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今、自分が出来ること。やれること。それを精一杯やっていかなくちゃ!!

コラム記事【6/26~7/1】

2024年07月02日 02時45分23秒 | マリーンズ2024
≪6/26≫


 “少ない球数”で1イニングを抑えるーー。昨年から“アウトの取り方”にこだわってきたロッテ・西村天裕が26日の楽天戦、1イニングをわずか6球に楽天打線を片付けた。

 4-1の7回にマウンドに上がった西村は先頭のフランコを1ストライクから2球目の145キロストレートで中飛に打ち取ると、続く黒川史陽を初球の145キロストレートで三邪飛、最後は太田光を1ボール1ストライクからの3球目のスライダーで右飛に打ち取った。 

ストレートを見つめ直す

 昨季開幕前にトレードで加入した西村は、帝京大時代のチームメイト・青柳晃洋(阪神)と自主トレを行い、“アウトの取り方”について助言をもらった。少ない球数でアウトを取ることを意識した結果、自己最多の44試合に登板、14ホールド、防御率1.25と飛躍の1年になった。

 今季に向けては昨季取り組んできた“アウトの取り方”にプラス、キャッチャーミットを突き抜けるようなイメージのストレートの質を求め、自主トレからこだわってきた。

 開幕前の取材でストレートについて、「球速はまだ出ていないですけど、強さ的にはいい感じかなと思うので、そこでもっとファウルを多く取れればなと思います」と話し、開幕してからも4月25日の取材で「球速が出ていないのは気になりますけど、数字的には回転数、そこまで変わっていないので、別にいいかなと。(4月23日のソフトバンク戦で)牧原さんに打たれた真っ直ぐはコースが甘かったりしていたので、真っ直ぐ待っているバッターに真っ直ぐだったら、甘いところに行ったら打たれるという感じですかね」と振り返った。

 西村は4月終了時点で9試合・8回2/3を投げ、5ホールド、防御率3.12だったが、5月3日の楽天戦で1回・6失点と打ち込まれ、翌4日に一軍登録抹消となった。

 「(ストレートが)弱くなっている感じがあった。打たれて落ちた時も簡単に打ち返されていた、そこの質を追求していこうと体を作り直して、強さというのを求めてやりました。(自主トレで)やってきたことを見直して、もう1回自分のフォームを見直して、追求していってという感じですね」。

 「足をついてから投げることに対しての慣れというか、そこがもうちょっと意識が薄くなってきたのかなと思ったので、もう1個さらに意識を強くして投げるようにしました」。

 再昇格を目指す過程において、ファームで結果を残すことも重要だが、一軍で通用するための準備も必要。6月4日の日本ハム二軍戦がまさにそれに当てはまる。結果から言えば、1回・38球を投げ、3被安打、2奪三振、1与四球、2失点という不安定な投球内容だった。

 「真っ直ぐとスプリットの見分けがつけられていたので、真っ直ぐとスプリットしかないとわかっていて、どうやって抑えられるのか、だから(6月4日の日本ハム二軍戦で)スライダーをあんまり投げなかったんです。スプリットでいって次真っ直ぐ行った時の反応というのは今どんな感じかと色々やっていたら2点取られたという感じですね」と、6月4日の日本ハム二軍戦でストレートとスプリット中心の投球だった意図を説明。

  「真っ直ぐとスプリットの見分けが簡単につけられているんだろうなと思ったので、そこからもう1個リリースの時のポイントをしっかり一緒になるようにフォームをちょっと微調整していたという感じですね」と、この登板で出た課題を見つめ直した。

 6月7日の楽天二軍戦から3試合連続無失点に抑え、昇格前最後の登板となった6月17日のオイシックス戦は1回を15球、3奪三振に抑えた。特にこの試合、2-0の6回二死走者なしで左の知念大成を1ボール2ストライクから空振り三振に仕留めたスライダーが良かった。「スライダーは僕の中でどちらかと言ったらカウントがメインなんですけど、あそこで空振り取れたというのはいい感じなのかなと思いました」と本人も納得の1球だった。

 6月21日に再昇格を果たし、再昇格後は現在3試合連続無失点中。1回を無失点に抑えた6月23日のソフトバンク戦、6-6の11回一死走者なしで川村友斗を「差し込めていたのでいい球だったかなと思います」と、2ボール2ストライクから5球目の149キロ真ん中ストレートで空振り三振に仕留めた。

 一軍に戻ってからのストレートについては「ファウルも取れて、空振りも取れてきているので、いい感じかなと思います」と好感触。「1ヶ月半くらい(一軍に)いなかったので、その分盛り返せるように自分のピッチングをしていってチームに貢献したいと思います」。勝負の夏場を前に頼もしい男が帰ってきた。

取材・文=岩下雄太

(ベースボールキング)

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≪6/30≫


10試合連続安打中

 ロッテの岡大海は、6月13日のDeNA戦から現在10試合連続安打中、15日の中日戦から25日の楽天戦にかけて6試合連続複数安打を放ち、現在プロ野球タイ記録となる7試合連続二塁打、10試合連続安打中の打率は驚異の.538(39-21)をマークし、トップバッターとしての役割を果たしている。

 数字だけを見れば、絶好調のように見えるが、本人は自身の打撃の状態について「特別そんなにめちゃめちゃ良いとは思っていないですし、交流戦明け数試合なのでなんとも言えない部分はありますね」と、謙虚だ。

 試合前練習ではティー打撃の時に黒茶のバットで様々な種類のティー打撃を行い、打撃投手が投げる打撃練習では左投手の時にはセンターから逆方向の打球が目立つ。22年に取材した時には「左ピッチャーに関しては右ピッチャー以上に内からバットを出さないといけないという意識があるので、とにかくボールの内側に入れたいということで打球方向が左ピッチャーは練習ではセンターから右が多くなっているのかなと思います」と話していたが、現在もその意識は変わっていない。 

 今季はこれまでに比べて好不調の波が少なく、安打が出ない時期が非常に短い。3・4月こそ月間打率.240だったが、5月は月間打率.308、6月は月間打率.348。6月7日の広島戦から12日のDeNA戦にかけて5試合連続無安打ということはあったが、13日から10試合連続安打中だ。

 その理由について「一番は自分の体調をしっかり整えることを意識しています」と説明。体調を整える中で、睡眠時間などを長くするなど、何か特別なことはしているのだろうかーー。

 「睡眠を長くするとかはないですけど、同じ一定のリズムというのを大切にしていますし、栄養だったり、全て大切にしています」と教えてくれた。 

オフから取り組んできたこと

 今季の岡は、新シーズンに向けて“スイングスピード”、“ライナー性の打球を増やせるように”意識して取り組んできた。4月23日の取材で岡は「試合ではまだ納得いっていない打球が多いですし、引っ張った打球もまだゴロとか多いので、まだまだだと思います」と話し、5月18日の取材では「まだまだ納得のいくものはないですけど」としながらも、「少しずつ良くなってきているのはあるのかなと思います」と徐々に手応えを掴みつつあった。

 現在はというと、「まだまだ満足はしていないですけど、いい方向に向かっているのかなと思います」とのことだ。

 また岡といえば、OPSにもこだわってきた。現在、岡のOPS.851はソフトバンク・近藤健介に次いでリーグ2位。シーズン通してどのくらいのOPSを残したいという具体的な数字はあるのだろうかーー。

 「そうですね、具体的な数字はまだ決めていないですけど、高ければ高いほどという気持ちでいます」。

 今季のマリーンズ打線を引っ張る選手の一人。「ずっと変わりなく塁に出ていければなと思います」。首位・ソフトバンクと11.5ゲーム差と大きく離されてしまっているが、大逆転優勝に向けて、さらなる岡の活躍は必要だ。

取材・文=岩下雄太 

(ベースボールキング)

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≪7/1≫


「オッシャー!」。幕張の夜空に向かって吠えた。 

 6月26日のイーグルス戦で3点リードの9回に登板したマリーンズの益田直也投手は、三者凡退で試合を締め、今季10セーブ目を記録した。これで6年連続2桁セーブに到達、そして通算228セーブ目。これはOBの小林雅英氏が記録した227セーブを抜き、球団新記録となったことを意味していた。

「まだまだこれから」

「小林雅英さんにはコーチの時に『俺の記録を抜いてから偉そうなことは言え』と言われてきた。そういう意味ではこの数字に到達して、嬉しいなあという思いはありますが、まだまだこれからだと思います。頑張ります」

試合後、ロッカーに戻った益田は大粒の汗を拭いながら、しみじみと語った。 

 記録を抜かれた小林雅英氏は、そのニュースを栃木県小山市内の自宅で知った。現在は栃木県を本拠地にする社会人野球チームのエイジェックの投手コーチとして都市対抗野球での優勝を目指し、指導を行う日々を送っている。古巣マリーンズの試合は観戦する時間はなかなかないが、ネットで必ず試合結果はチェックしている。この日もニュースを見て、ついに後輩が記録を抜いたことを知り、ニヤリと笑った。

小林氏が語る益田の快挙

「いつも、そうやってハッパをかけていたからね。なにかあるたびに『まずは俺の記録を抜いてからにしてくれ』と話をしていた。そういう意味では感慨深いものがあるよね。記録は抜かれるものだから。おめでとうと言ってあげたい」

 後輩の快挙を喜び、さらにこう続けた。

「ただ、セーブは自分だけで出来るものではない。先発投手と中継ぎ投手が必死に繋いで打線も打ってくれて、リードしているシチュエーションを作ってくれている。最後に首脳陣が自分を指名してくれて、マウンドに向かって、そこで抑えてこそ成り立つ。だから周りに感謝して欲しい」

 そして豪快に笑った。

「まあ、俺は9年間でその数字になったけどね。益田は13年間かあ」

マリーンズでの「最後のセーブ」

 ちなみに小林雅英氏がマリーンズで227セーブ目を挙げたのは2007年10月5日、ZOZOマリンスタジアムでの18時16分開始のナイトゲームだった。相手は益田の登板時と同じくイーグルス。1対0のゲームの最後を打者3人で締めくくり27セーブ目を挙げた。先発したのは小野晋吾(現一軍投手コーチ)で7勝目。決勝点は3回にレフト前にタイムリーを放ったベニー・アグバヤニ外野手だった。

 この年のシーズンオフ、小林雅英氏はメジャー挑戦を決め、クリーブランド・インディアンス(現ガーディアンズ)に移籍することになる。これはマリーンズで記録した最後のセーブとなった。 

 益田はヒーローインタビューで「ここまで自分が成功した記憶より失敗した記憶の方がすごく頭に残っている」と口にした。抑えというポジションの過酷さを物語る言葉だった。メディアは、抑えて当たり前、打たれると悲劇としてクローズアップすることが多い。すべての人の想いと共にチームの勝利を背負って最後を投げる重圧は計り知れない。

過酷なクローザーの重圧

 小林雅英氏もその重圧をこう振り返る。

「現役時代、1年間は投げたすべての球を覚えていた。誰にどんな球を投げたか、カウントなどの状況。一球一球、覚えていた。打たれた球も抑えた球も。そして1年が終わったらリセットする。その繰り返しだった」

 思い出深いゲームはやはり、セーブを挙げた試合よりセーブに失敗した場面だという。それはプロ3年目の2001年7月17日、本拠地で行われたバファローズ戦(当時は近鉄)。9対4と5点のリードで最終回を迎えた。楽勝ムードが漂っていたが、暗転した。この回、8失点。小林雅英氏は1アウトしか取れずに降板し負け投手となった。今でも忘れられない辛い想い出だ。

「あれはオールスター前、前半戦最後のゲームだった。点差もあって、油断していたというか、集中していなかった部分もあったと思う。不運な当たりもあったけどね。今でもハッキリと覚えています」

記憶に残るのは「セーブ失敗」

 05年10月の福岡で行われたホークスとのプレーオフも忘れられない。勝てばリーグ優勝が決まるというゲーム(当時はプレーオフ優勝チームがリーグ優勝というルール)。4点リードの9回のマウンドに上がった。しかし、結果は一気に追いつかれて同点。試合は延長戦でサヨナラ負けとなった。数々のセーブと栄光を重ねてきたクローザーはともに、笑顔の思い出より辛い経験の方を今も胸に残している。つくづくストッパーとは辛いポジションだ。

 二人は15年からの4年間、コーチと選手の関係で一緒の時間を過ごした。

「益田は丁寧に野球と向き合っていた。練習をよくしていました。ウェートとかはあまりしないけど、とにかく走っているイメージ。無事是名馬というけど、彼はまさにそんな感じで故障しない。タフでした。身体のケアもしっかりとしていて、食事にも気を使っていたしトレーナーさんを雇ったりしていた。でも大前提として産んでくれた親に感謝しないといけない」

一度だけ伝えた“苦言”

 抑えとして様々な心得をアドバイスした。セーブに失敗した時に足早に帰宅する姿にこう苦言を呈したこともある。

「打たれた時にすぐに帰るな。いつもと同じようにしておけばいい」

 勝っても負けても抑えても打たれても心を乱すことなく同じリズム、雰囲気を作りだすことが長いシーズンを戦う上で大事だということを伝えたかった。確かに05年、プレーオフで打たれて敗れた夜、小林雅英氏は遠征先の宿舎の自室でふさぎ込むのではなく、いつも通り食事会場に現れ、普段と同じように仲間たちと会話をしていたことが印象深い。 

 そんな小林雅英氏から益田へと球団記録は更新された。次に待つ大記録は名球会入りの条件でもある通算250セーブだ。小林雅英氏はその後移籍したジャイアンツとMLBで挙げたセーブを加えて日米通算234セーブ。名球会入りまで残り16セーブというところでユニホームを脱いでいる。名球会ブレザーの採寸も行っていたが、最後その数字に惜しくも届かなかった。だから教え子でもある益田には期待を寄せている。

「それはやっぱり大きなステータスですから。そこを目指せるのだから目指して欲しいと思う」

「まずは名球会入り、次は…」

 今年中にこの数字に到達して欲しい、そうエールを送る。

 小林雅英氏が投手コーチを務めるエイジェック硬式野球部は都市対抗野球大会栃木県予選で優勝するなど躍進を続けており、北関東大会第1代表として7月に東京ドームで行われる本大会に3年ぶりに出場する。小林雅英氏にとって忙しい日々が続く。

 ただ、古巣の動向と益田のマウンドを見守る気持ちは忘れてはいない。

「まずは名球会入り。そして次、俺の現役の年齢を超えて欲しいなあ。オレは37歳まで現役で38歳からコーチだから。益田には40歳を目指して欲しい。それを超えてからだったら俺の前でどんなに偉そうにしてもいいし、文句を受けつける!」

 今年35歳になる益田に先輩らしいメッセージを届け、豪快に笑った。

「幕張の防波堤」のDNA

 プロ野球はシーズン前半戦が間もなく終わり、ペナントレースは佳境へと突入する。勝負の夏。各チームの守護神の存在感が際立つ季節だ。益田は言う。
「チームの勝ちのためなら腕がちぎれてもいいくらいの気持ちでしっかりと投げたい」

 マリーンズにはレジェンドの益田がいる。『幕張の防波堤』の異名をとった小林雅英氏の意思を受け継ぎ、誰よりもマリーンズを愛し、誰よりも勝利を追求する男は、今年こそリーグ優勝を実現し、その最後のマウンドを締めるという熱い思いを抱いている。

梶原紀章(千葉ロッテ広報)

(Number)

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≪7/1≫


空白の時間が自分を見つめ直すきっかけとなった。ロッテ・中森俊介投手(22)が26日の楽天戦(ZOZOマリン)で六回途中5安打1失点で今季初勝利を達成。昨季の3勝はすべて救援で記録したもので、高卒4年目にして先発初勝利を達成した。

初めから順風満帆なシーズンだったわけではない。今季は首脳陣に「先発をやりたい」と志願し、開幕ローテーション入りを目指したが叶わず。3月中旬にオープン戦を終えると2軍にて1軍先発を果たすべく先発ローテーションを担っていたが、一度登板がピタリと止まった。

4月2日を最後に同30日まで約1カ月間ほど試合で投げない時期があったのだ。「出力を上げられずに苦労した」。状態が思うように整わず苦悩の日々。苦しんだ中で「調整ではなく自分のレベルアップに時間を使うようにしよう」と意識を変えた。

登板日にしっかりと良い状態に持っていこうとするあまり、忘れていた考え。状態を整えるのではなく、自分自身の成長によりつながるような練習に変更。登板の4日前に遠投を取り入れるなど調整法を見直し「出力もしっかりと上げて、1キロでも速い球を投げられるようにしたい」と思いを再確認した。

再び本来の調子を取り戻すと6月12日のDeNA戦で今季1軍初登板を果たし、六回途中4安打2失点。勝ち負けはつかなかったが、しっかりと試合を作った。結果で安定感を示すと、中13日で迎えた26日の楽天戦で今季初勝利&先発初勝利。その日は「益田さんくらいロッテを背負える選手になりたい」と尊敬の目を向ける益田の球団最多228セーブ達成につなげた。

思い描くものは高い。「理想としてはやっぱりピンチになったときにギアを2段階、3段階上げられるように。三振を取りたい場面で三振を取ったり、1年間を通して調子の波を一定にするというのも大事。勝負どころでしっかり結果を残せるのが自分の先発像。今の理想なので、そういう理想を描きながらやりたい」。兵庫・明石商高から入団4年目の右腕は、まだまだ上だけを見て突っ走る。(ロッテ担当・森祥太郎)

(サンスポ)

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≪7/1≫


逆方向の意識

 昨季は6月終了時点で8本塁打だったが、今季は昨季を上回る10本塁打。ポランコは6月、4本塁打をマークした。

 現在の自身の打撃の状態について「少しずつ上がってきている。交流戦最後の1週間から少しずつ良い結果、良い形で打席に入っている。そのまま行けばいいと思います」と話したように、交流戦最終週となった6月11日のDeNA戦以降、12試合に出場して、打率.316(38-12)、4本塁打、9打点。6月26日の楽天戦では1試合に2本の本塁打を放った。

 試合前の打撃練習を見ていると、ティー打撃では福浦和也ヘッドコーチ兼打撃コーチからマンツーマンで打撃指導を受けていることが多い。

 「福浦さんだけでなく、村田さんともよく3人で話をしながら、自分は(体が)開きやすいので、体が開かないようにもっと足を使って、逆方向に打つようなスイングをしようという話でそれを福浦さんを含めて、村田さんとも練習しています」。

 6月26日の楽天戦、第1打席にライトへ本塁打を放ち迎えた2-0の3回無死一塁の第2打席、岸孝之が2ボール2ストライクから投じた5球目の外角のストレートを「ストレートに対してしっかりイメージが出来ていたし、狙っていた球に上手くコンタクトすることが出来たわ!パワー!」と、逆方向への一発。この本塁打こそ「逆方向への練習をやり出して、その結果で楽天戦のホームランに繋がったと思います」と、練習で取り組んできた成果を発揮する一発となった。

 これからポランコの大好きな夏を迎える。「今の練習を続けてハードワークをして、ルーティンを守って、結果が出続けられるような練習を続けたいと思いますし、それができるとチームのためになるので、それをやっていきたい」。この夏も、チームを勝利に導く一発を数多く放っていく。

(グレゴリー・ポランコ選手通訳=千葉ロッテマリーンズ・ラファエル・フェルナンデス通訳)

取材・文=岩下雄太

(ベースボールキング)


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