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今、自分が出来ること。やれること。それを精一杯やっていかなくちゃ!!

備忘録【8/29】 VS ソフトバンク ≪56勝59敗1分≫

2022年08月30日 06時54分30秒 | マリーンズ2022
≪2022/8/29≫

【 ソフトバンク2ー3ロッテ ( 2022年8月29日    京セラD )】

≪対H:6勝12敗≫

 ロッテは同点の7回2死二塁で、ベテラン・荻野が津森のスライダーを逆方向へはじき返した。決して会心の打球ではなかったが「外野が前だったので、抜けてくれたらいいな」と、これが右越えへの決勝適時三塁打となった。

 チームは連勝で、7連戦を5勝2敗で乗り切った。首位ソフトバンクを叩き、5位ながら6ゲーム差。井口監督も「何とかですね」と息を吐き、混パに食らいつこうと必死だった。


 ロッテは29日、首位・ソフトバンクに逆転勝ちし2連勝で借金を3に減らした。この日、試合のなかった4位・楽天との差を3に縮め、7連戦の最後を白星で締めた。

 初回、高部のソロ本塁打で幸先よく先制するも、先発・森の立ち上がりをソフトバンク打線に狙われた。先頭・今宮、2番・野村勇の連打であっさり同点に追いつかれると、1死三塁からデスパイネに三遊間を破られ逆転を許す。

 井口監督はプロ初勝利を目指した森を3回で諦めるも、これが功を奏す。岩下、東條が走者を出しながらも無失点で粘ると6回、山口の中前打で同点。7回は2死二塁でベテラン・荻野が打席に立つ。

 「しっかりチャンスをつくってもらえたので、何とかバットに当ててランナーを還したいなという気持ちでした」。

 3球目のスライダーに食らいつく。「(手応えは)微妙な感じだったですけど、外野が前進だったので、何とか越えてくれと願いながら走っていました」と右翼手の頭上を破って荻野は三塁到達。これが決勝点となった。

 その後は唐川、ゲレーロ、オスナと、ブルペン陣がフル回転で1点リードを死守。この7連戦を5勝2敗で切り抜け、4位・楽天とは3差。3位・オリックスとも0.5差とまだまだ挽回の余地を残している。殊勲の36歳は「みんなしんどい中、ピッチャーも粘ってくれましたし、粘り強い試合をできたと思うので、今後に生きる試合になったと思います」。反攻への手応えを口にした。


 ◎ロッテ・安田が絶好調。前カードの楽天3連戦では12打数8安打、2本塁打の大爆発に、井口監督は「これが続けば、固まったことになる。そう祈りますけど…」と笑顔。昨年までは不調になると、打撃フォームが変わっていました。


 ロッテのレオネス・マーティン外野手(34)が29日、自身のSNSで退団を示唆するコメントを投稿した。球団は28日に家族の事情による米国への一時帰国を発表も、今後は不透明になった。

 米国に帰国中のマーティンはこの日、自身のツイッターを更新。「この4年間、プレーする機会を与えてくれた千葉ロッテマリーンズには感謝したい。チームメートと一緒に、そして多くのファンの前でプレーできたことは信じられない経験です」と投稿した。さらに「個人的な事情により、帰国しなければならなかった。将来のことは分かりません」と、このまま退団する可能性をほのめかした。

 19年途中にインディアンス(現ガーディアンズ)から移籍。20、21年の2年で計52本塁打を放ち、2年連続2位に貢献した。2年契約の2年目だった来日4年目の今季は開幕から不調。68試合で打率・163、9本塁打、25打点にとどまり、今月24日に出場選手登録を抹消されていた。

 関係者は「育ての親にあたる恩人の健康状態が思わしくないためで、戻ってくる予定」と説明。井口監督も「家庭の状況と聞いている。どういう合流になるかは分からないが…」とし、マーティンの投稿には「球団とマーティンが話していることなので、僕は分からない」と慎重だった。

 ◆レオネス・マーティン 1988年3月6日生まれ、キューバ出身の34歳。11年にレンジャーズでメジャーデビュー。マリナーズ、インディアンスなどメジャー通算770試合で617安打、58本塁打をマークし、19年途中にロッテ入団。20、21年は2年連続20本塁打をマーク。右翼からのレーザービームも強力な武器。顔が女優の広瀬アリスに似ていると話題になり本人の公認も受けた。1メートル89、91キロ。右投げ左打ち。


 ロッテのレオネス・マーティン外野手(34)が29日、自身のツイッターで退団を示唆する投稿を行った。

 「この4年間、プレーする機会を与えてくれた千葉ロッテ・マリーンズには感謝したい。チームメートと一緒に、そして多くのファンの前でプレーできたことは信じられない経験です。私は個人的な事情により、帰国しなければならなかった。将来のことは分かりません」とツイート。

 ロッテは28日にマーティンが家族の事情で米国へ一時帰国したと発表。再来日の日程は未定としていた。来日2年目の20年から2年連続で20本塁打以上するなど主軸として活躍したが、今季は68試合で打率・163、9本塁打、25打点と不調だった。

 ソフトバンクとの試合後、井口監督はマーティンのツイートについて「家庭の状況と聞いている。球団とマーティンが話していることなので、僕は分からない」と慎重にコメントした。


 ロッテはスペシャルイベント「ALL FOR CHIBA」を開催する9月2日オリックス戦(ZOZOマリン)で、千葉県内自治体PR活動の一環として、千葉県立袖ヶ浦高校書道部が「書道パフォーマンス」を実施すると発表した。

 袖ヶ浦高校書道部による「書道パフォーマンス」は球場外周ボールパークステージにて午後3時50分ごろから開始される予定で(観覧無料)、球団への応援メッセージを縦3メートル×横5メートルの紙に音楽に合わせて揮毫(きごう)する。

 千葉県立袖ヶ浦高校書道部は全国規模の展覧会で最高賞である内閣総理大臣賞や文部科学大臣賞など数々の受賞者を輩出している。
(以上 スポニチ)



ロッテ荻野貴司(36)は一塁、二塁と最短距離で駆け抜け、11秒4ほどで三塁へ滑り込んだ。体を起こすと、目の前のベンチでは井口監督も仲間たちも皆、両手を挙げていた。「微妙な感じだったんですけど、外野が前進だったんで何とか越えてくれと」。願いが乗った。

同点の7回2死二塁。試合を決める右越え三塁打になった。体脂肪は約10%、細身ながら筋骨隆々の腕で、打球を運んだ。肉体を生かすのも準備あってこそ。ある試合で、イニング間に花火が打ち上げられた。風物詩を見上げる若手もいた中で1人、黙々とベンチ内でフォームチェック。日頃の振る舞いから、井口監督も「若い選手が本当に見習うべきベテランだと思います」とたたえる。

気がつけばチーム最年長になった。「あまり気を使われるタイプじゃないですけど」と笑う36歳。球団のSNSでは、佐々木朗に打撃フォームをマネされることも何度かある。7連戦の最後を、自身の一打で白星で締めた。「粘り強い試合ができたと思うので、今後に生きる試合になったと思います」。まだ5位だけれど粘り強く、あきらめず。最後まで駆け抜ける。【金子真仁】


ロッテ安田尚憲内野手(23)が乗ってきた。27日~29日の楽天3連戦(ZOZOマリン)では12打数8安打で、8安打のうち本塁打が2本、二塁打が2本。本塁打にしても「完璧な当たりでした」と自画自賛するほど。「思い切って行けているので、いいスイングができていると思います」と振り返った。

突然変異したわけではない。7月の終わり、オンラインインタビューでシーズンの満足度を尋ねた。「半分もいかないくらいだと思いますけど、去年よりもやれることは増えてると思いますし、全く成長していない訳ではないと思います」と自信を持って答えた。

「技術はそんなすぐに目に見えて上がっていくことはないんですけど、僕が試合終わりにティー打撃をしているのはメンタルの整理とかもあるので」
安田ら若手選手たちは、コーチ陣が見守る中でナイター後もバットを握る。やることも費やす時間も、人それぞれ。安田は室内練習場でティー打撃を行う。「僕は基本、正面からティーで投げてもらってその日の確認とかをしています。時間もきっちり決めてはいないです。いい感覚で終われれば」。

ナイターだと午前中にはマリンに入り、トレーナーらに体をほぐしてもらい、昼食後に午後1時から特打に入る。「1時間弱くらいですかね。山口とか和田さん、茶谷さんとか若いメンバーで回しています」。100球近く打ってから、全体メニューとしての打撃練習でもしっかり振る。

試合前に振って、試合で振って、試合後に振って。それでも1日は終わらない。「アナリストさんからのデータとかも見つつ、対戦動画とかも見て。打席でのボールの待ち方であったりのイメージというのは、前日のうちにやることが多いですね」。シーズン中も、シーズンオフも。打撃追求の旅は終わらない。

29日のソフトバンク戦(京セラドーム大阪)では、三塁守備での思い切りの良さもあった。

「本当に毎日たくさんノックを打ってもらって、ちょっとずつ試合の中でも落ち着きが出てきたかなと思います。技術的なところはものすごく成長したとは思わないんですけど、落ち着き方はだいぶ変わってきたかなと思います」
プロ5年目の夏。何かと比較されてきたヤクルト村上は、日本球界屈指の打者に成長した。安田もいよいよ期待に応え始めている。【金子真仁】


ロッテ森遼大朗投手(23)のプロ初勝利は遠かった。3回3安打2失点。首脳陣の決断は早く、4回から継投に入った。

7連戦の7戦目。井口資仁監督(47)は試合前の時点で「2巡目以降はちょっと前回も崩れてきているので、早めに岩下を突っ込みながらいこうと思います」と話していた。プラン通りではあった。

森は先制点をもらって迎えた初回、1番今宮にカーブを合わされ安打とされた。続く野村勇に左中間を破られ(三塁打)、あっさりと追いつかれた。グラシアルはスライダーで三振にしたが、4番デスパイネに適時打を浴びた。コロナ禍で主力を欠くソフトバンクの、打たれてはいけない主軸に打たれてしまった。

都城商(宮崎)から育成ドラフトで入団し、4年間鍛え、ようやく昨オフに支配下選手登録された。8月7日の西武戦(ベルーナドーム)でプロ初先発するも4回7失点。この日が2度目の先発マウンドとなったが、自身の白星はお預けに。試合中、球団広報を通じ「初回が全てです。早い回でマウンドを降りてしまって、とにかく悔しいです。もっと努力して長い回を任せてもらえるような投球をしていかないといけないです」と反省のコメントを寄せた。


ロッテの“なにわ男子”が意地を見せた。

1点を追う6回1死一、三塁。ソフトバンクの2番手、甲斐野に振り遅れて追い込まれた4番山口航輝外野手(22)が、決めに来たフォークを引っ張った。左翼への同点適時打。一塁上で手をパーンとたたいた。

明桜(秋田)時代に金足農・吉田としのぎを削った22歳は、大阪市で生まれ育った。京セラドームでのオリックス戦のたびに家族や友人が訪れ「恥かけない」と強い気持ちで結果を残してきた。この日はソフトバンク戦。球場はイベントで白一色。駆けつけた人気アイドルグループ「なにわ男子」に黄色い声が何度も上がる中、ほんの一角を占める黒いロッテファンを、バットでわかせた。「ここ最近、全然打てていなかったのでチャンスの場面で1本出て、同点にすることができてよかったです」。シーズンも佳境。上位進出へ負けられない試合が続く。4番の1本が運命を左右する。


再調整中のロッテ益田直也投手が、30日の2軍ヤクルト戦(ロッテ浦和)で登板する見込みだ。

長く守護神を任されてきた益田は失点が続き、8月20日に登録抹消になっていた。井口監督は「本人の感覚はだいぶ上がってきているとは聞いているので、それを実戦で出せれば上(1軍)に合流できるんじゃないかと思います」と話した。


ロッテ井口資仁監督(47)は29日、一時帰国したレオネス・マーティン外野手(34)について「家庭の事情とは聞いてますので。そこで帰っているので、どういう合流になるか分からないですけど」と話した。

マーティンはこの日、自身のものとみられるSNSで「この4年間、ユニホームを着る機会を与えてくれた千葉ロッテマリーンズに感謝します。チームメートやファンの前でプレーできたことは、すばらしい経験でした。一身上の都合により帰らざるをえなくなりました。先のことは分かりません」といった投稿を行った。2年契約2年目の今季は打率1割台と低迷していた。
(以上 日刊)



 ロッテの先発・森遼大朗が3回3安打2失点で降板。プロ初勝利はまたもお預けとなった。

 初回、高部の3号ソロで1点の援護をもらったが、その裏に今宮に中安打、野村勇に左中間三塁打を許し同点に。なおも1死三塁からグラシアルに左前安打を浴び勝ち越しを許した。それ以降は立て直し2、3回は三者凡退で切り抜けたがここで降板。46球を投げ、3回3安打2失点で交代。4回からは岩下がマウンドに上がり、プロ初勝利はまたもお預けとなった。


 ロッテの井口資仁監督が出場選手登録抹消中の益田について言及した。

 「明日(30日)下(2軍)のゲームで投げる予定なので、そこの状態で2軍コーチと相談しながらどうなるかだと思います」と説明。

 益田は今季ここまで43試合に登板し25セーブを挙げるも後半戦は打ち込まれるケースが増え、防御率3・35。20日に抹消されていた。

 指揮官は「本人の感覚はだいぶ上がってきているとは聞いているので、それを実戦で出せれば上に合流できるんじゃないかと思います」とまずは早期の合流を願った。


 ロッテのレオネス・マーティン外野手が29日、自身のツイッターを更新して、退団を示唆した。「この4年間、プレーする機会を与えてくれた千葉ロッテマリーンズには感謝したい。チームメートと一緒に、そして多くのファンの前でプレーできたことは素晴らしい経験でした。一身上の都合により帰国しなければならなかった。先のことは分かりません」という内容を英語で記した。

 来日4年目で、今季が2年契約の最終年。20年から2年連続で20本塁打以上マークするなど主軸としてチームをけん引してきたが、今季は開幕から調子が上がらず68試合で9本塁打、25打点、打率1割6分3厘。28日には家族の事情との理由で、米国へ一時帰国したことが球団から発表された。

 井口監督はソフトバンク戦後、「家庭の事情と聞いている。帰国しているので(今後)どういう合流になるか分からないですけど。そこは球団とマーティンが話したことなので、僕は分からないですけどね」と話すにとどめた。


 ロッテは29日、9月2日のオリックス戦(ZOZOマリン)で千葉県立袖ケ浦高校書道部が「書道パフォーマンス」を行うことを発表した。

 当日は地元・千葉のために戦う「ALL FOR CHIBA」を開催。同校の書道パフォーマンスは球場外周ボールパークステージで午後3時50分ごろから開始予定で、チームへの応援メッセージを縦3m×横5mの紙に音楽に合わせて描く。千葉県立袖ケ浦高校書道部は全国規模の展覧会で最高賞である内閣総理大臣賞や文部科学大臣賞など数々の受賞者を輩出している。
(以上 報知)



勝負強さを発揮した。ロッテ・荻野貴司外野手(36)が、同点の七回2死二塁で決勝の右越え適時三塁打。Aクラス入りに活路を開いた。

「何とか食らいつくことができた。終盤で、つないだチャンスだったので、何とかしたかった」

打球は前進守備を敷く右翼手の頭上を越えて、二走が生還。大阪開催の「鷹の祭典」で超満員となった相手ファンからは、ため息が漏れた。

なにわの隣の奈良出身。プロ12年目で気が付けばチーム最年長になった。10月に37歳を迎えるベテランだが、体脂肪率は11%前後を維持。8月5-20日に11試合連続安打を放ち、得点圏打率・375をマークするなど、衰え知らずだ。

「彼本来の持ち味が出ている。本当に若い選手が見習うべきベテランだと思う」と井口監督はたたえた。チームは連勝で3位のオリックスに3・5ゲーム差。不動の切り込み隊長が、負けられないチームを勢いづけた。(広岡浩二) 


スタートでつまずいた。ロッテは5年目右腕の森遼大朗投手(23)が先発し、3回3安打2失点。プロ初勝利はならなかった。

「初回が全て。早い回でマウンドを降りてしまい、とにかく悔しい。もっと努力して、長い回を任せてもらえるような投球をしていかないといけない」

唇をかんだのは一回に高部の3号ソロで味方が先制した直後。3長短打で2点を失い、逆転を許した。井口監督は試合前に「投手陣はみんなでカバーしあいながら勝ちたい。そこに岩下もつけている」と、有事に備えて〝ダブル先発〟で臨む姿勢を示唆。作戦通り、四回から岩下を2番手で送り込んだ。

森の黒星を消したのは4番・山口だ。1-2の六回1死一、三塁から同点の左前適時打。「ここ最近、全然打てていなかった。チャンスの場面で1本出てよかったです」と肩の荷を下ろした。同点の七回2死二塁から荻野の右翼を襲った打球が前進守備を敷く右翼手の頭上を越え(三塁打)、二走・佐藤都が決勝のホームを踏んだ。

5位のロッテは、Aクラス入りに向けて正念場を迎えている。

球宴前は46勝44敗1分けの貯金2で折り返したが、後半戦は大失速で借金が一時は「7」まで膨らんだ。しかし、今回の7連戦を2カード連続勝ち越しを含めて5勝2敗で乗り切った。借金は「3」。最後まであきらめない。 


ロッテ・荻野貴司外野手(36)が「1番・左翼」で先発出場し、貴重な勝ち越し適時三塁打を放った。

2-2で迎えた七回2死二塁。4番手・津森の3球目を流し打った。打球は、前進守備を敷く右翼手の頭上を越えて、二走・佐藤都が生還した。荻野は球団広報を通じて、「打ったのはスライダーです。何とか食らいつくことができました。終盤で、つないで作ったチャンスだったので、何とかしたいと思っていました。ランナーをかえせてよかったです」とコメントした。


ロッテは荻野貴司外野手(36)が2―2の七回、右翼の頭上を越える決勝の適時三塁打を放ち、逆転で僅差のゲームをものにした。7連戦を5勝2敗で終えた。

先発した5年目右腕の森遼大朗投手(23)が3回3安打2失点で降板。中継ぎ陣が粘る中、六回に山口航輝外野手(22)に同点打が生まれ、荻野の一打で試合を決めた。リリーフ陣5人は無失点だった。以下は荻野のヒーローインタビュー。

――七回の打席は外野が前進守備(2死二塁)だった
「しっかりチャンスを作ってもらったので、何とかバットに当ててランナーを返したという気持ちで打席に入りました」

――手応えは
「そうすね、微妙な感じだったんですけど、外野が前進だったので、何とか越えてくれ…と願いながら走ってました」

――地元の関西圏(出身は奈良県)で、試合前の段階でソフトバンク戦は打率5割だった。いいイメージで試合に
「打率に関してはあまり考えてなかった。チームがいい雰囲気だったので、それに乗っていい結果になったと思います」

――今季の序盤は(故障などで)チームに貢献できずにいた
「約2カ月、チームに迷惑をかけた。何とか復帰してからは、それを取り返そうと頑張ってやってきました」

――7連戦の最後を白星で締め、カードの頭が取れた
「みんな、しんどい中でピッチャーも粘ってくれました。粘り強い試合ができた。今後に生きると思います」


ロッテ・高部瑛斗外野手(24)が「2番・中堅」で先発出場し、右翼スタンドに先制3号ソロを放った。0―0の一回1死走者なし。ソフトバンク先発、奥村の4球目を仕留めた。

7月29日のオリックス戦(ZOZOマリン)以来の一発。「打ったのはストレートです。初回、こういった形で先制できてよかったですが、まだ初回なので次の打席も頑張ります」と球団広報を通じてコメントした。


ロッテ・荻野貴司外野手(36)が、七回に決勝打となる右越え適時三塁打を放った。試合後、代表取材に応じた井口資仁監督(47)の一問一答は以下の通り。

--逆転勝利
「なんとか取ってくれました」

--荻野が決勝打(七回2死二塁)
「しっかりと、いいところで打ってくれた。彼本来の持ち味が出ている。本当に若い選手が見習うべきベテランだと思います」

--7連戦でオープナー
「きのう勝ちパターンの投手がほぼ投げていないので、そういう意味で今日は全員でいくという形でした」

--山口が六回に同点打
「最後、甘く浮いた変化球をよく拾ってくれたと思います。いいところで山口がタイムリーを打ってくれました」

--一時帰国しているマーティンが、自身のSNS上で「この先は分からない」と退団をほのめかす発言
「そうなんですか? そこは球団とマーティンが話したことなので、僕は分からないです」

--2軍で調整中の益田について
「明日(30日)下のゲームで投げる予定なので、そこの状態で2軍コーチと相談します。本人の感覚は『だいぶ上がってきている』と聞いているので、それを実戦で出せれば上に合流できると思います」


ロッテ・井口資仁監督(47)は荻野の決勝三塁打で勝利した試合後、2軍で調整中の益田直也投手(32)について言及した。

「明日下のゲームで投げる予定なので、そこの状態で2軍コーチと相談します」と、30日のイースタン・ヤクルト戦(ロッテ浦和)で復帰登板することを明言した。

今季の益田は43試合に登板して1勝2敗、25セーブをマーク。だが、球宴後初戦の7月29日のオリックス戦で3点リードを守れずセーブに失敗し、8月11日のソフトバンク戦で同点の場面で決勝アーチを浴び、翌12日の日本ハム戦ではセーブに失敗した。

井口監督が配置転換を示唆する中、19日の楽天戦ではセーブシチュエーションでオスナにマウンドを譲る形となり、20日に益田自身の申し出により出場選手登録を抹消された。以降は2軍で調整を続けていた。

「本人の感覚は『だいぶ上がってきている』と聞いているので、それを実戦で出せれば上に合流できると思います」と指揮官。現在の勝ちパターンは唐川、ゲレーロ、オスナの3人。ほかにコロナで離脱していた東條、右肘手術のリハビリを終えた岩下も好調を維持している。1軍昇格の場合でも中継ぎの一角を任せる可能性が高い。
(以上 サンスポ)



 ロッテ・荻野貴司外野手が七回に右越えへ決勝の適時三塁打を放った。最年長ながら外野のレギュラーで打率・317の好成績を残すベテランは、「なんとかバットに当ててランナーをかえしたい思いでした。迷いなく振れている結果だと思います」と胸を張った。四回にはデスパイネの左翼フェンス際の打球を好捕し、攻守で躍動した。 


 5位ロッテが首位ソフトバンクとの接戦を制し、連勝を飾った。この日、試合のなかった4位楽天との差を3ゲームに縮めた。

 初回に2番・高部の3号ソロで先制すると、直後に2点を奪われ逆転されたが、六回に4番・山口の適時打で同点に。七回には1番・荻野が勝ち越し適時三塁打を放った。

 プロ2度目の先発となった森は3回2失点で初勝利はならなかったが、その後、岩下、東條、唐川、ゲレーロ、オスナが無失点リレーで試合を締めた。


 ロッテがリリーフ陣の無失点リレーで逆転勝ちし、3位オリックスと3・5差に縮め、再び接近した。

 先発森が3回を2失点で降板後、2番手岩下、東條、唐川、ゲレーロとつなぎ、オスナが危なげなく3人で抑え5セーブ目を挙げた。井口監督は近況のリリーフ陣の充実度に納得の手応えを明かした。勝ちパターンの東條がコロナ感染から復帰。3月に右肘の手術をした岩下もこの日は2回を無失点で3試合連続無失点を継続している。

 井口監督は「中継ぎもしっかり抑えてくれています。今はみんなピッチャーがいいですからね」と手応え。今季は東京での鷹の祭典に続き大阪でも勝利し2連勝となった。


 昨年、育成から支配下登録されたロッテ・森遼大朗投手がプロ2度目の先発に挑み3回を3安打2失点で降板。プロ初勝利は次回以降に持ち越しとなった。

 初回に高部の3号ソロで先制もその裏、野村勇、デスパイネの適時打で逆転を許した。二回以降は立ち直り、2イニングを無失点。

 昨年10月のファーム日本選手権では7回を4安打無失点と好投。今季は先発ローテ入りも期待され、着々と階段を上がっている右腕は「初回が全てです。早い回で降りてしまってとにかく悔しいです。もっと努力して長い回を任せてもらえるようなピッチングをしないといけない」と次回先発で初勝利を、と意気込んだ。

 井口監督は「全力で一回りの打順というところで全員でつないでいこう」と中継ぎ総動員のプランを立てていただけに、今後は長い回を任せる方針だ。


 8月20日に出場選手登録を抹消されたロッテ・益田直也投手が30日のイースタン・ヤクルト戦で復帰登板する見込みとなった。

 開幕から抑えを務めていた益田は後半戦の連続失点もあり、2軍での再調整を本人から申し出ていた。井口監督は「明日(30日)下の試合で投げる予定なので、その状態で2軍のコーチと相談しながら、今後どうかるかということになる」と話した。

 益田不在もリリーフ陣も勝ちパターンは東條、唐川、ゲレーロ、岩下、抑えのオスナと無失点を継続しているだけに昇格時期が難しくなっているが指揮官は「本人の感覚がだいぶ、上がってきているので、それが出せれば上がってくることになります」と、内容次第では中継ぎの一角に上げる方針だ。


 ロッテのレオネス・マーティン外野手が自身のツイッターで退団を示唆した。

 4年目の今季は68試合の出場で打率・163、9本塁打、20打点。28日には米国へ一時帰国の途へと向かっていた。「この4年間、プレーをする機会を与えてくれた千葉ロッテマリーンズには感謝したい。チームメートと一緒に、そして多くのファンの前でプレーできたことは素晴らしい経験でした。一身上の都合により帰国しなければならなくなり、先のことは分かりません」とツイートした。

 井口監督は試合後の代表取材で「家庭の事情とは聞いていますので、そこで帰っているので、どういう合流になるか分かりません。」と説明。SNS等の発言について「そこは僕は分からないです」と話すにとどめた。
(以上 デイリー)



 ロッテは、7連戦最終戦となった29日のソフトバンク戦に3-2で勝利し、7連戦を5勝2敗で終えるとともに、首位・ソフトバンクとのゲーム差を6に縮めた。

 28日の楽天戦で打線が13安打9得点を奪い、先発した小島和哉が7回を投げたことが活きた試合だった。1-2の4回から先発・森遼大朗に代わって岩下大輝が2番手で登板。2イニング目となった5回に無死一、三塁のピンチを招くも、ソフトバンクの攻撃のミスにも助けられ無失点で切り抜ける。

 直後の6回に先頭の荻野貴司がレフト前に運ぶと、続く髙部瑛斗がきっちりと初球で送る。中村奨吾の中安で一、三塁とすると、4番・山口航輝の適時打で同点に追いついた。

 2-2の6回裏は東條大樹がマウンドにあがり、二死走者なしからデスパイネにレフト前に運ばれたが、野村大樹を3球三振。7回表は一死走者なしから佐藤都志也が四球を選び、続く9番・小川龍成が1球目で送りバントを決める。1番・荻野が前進守備の外野の頭を越える右中間への適時三塁打で勝ち越し。

 6回の髙部、7回の小川ともに初球で送りバントを決めたことで、攻撃にリズムが生まれ得点に繋がったといえるだろう。これでロッテは8月24日の西武戦で荻野貴司が初球で送りバントを決めてから、4度連続で初球に犠打を決め、そのうち3度が得点に結びついている。

 1点を勝ち越せば、あとは勝利の方程式で逃げ切るだけ。7回・唐川侑己が先頭の谷川原健太に死球で出塁を許すも、後続を危なげなく打ち取りわずか6球で1イニングを終える。8回に登板したゲレーロは来日後最速タイとなる163キロを計測するなど、160キロを超えるストレートを軸に無失点、最終回はオスナが3人で試合を締めた。

 ロッテは投手を中心にした守り勝つ野球。東條が復帰し、岩下もビハインドでのロングリリーフができることで、リリーフ陣が充実してきた。特に岩下がロングリリーフにいることで、先発を無理に引っ張ることなく、29日のソフトバンク戦のように早めに継投に切り替えることも可能だ。そういった意味でも、シーズン最終盤、岩下はかなり貴重な存在といえる。

 ただロッテというチームはこれまで何度も記してきたように、好不調の波が大きく、1つの勝利をきっかけに大型連勝をしたり、突然チーム状況が悪くなったりとこの先の戦いが全く読めないチーム。7連戦の初戦を終えた23日(火)終了時点で首位と8.5差だったが、首位と6差まで縮めた。この良い流れをシーズン最後まで継続し、ミラクルが起こることを期待したい。

文=岩下雄太
(ベースボールキング)

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