週分余分に練習してきたので、ちょっと自信あり。(笑
1箇所だけ、楽譜の音符がよく見えず、
一瞬止まってしまったところ以外はよかったみたい。
注意されるところがないってのも・・・、
なんか物足りないけど。(笑

しかし次の7番が難しい。
多分フルートを吹くにあたり、
よく出てくる形なんだろうけど、
苦手な8分音符の連続。
同じ音符なのに「同じ大きさ長さ」で吹いちゃダメ、
って言うやつだ。
そして指定速度は「vivace」だってさ。
無理無理~!(笑
そこまで上げられないとしても、
ちょっとでも近づけるように練習!
曲中、スタカート部分が何箇所か。
ここはダブルタンギングで、って指示が。(笑

相談中心

2009年03月18日 | フルート
お稽古始まって早々に、
「先生にご相談があります」と切り出した。
もちろんその相談事は新しい笛のこと。
試奏に行ったこと、買おうと思う候補のこと、
店員と話したこと、等々一連の件を報告。

一端はカバードキーに決めていた自分。
しかし、先生が「決めるのは本人です。」と言いつつ、
「リングキーはカバードでできないことも網羅してます」
とか、心を揺らす事を・・・!(笑
いや、そこまで極める?極めたいの?自分。

手が小さい先生のように一部のキーだけポッチで埋める、
そういう方法もある。
ただ、慣れないうちは全部のキーを埋めることになるだろう。
せっかくのリングキーなのに何で?
と人から思われないか、それが平気なのか・・・とか。
ただ、演奏するってことは、
格好いいと思われたいためにするわけでもないし、
自分のナルシズム的なものを満足させるのが目的のはずもない。
自分で納得がいき、それでよければいいのだ。

挑戦、って意味ではリングキーもいいなぁ、
と思ってきたりして。(笑

なんて楽器の話をしていたら、
お稽古を見て頂く時間が半分に!あと15分しかないよ。
音出しもなく、いきなり「アルテ」を。

同じ小節にトリルと複合タンギングがある部分が均一ではない。
速い部分の一部が「allegro」ではなく急に
「allegretto」になってしまう箇所がある。
アーティキュレーションがおかしい。
短い時間にいろいろ指導が~。(笑
いい勉強の曲なので、もっと練習してこないと。

春の発表会、今年は7月頭にあるみたいだ。
教室近くの新しいホールで行われるって・・・!
音響が「ジャズ」向けらしいので、いいのか悪いのか、
今回は様子見的な感じみたい。
出るのを見送ろうかとも思ってたけど、
あのホールでやるならば・・・、ってこれまた心が揺らぐ。(笑

試奏してみよう!

2009年03月16日 | フルート
昨日「ラ・ボエーム」を見た後、
こないだ行った某楽器店へ向かった。
他の店から、自分が欲しいと思ってる楽器の一つを
取り寄せてくれているのだ。
わ~、自分のために?(笑

そしてこないだ吹いた某メーカーのAと言うものと、
今回のBと言うものを吹き比べてみる・・・。
うぅ、正直分からない。(笑
目を閉じて吹いたら、多分間違える。
値段はこんなに違うのに~!
でも明らかに言えるのは、
今自分が使っているフルートはしょぼい、と。(笑
音も違うけど、キーの感触とか、これだけは違う、
そう断言するよ~。
(いや、これも目を閉じて吹いたら分からないかも)

迷う自分に、更に追い打ちをかけるように店員が、
更にお高い別メーカーの楽器を出してきて、
「吹いてみます?」と持ってきた。
げげ、こんな高いの買えるわけない。
と思いつつ吹いてみると・・・。
・・・ものすごいしっかりしたいい音がするんですけど・・・。
あうあう、吹くんじゃなかった。
・・・え?どうする?このすごい笛、買っちゃう?
下手でも上級者の音が出そう・・・、
と一瞬心が揺らいだものの、
んなわけあるか~!
どうせこれは手に届かない高嶺の花なんだから~!!!
んだよ、こんなの持ってくるなっつの。(笑

と結局今回も決めかねて、とぼとぼ帰ってきた。
まぁ、金額が大きい買い物だし、即答はできないよね。
とりあえず次回のレッスンの時、先生に相談してみよう。

ところで、今回試奏したフルートがリングキーだった。
初めてのリングキー♪
などと喜んでる場合じゃなく。(笑
音程が合わない!って驚いてキーを見たら、
全然キーの穴が指で塞がれてないんでやんの。(笑
慣れるのに時間がかかりそうだし、
自分にはリングキーはダメだと思った。

楽器店でも「ラ・ボエームフェア」をやっていて、
CDが店内でかけられていた。
うう、思い出して涙が・・・。(笑

「ラ・ボエーム」

2009年03月15日 | 映画
超メロドラマだった。
映画版になることによって、
お色気度もちょっとアップしてた。
こないだ見た藤原版の「ラ・ボエーム」
清らかすぎて「高校生カップルか?」と思ったりもしたが、
この映画版は「ちょっと~、行き過ぎ?」って。(笑
まぁ、でもこのくらい積極的なミミは悪くない。
1幕のミミの動きの端々に、
「ロドルフォ様~、好き好き」というオーラが見えるし、
「こんなチャンスを生かさないでどうするんだ」
という女の意地みたいなものまでも・・・。
ある意味、現代的なミミだったのかもしれない。

オペラを映画版に、という心配はどこへやら。
音楽や雰囲気を損なうことは全くなく、
画面の切り替えも巧みになされていて、
不自然さを感じさせることはなかった。
前に見たバズ・ラーマンの舞台版の、
くるくる回る舞台転換装置は面白かったけど・・・。

2幕の雰囲気もとても良かった。
「モーミュスカフェ」少々高級っぽくなっていた。(笑
うまいなぁ、と思ったのは、
店に楽団がいて、ムゼッタのアリアの時なんか、
一緒に演奏している演出が小憎らしい。

いつも「ボエーム」を見ると思うことなのだが、
どうして3幕と4幕があるんだろう。(笑
もう、2幕で終わり、それでいいじゃんか、って。

3幕、雪だらけで白い字幕が見にくかった・・・。
仕方ないので字幕ナシで歌を堪能する。
(筋書きは分かってるし)
それと、幕と幕の間が短いっ!
2幕の賑やかな余韻を楽しむ間もなく、
いきなり辛気くさい3幕へ、とかって・・・。
ほんの5秒くらいでいいから切り替える時間が欲しい。

アリア、本当によかったなぁ・・・。
1幕のロドルフォとミミのなんか最高!
DVDが発売されたら絶対買ってしまうくらいに。
あまり長く上映されないっぽいこの映画。
もう1回くらい見たい、って思ってしまうのは贅沢なものか。(笑
・・・って言うか、実は最初の5分位遅刻してしまったのだ。
入場したらすでに
ロドルフォとマルチェロが暖炉に原稿をくべている場面だった。

「ラ・ボエーム」公式ページ

そういえばそろそろ

2009年03月13日 | フルート
そろそろ「春の発表会の開催のお知らせ」がありそうな気がする。
過去ブログで確認したら、
去年は3月入ってすぐ、だった。
あれ?今年は遅いなぁ。
今年はどうする?
人前で演奏する貴重な機会だけど、
春はティータイムコンサートだから、
舞台と客席の堺がない!
ものすごい緊張するのだね~、あうあう。

選曲は楽しいし、発表用の曲を仕上げるのは勉強になる。
でも、今の「アルテ」とか「ガリボルディ」が
またまたストップしてしまう・・・。
もし参加するとしても、
去年みたいに「軽め」で「短い」曲にしようかな、
と今は思っている。

吹きたい曲があって、楽譜を注文していたのだけど、
輸入盤だったから全然来ない・・・。
そうこうするうち、
その曲をどうして吹きたかったの忘れてしまった。(笑

過去ブログを紐解いていたら、
去年の今頃、始まって以来の停滞期に入っていたようだ。
そんなこともあったなぁ・・・。
どうやって抜け出したんだろう。(笑

曲を自分のものに

2009年03月11日 | フルート
今日はお稽古の後、
昔の会社の先輩とランチの予定。
ついでに某楽器店に行く・・・つもり。

「アルテ」
今日の課題曲は「付点のある短いトリルの練習」。
トリルあるけど「Adagio」だからトリルは少しでいいや、
って勝手に1回、多くて2回?って手抜き練習。(笑
案の定、吹く前に確認したら、
「6回」とか「出来るだけ入れる」って事だった。
わ~、ヤバイわ。

そして思った通り、トリルはきちんと入らず、
しかもタイのついた16分音符が三連符っぽく・・・。
なんか違う。(笑
休符がきちんと入ってない部分もあるし。
改善点はまだまだ一杯あるなぁ。
来週までに何とかなるかしら。

でもこの曲、「Adagio」の後「allegro」、
そして最後にまだ「Adagio」と、「緩急緩」の構成。
速度も変わるがテーマも変わる。
綺麗に吹けたら楽しくなる、と思いたい。(笑
うう、早くトリルの章、終わらせたい・・・。

「ガリボルディ」
5番G dur。
苦手調だけど好きな曲になった。
練習していて克服?(笑
先生に「吹き込んできた曲で、自分のものになった」
と褒められた、えへへ~。
苦手だったアルペジオも何とかなったし、
細かい部分も綺麗に吹けるようになった。
直されなかったのって、滅多にないよねぇ~。

直すところがなかったので、次の曲、って。
きゃ~、軽く譜読みしただけで1回位しか吹いてないぞ。
ほぼ初見で6番D mollを~。
今日はへなちょこだったけど、
これも好きな感じの曲。
綺麗に吹いて、早いところ自分のものにしたい。
好きだった3番っぽい感じで、
ちょっと速めに仕上げた方がいいかな。
かといって、こればっかり練習してたら、
アルテの方がおろそかになってしまいそうだ。

練習の後、大急ぎでランチに行った。
そして計画通りに帰り道、
某楽器店へ行って、フルートを試奏させてもらった。
今日の目的は「サンキョウ」。
狙い目をつけてるランクのが置いてあったので、
それを吹かせて頂いたが・・・。
なんかすごくいい感じ。
もう一個上のランクのも吹いてみたいなぁ・・・。
と店の兄さんに言ってみたら、
別の店から取り寄せてくれるって。
でもどちらにしても、新品を予約しても夏頃になるらしい。
まぁ、じっくり考えますか。