ちょこっとGUM

今、自分が出来ること。やれること。それを精一杯やっていかなくちゃ!!

備忘録【6/1】 VS 阪神 ≪27勝18敗5分≫

2024年06月02日 12時26分05秒 | マリーンズ2024
≪2024/6/1≫

【交流戦   ロッテ3x-2阪神 (延長11回)( 2024年6月1日    ZOZOマリン ) 】

≪対T:2勝0敗≫


 ミラクルは続く!2位のロッテは1日、4試合連続で延長戦にもつれこんだ阪神戦で、11回2死二塁から現役ドラフトで加入した愛斗外野手(27)が右越えにサヨナラ二塁打。日本一となった05年以来、19年ぶりの11連勝(4分け挟む)を決めた。4試合連続で9回に同点に追いつく驚異の粘りを勝利につなげ、これで15試合連続で負けなし。首位・ソフトバンクとの4ゲーム差を維持した。

 何かが起こる。一塁ベンチも、ファンも予感を抱いていた。2―2で迎えた延長11回。スタンドを一瞬でお祭り騒ぎにしたのは、愛斗のバットだった。

 「前の打席(9回2死二塁)に代打で三振していたので“今度は僕が決める”って気持ちで入った」

 2死二塁。西純の真ん中寄りの直球を迷いなく振り抜くと打球は右翼・森下の頭上を越えた。プロ入り初のサヨナラ打。ウオーターシャワーを浴び「水じゃないやつがいたので探します」と苦笑いを浮かべたが、歓喜の儀式で周囲が思わず羽目を外すほど神懸かり的なサヨナラ劇だった。

 プロ野球タイ記録となる4試合連続の延長戦を戦い抜いて破竹の11連勝。しかも、この日は友杉が起死回生の適時打を放ったように、この4試合は全て9回に追いつき、2試合連続引き分け後に2試合連続のサヨナラ勝ちだ。4戦連続延長戦で負けなしは96年の近鉄以来。前夜は延長10回に小川がサヨナラ四球で、この日は途中出場の愛斗と、日替わりヒーローが次々と生まれている。

 「僕もロッテの一員になった」――。お立ち台での言葉に思いがにじむ。昨年12月の現役ドラフトで西武から移籍。過去8年間で351試合の出場経験があったが「プロ1年目のつもり」で臨んだ今季は、キャンプで毎日最後まで居残り特打を実施した。持ち前の守備力だけでは新天地で勝負できない。打力を磨いた。開幕1軍をつかみながら4月末には2軍落ち。それでも腐らず、2軍の首脳陣と「いろんなことを試してやってきた」という。チームの連勝中の5月28日に1軍昇格。ひたすら輝きを放てるチャンスを待っていた。

 吉井監督は11回に代打も考えたが、金子戦略コーチから「(相手が)右だけど、この投手、愛斗に合うかもしれない」と助言され、そのまま打席に送った。それも現役ドラフト2期生として新天地でひたむきな努力を重ねてきたからこそだ。

 日本一になった05年以来の12連勝へ、あと1勝。当時のバレンタイン監督は日本シリーズまでの147試合で135通りの打順を組んだ。今季も50試合で49通りを組む吉井監督は「細かいところは、かなり隙がある。また引き締めて頑張りたい」と見据える。スタンスは変わらない。一丸で白星を積み重ねる。(秋村 誠人)

 ≪4戦連続延長戦は球団初≫ロッテが05年の12連勝以来となる11連勝。ZOZOマリンでは5月6日の西武戦から9連勝になった。同球場でのロッテの最多連勝は05年4~5月の10連勝でタイ記録に王手をかけた。また、4試合連続延長戦は球団初で、09年巨人以来史上8度目のプロ野球タイ記録(パ5度目)。そのうち4戦負けなしは96年7月7~13日の近鉄が△○○○で達成して以来28年ぶり2度目だ。なお、ロッテの2戦連続サヨナラ勝利は昨年7月23、24日のソフトバンク戦以来。3戦連続なら球団初になる。


 ロッテが2試合連続のサヨナラ勝ち。阪神を3-2で下し、05年以来19年ぶり11連勝で、15戦負けなしとした。2-2の延長11回、愛斗外野手(27)がサヨナラ打を放った。

 2-2の延長11回2死二塁、カウント2-1からの4球目を捉えた。打球は右越えの適時二塁打となった。

 高卒2年目右腕・田中晴が試合を作った。2死から四球、右前打でランナーをためるも、5番・前川を空振り三振でピンチを脱した。2回から4回は3人で料理する堂々のピッチングを披露。1点を先制してもらった直後の5回。1死三塁、木浪を空振り三振とすると、捕手・佐藤が三塁へ素早く送球。大きく飛び出していた三走・渡辺は塁に戻れずタッチアウトとなり、三振併殺でピンチを切り抜けた。

 打線は4回2死一、二塁、安田が右翼線への適時二塁打を放ち先制。その後は阪神投手陣を攻めあぐねた。

 6回、2番手・中村稔の押し出し死球で同点に追いつかれ、5回2安打無失点で勝利投手の権利を得ていた田中晴の勝ちは消滅した。

 1-1で迎えた9回に益田が勝ち越しの犠飛を許したが、友杉の適時二塁打で追いつき、延長戦に持ち込んだ。4試合連続の延長戦はプロ野球タイ記録で、球団では史上初。ロッテは今季10試合目の延長戦で、5勝5分けの負けなしとした。


 ロッテの22年ドラフト3位の2年目右腕・田中晴がプロ初登板初先発で5回2安打無失点に抑えた。

 140キロ台後半の直球を内角に投げ込み、日米で活躍した野茂英雄氏から今春キャンプで直接指導も受けたフォークで毎回の6奪三振。救援陣が6回に追いつかれてプロ初勝利の権利は消えたが「思ったより緊張はなく、楽しみながら投げられた」と胸を張った。

 吉井監督も「最高の投球」と絶賛し、今後についても「投げるスタミナと中6日で回復というのを2軍でやって、また1軍で投げてほしい」と期待した。


 ロッテの愛斗外野手(27)がサヨナラ打を放った。2-2の延長11回、右越えの適時二塁打とし、05年以来19年ぶり11連勝に導いた。4試合連続の延長戦はプロ野球タイ記録で、球団では初。

 今季、現役ドラフトで加入。初めてのサヨナラ打、お立ち台に「ファンの声がすごい届いたので、やっとロッテの一員になれたなと。感動しました」と喜びをかみしめた。歓喜のウオーターシャワーを振り返り、「水じゃないやつがいたので、ちょっと探します」と笑わせた。

 2-2の9回2死二塁で代打に立ったものの、空振り三振に倒れた。「前の打席で代打で出してもらって三振していたので、絶対次は僕が決めるという気持ちで入りました」。延長11回2死二塁、再びめぐってきたチャンスで右越えの適時二塁打を放ち、サヨナラ勝利に導いた。

 チームは12連勝した05年以来19年ぶりの11連勝で15戦負けなし。今季10試合目の延長戦で、5勝5分けと延長戦での強さを誇っている。「僕もロッテの一員になったので、ロッテに貢献できるように頑張ります」とロッテファンを前に誓った。

 吉井監督はサヨナラの場面について「代打も考えたんですけど、金子コーチが“右だけど、この投手、愛斗合うかもしれないよ”と言ったので、そのまま愛斗いって、うまくいきました」と振り返った。


 ロッテの11連勝の呼び水となったのが、8番で出場した友杉だ。1点を追う9回2死二塁。岩崎の直球を左越え二塁打し、土壇場で同点に追いついて11回のサヨナラ劇につなげた。

 お立ち台では「今日の出来は、出来過ぎ友杉です」と言って笑わせ「いつも会心の当たりが定位置なんで、越えてくれるか心配でした」と自虐ネタも好調。吉井監督も「やっと外野の頭を越えたなと思いました」と称賛した。


 ロッテの友杉篤輝内野手(23)が値千金の同点打を放った。1点を勝ち越された直後の9回、左越えに適時二塁打を放ち、延長戦に持ち込んだ。

 1-2の9回2死二塁、フルカウントからの6球目をフルスイング。打球は左越えの同点二塁打となった。「僕で勝負にくると思っていたので、思い切っていきました。いつも会心の当たりが定位置くらいなので越えてくれるか心配でした」。吉井監督も「良く打ったなと。やっと外野の頭を越えてくれたなと」と称えた。

 お立ち台ではインタビュアーの「今日の出来はいかがですか」との振りに、「出来すぎ、友杉です」ときっちり応えた。

 今季は定位置をつかみ、好調をキープ。その要因について「今年結婚したので、頑張れてます」と、のろけた。友杉は1月に20代一般女性と結婚したことを発表している。

 チームは延長11回にサヨナラ勝利を収め、05年以来19年ぶりの11連勝で、15戦負けなし。「連勝がずっと続いているので、このままできるところまで1戦1戦戦っていきたい」と気合を入れ直し、「明日は9回で決められるように頑張ります」と締めくくった。


 ロッテは1点や2点のビハインドでは負ける気がしないと思う。特定の主力の活躍ではなく、脇役たちの働きが打線の流れを呼び、どこからでもチャンスがつくれる態勢ができている。

 9回に同点打を放った友杉、4回の先制点の起点となる一塁内野安打を放った高部。2番に入っている小川。3人のしつこくていやらしい打撃が相手投手をジワジワと追い詰めていく。初回、高部は三ゴロに倒れたがビーズリーに13球も投げさせた。友杉も第1打席で8球投げさせ四球。第2打席は7球で中飛。小川も第3打席の右飛は8球を投げさせた。簡単にアウトを与えない。福浦ヘッドコーチら首脳陣が彼らにつなぎの役割を求め、それに見事に応えている。

 投手陣の働きも見逃せない。1軍デビューだった田中晴が角度のある直球を武器に5回を無失点。9回に益田が勝ち越されたが最少失点にとどめた。友杉がフルカウントまで粘って岩崎から同点打。延長でも救援陣が耐えた。今のロッテはチーム全体が機能している。


 ロッテのC.C.メルセデス投手(30)が2日の阪神戦(ZOZOマリン)に先発することが発表された。阪神は才木浩人投手が先発する。

 メルセデスはここまで8試合で1勝1敗ながら防御率は1・50と安定した投球を続けている。前回5月25日のソフトバンク戦では8回を3安打無失点に抑え、待望の今季初白星を手にした。中7日で臨むマウンドへ左腕は「チームの勝利のために100%の力でいつも通りの投球を心がけます。低めにボールを集めてアグレッシブなピッチングで長いイニングを投げられるように頑張ります」とコメントを寄せた。


 千葉ロッテマリーンズは7月19日の日本ハム戦(ZOZOマリンスタジアム、午後6時試合開始)に女性ファッション誌「Sweet」のモデルを務める佐藤晴美、同じくモデルでフォトグラファーのモーガン茉愛羅が来場すると発表した。

 当日は、夏のスペシャルイベント「BLACK SUMMER WEEK supported by クーリッシュ」を開催し、試合前にセレモニアルピッチに登場しイベントを盛り上げる。また、「Sweet」の7月号(6月12日発売)で当該イベントの特集企画が掲載される。

 佐藤は「この度始球式を務めさせていただく事となりました佐藤晴美です!父の影響で子供の頃からずっと楽しませていただいているプロ野球。まさかのこのような形で、関わらせていただけるなんて、とても光栄な事です。当日は、思いを込めて精一杯務めさせていただきます!」<モーガンは「7月19日の始球式にて、バッターを務めさせていただく事になりましたモーガン茉愛羅です。人生の中で、始球式の場へ立たせていただける事があるとは予想していなかったので、驚きと喜びの気持ちでいっぱいです。皆さんとお会い出来ることを楽しみにしております。バッターとして良いプレーができる様に精一杯頑張らせていただきます!」と球団を通じてコメントを寄せた。

 <佐藤晴美プロフィール>
佐藤晴美(さとうはるみ)、1995年6月8日生まれ、山形県出身。2020年までダンス&ボーカルグループの一員として活躍した後、2021年1月よりソロ・アーティストとして活動スタート。173cmの長身でモデルとしても注目され 様々なファッション誌で活躍、また女優としてドラマや映画にも出演するなど幅広く活動している。
 <モーガン茉愛羅プロフィール>
モーガン茉愛羅(モーガンまあら)、1997年生まれ、イギリス人と日本人のミックスで東京都出身。16歳よりモデルとして雑誌等への出演の他、女優業で活躍するだけではなく、フォトグラファーとしてもアパレルとのコラボや2021年広瀬すずカレンダー、「月刊石橋静河 写真モーガン茉愛羅」など活動の幅を広げている。
(以上 スポニチ)



ロッテが強い、強すぎる。「日本生命セ・パ交流戦」の阪神戦で、史上初めて4戦連続で追いつき延長戦へ。1-2の9回2死から友杉篤輝遊撃手(23)の適時二塁打で同点とし、延長11回2死二塁で途中出場の愛斗外野手(27)が、サヨナラの二塁打を右翼へ放った。チームは4試合続けて9回に追いつく歴史的な粘りで、4分け挟み11連勝。2戦連続のサヨナラ勝ちで、本拠地を沸かせた。
   ◇   ◇   ◇
試合を決める右越え打を放った愛斗は、二塁を回ると満面の笑みで仲間たちと抱き合い、喜びを分かち合った。昨年12月に現役ドラフトで西武から入団。初めて、歓喜の輪の中でウオーターシャワーを浴びた。「水じゃないやつがいたので、ちょっと探します」と笑ったが「やっとロッテの一員になれた。感動しました」と胸の内を明かした。

同じ失敗は繰り返さない。追いついた直後の9回2死二塁。一打サヨナラの場面で代打出場したが結果は空振り三振。試合を決められなかった。11回の2死二塁では「『今度は絶対に打つ』という気持ちで(打席に)入りました。福浦さんと村田さんから『甘いとこだけを打って行け』という指示があったので、それが冷静にできた」と2人の打撃コーチに感謝し「芯に当たったので越えると思いました」と振り返った。

「大好き」と公言する趣味はゴルフだ。プロ1年目からハマり、今春のキャンプでもオフの日にチームメートと出かけた。自己ベストは81(2月22日時点)。かなりの上級者レベルだ。「目指している数字とかはないです。それより野球を頑張らないと」。普段から、芯で捉えるのは得意なのかもしれない。

チームは4試合連続で土壇場の9回に追いつく、驚異的な粘りを見せている。吉井監督は「粘りが出てきて、それぞれ自分の出来ることに集中してやってくれている」と選手たちをねぎらった。

ただ、満足はしていない。「結果的に勝ち切れたんで良かったんですけども、細かいところを見るとかなり隙がある。打つ方も投げる方も、隙のあるゲームだった」と反省点を挙げた。これで、15試合連続負けなし。1試合ごとに強くなっている。【星夏穂】


ロッテが接戦を制し、11連勝を飾った。4戦連続で延長となったが、延長11回にサヨナラ勝ちを収めた。

11連勝は05年の12連勝以来、19年ぶり。4分けも挟み、15試合も不敗が続いている。

延長11回2死二塁で愛斗外野手(27)がサヨナラの右越え打を放った。西武時代を含めて自身初のサヨナラ打でZOZOマリンを熱狂させた。

「負けないロッテ」は9回に象徴している。3戦連続で1点ビハインドを9回に追いついていたが、この日も驚異の粘りを再現。9回に益田直也投手(34)が1死三塁から犠飛を浴び勝ち越しを許したが、その裏に2死二塁から友杉篤輝内野手(23)が左翼越え適時二塁打を放ち同点に追いついた。

▼ロッテが5月29日ヤクルト戦から4試合連続延長戦となった。4試合連続延長戦は09年巨人以来、9度目(パ・リーグ5度目)のプロ野球タイ記録。4試合続けて同点に追いつき延長戦に持ち込んだチームは史上初。ロッテが追いついたのは4試合とも9回だった。4試合連続延長戦で無敗は96年近鉄に次ぎ2度目。これで球団では05年の12連勝以来となる11連勝。ZOZOマリンでは9連勝となり、2日も勝てば05年にマークした球団の本拠地最多連勝記録に並ぶ。


ロッテが接戦を制し、11連勝を飾った。4戦連続で延長となったが、延長11回にサヨナラ勝ちを収めた。

11連勝は05年の12連勝以来、19年ぶり。4分けも挟み、15試合も不敗が続いている。

延長11回2死二塁で愛斗外野手(27)がサヨナラの右越え打を放った。西武時代を含めて自身初のサヨナラ打でZOZOマリンを熱狂させた。
   ◇   ◇   ◇
▼ロッテが5月29日ヤクルト戦から4試合連続延長戦となった。4試合連続延長戦は09年巨人以来、9度目(パ・リーグ5度目)のプロ野球タイ記録。4試合続けて同点に追いつき延長戦に持ち込んだチームは史上初。ロッテが追いついたのは4試合とも9回だった。4試合連続延長戦で無敗は96年近鉄に次ぎ2度目。これで球団では05年の12連勝以来となる11連勝。ZOZOマリンでは9連勝となり、2日も勝てば05年にマークした球団の本拠地最多連勝記録に並ぶ。


ロッテが強い、強すぎる。阪神戦で、史上初めて4戦連続で追いつき延長戦へ。11回2死二塁で途中出場の愛斗外野手(27)が、サヨナラの二塁打を右翼へ放った。チームは4試合続けて9回に追いつく歴史的な粘りで、4分け挟み11連勝。2戦連続のサヨナラ勝ちで、本拠地を沸かせた。
   ◇   ◇   ◇       
ヒーローインタビューを終えた愛斗が、ライトスタンドへ向かう。愛斗コールも、ファンが掲げる愛斗の名入りタオルも、そこにはたくさんある。

「見たいですね。そうなるといいですね」

西武を離れることが決まった昨年12月、今日の光景を夢に描いていた。

「投手の人生を背負っているので」と強いこだわりを持つ右翼守備を、大の得意とする。ただ古巣の西武では、ロッテとは違い、本拠地では西武ファンが左翼席に陣取っていた。

「でも僕のファンの人たちって、けっこうライトスタンドにいてくれたんですよ。僕の名前のタオルを掲げて。そこに向かって走って行くんです」

新天地のロッテならライトでも…そのシーンを夢見た。一方で環境が変わることに不安もあった。

「怖い…のも正直、少しありますね。新しいところに行くことも、うまくやっていけるかなっていうのも。最初は壁、作っちゃうかも。おそるおそる」

まっすぐで熱い。この日もインタビュアーの目をしっかり見ながら、質問を聞いていた。西武でも特に後輩たちから慕われた。ただ果敢なプレースタイルのイメージとは違い、物静かだ。誤解されることもある。古巣で不遇の時期を過ごしたこともある。

人懐こさもあるけれど、慣れるまで時間がかかることも。“野生児”と呼ばれた愛斗は、きらびやかなプロ野球界に長く身を置き、見た目は割と派手ながら、その実はどこにでもいる「ちょっとした悩みもある人」だ。

2月末、宮崎空港の搭乗ロビーで久々に顔を見た。「こいつ、仲良くなったんですよ。同い年で」。紹介してくれたのはロッテ高部瑛斗外野手(26)。同じ職人肌の外野手だ。同じロビーにいた西武ナインの輪にはあえて寄らず「ロッテ愛斗」でいようとした。

西武在籍中は慕ってくれた後輩たちに“だる絡み”もしたけれど、去り際にはしっかり思いを伝えた。

「1軍で試合に出る人は決まってるかもしれない。でもどれだけ打てなくても、活躍できなくても、腐らないでほしい。2軍で結果残してるのになんで1軍に上がれないんだって思わないように。そう思ったらもう、腐っていっちゃう。自分もそれが態度に出たことがある。でもそれって、絶対に周りが見てるし、自分が頑張ってたら、それも必ず誰かが見てくれるから」

ロッテでも2軍に落ちたけれど、また立て直して、この日の愛斗コールにつなげてみせた。

もの静かだけれど、孤独が好きなわけじゃない。孤独の苦しみも知る。だから名前の通り、愛されることはうれしい。

お立ち台で「僕もロッテの一員になったんで、ロッテに貢献できるように頑張ります」と言った。淡々とした語り口だったけれど、思いに偽りはまるでない、それが愛斗。

日が変わればまた、投手の人生をかけて定位置へ駆けていく。ライトスタンドを見ながら。【金子真仁】


ロッテ友杉篤輝内野手(23)が起死回生の同点打を放った。

9回2死二塁、フルカウントから土壇場で左越え適時二塁打。「僕で勝負に来ると思ったので思い切りいきました。いつも会心の当たりが定位置(の守備)ぐらいなので越えてくれるか心配でした」と笑った。前日5月31日も4安打の活躍で「できすぎ友杉です」と話し、「明日は9回で決められるようにがんばります」と力を込めた。


プロ初登板初先発したロッテ高卒2年目右腕・田中晴也投手(19)は、84球を投げ5回2安打無失点。勝ちこそつかなかったものの堂々のデビューだった。

初回の先頭、阪神中野に対し見逃し三振を奪うと、四球、安打を許すもこの回無失点。5回には先頭打者渡辺に左翼線への二塁打、続く大山の二ゴロで1死三塁のピンチ背負う。田中晴は阪神木浪に対し、空振り三振を奪う。さらに捕手の佐藤が飛び出していた三塁走者・渡辺を刺し、併殺でしのいだ。

田中晴は「プロ初先発は思ったよりも緊張はなく、満員のお客さんが入っている中で投げられて逆に高揚感もありましたし、いつもよりアドレナリンも出ていたので、楽しみながら投げることが出来ました!」と振り返った。

吉井理人監督(59)は「最高のピッチングでした。自分のプロデビュー初先発は初回、あっという間にノックアウトだったんで、それを考えると本当に素晴らしいピッチングだった」と大絶賛だった。今後の起用については「中6日での回復というのをまだ2軍でやっていないので、中6日で回復して投げられるように修行して。またどこかで1軍で投げてほしいなというふうには考えています」と明かした。


プロ初登板で先発したロッテ高卒2年目右腕・田中晴也投手(19)は、84球を投げ5回2安打無失点で勝利投手の権利を得てマウンドを降りた。

堂々としたデビューだった。初回の先頭、阪神中野に対し見逃し三振を奪うと、四球、安打を許すもこの回無失点。

5回には先頭打者渡辺に左翼線への二塁打、続く大山が二ゴロで1死三塁のピンチ背負う。田中晴は阪神木浪に対し、空振り三振を奪う。さらに捕手の佐藤が飛び出していた三塁走者・渡辺を刺し、併殺でしのいだ。

田中晴は「最後まで自分のボールを投げ切れたので、それは良かったですし、野手の皆さんも守ってくれて、先制点も取ってくれたので、後は連勝を伸ばしていけるようベンチで応援します!プロ初先発は思ったよりも緊張はなく、満員のお客さんが入っている中で投げられて逆に高揚感もありましたし、いつもよりアドレナリンも出ていたので、楽しみながら投げることが出来ました!」とコメントした。

チームは6回に追い付かれ、初勝利とはならなかった。


フリーアナウンサーの袴田彩会(33)がセレモニアルピッチを行った。背番号「11」のピンストライプのユニホームを着て登場。ワインドアップから高らかに左足を上げ、豪快なフォームで投球。ノーバウンドでミットに収まった。

袴田は球団を通してコメントを発表。「今日はマリーンズのレジェンド村田兆治さんを意識して投げさせて頂きました。いい緊張感で落ち着けてはいたのですが、振りかぶった時のスタンドからの歓声にはこみ上げるものがありましたし、とても嬉しかったです。ノーバウンドで届いたので良かったです笑 今日は110点でお願いします!また次このような機会があれば、マリーンズOB渡辺俊介さんのようなアンダースローに挑戦したいです!」と“次回登板”に向けての意欲を語った。
(以上 日刊)



 ミラクルロッテがまたも驚異的な粘り腰で延長戦を制し、日本一になった2005年以来、19年ぶりの11連勝を飾った。4試合連続で9回に追いつくと、11回に愛斗外野手(27)がサヨナラ二塁打。4戦連続の延長戦はプロ野球タイ、追いついての4戦連続延長は史上初という粘りから快進撃を継続させた。11勝のうち10勝が3点差以内と、しぶとくつないできた連勝ロードで2ケタ貯金にリーチをかけた。

 勢いはあるが爆発はしない。負けそうだけど勝つ。ロッテが不思議な“粘着力”で、猛虎をまたも絡め捕った。

 表の守りで益田が勝ち越し点を許し、迎えた9回裏。29日のヤクルト戦(神宮)から3戦連続で9回に追いついた打線が、またも粘り腰を発揮した。2死二塁、連勝ストップまであと1球まで追い込まれてから友杉が左越えへ同点二塁打。4戦連続延長戦はプロ野球最長タイ。すべて追いついて持ち込むのは史上初だ。

 粘ったのは打線だけではない。10回は坂本、11回は沢田が、いずれも先頭打者の出塁を許しながら併殺で切り抜け、勝ち越し点を与えず、勝機を待った。

 そして11回裏。決めたのは西武から現役ドラフトで加入した愛斗だ。9回には同点打の友杉を二塁に置いて代打で登場したが三振。同じ2死二塁、「今度は絶対に打つ」とリベンジの舞台に燃えた。一方で「焦って“打ちたい打ちたい”となってた」と、岩崎のチェンジアップに泳がされた前の打席の反省も忘れていなかった。しっかりボールを見極め、2ボール1ストライクの4球目。西純の直球を引きつけ、右翼フェンス手前まで運んだ。 

 新天地ではもちろん、西武時代にも経験のなかったプロ9年目で初のサヨナラ打。水と清涼飲料水がごっちゃになったウォーターシャワーに「やっとロッテの一員になれた」と笑顔がはじけた。

 4試合計45イニング、1試合平均4時間8分のマラソン野球で連勝ロードをしぶとく伸ばした。5月14日のオリックス戦(那覇)から、4分けを含め15戦不敗。大毎時代の1960年に樹立した19戦負けなしの球団記録も視界に捉えた。勝った11試合のうち、実に10試合が3点差以内。7―1と唯一大差のついた26日のソフトバンク戦(ZOZO)も、8回裏に5点を追加して突き放すまでは接戦だった。楽勝続きで11連勝した05年とは一線を画す不思議な強さを帯びている。

 前夜は小川のサヨナラ押し出し。この日も8番の友杉に途中出場の愛斗と、決して中軸とはいえない面々が日替わりヒーローになり、競り合いをしのいでしのいで白星を積み重ねてきた。2日も勝てば、19年前に並び、球団史上5度目となる12連勝。吉井監督は「結果的に勝ち切れたけど、細かいところを見るとかなりスキがあるゲームだったので、また引き締めて頑張りたい」と静かに闘志を燃やした。(星野 和明)

 ◆「ミサイル打線」の1960年 ロッテの前身である大毎は西本幸雄監督就任1年目。6月に18連勝をマークするなど、82勝48敗3分けで10年ぶりのリーグ優勝。エース・小野正一がリーグ最多67登板(うち先発22)でリーグ最多33勝と大車輪の活躍を見せた。32本塁打、103打点で2冠の山内和弘、3割4分4厘で首位打者の榎本喜八らが打線を引っ張った。日本シリーズは大洋に4連敗。

 ◆「マリンガン」打線の2005年 第2次バレンタイン監督政権2年目、絶対的なスラッガーは不在でスタートしたが、日替わり打線が抜群の得点力を発揮。福浦、サブロー、堀、ベニー、フランコ、李承ヨプらを軸に、若手では西岡、今江がブレイクした。チーム打率は12球団トップの2割8分2厘。総得点740に対し、総失点479で得失点差は驚異の「+261」だった。

 ◆記録メモ
 ロッテは5月14日のオリックス戦から4分けを挟んで11連勝。前身球団を含めロッテのシーズン11連勝以上は、1960年の18連勝、50年の15連勝、59年、2005年の12連勝に次いで5度目だ。

 今回の連勝期間中、1点差が4試合に2点差が5試合と、11勝のうち2点差以内で9勝。チームの長期連勝で得点差別の試合数を見ると(〈〉内数字は引き分け)

 連勝 点差(0123)以上
60年18〈1〉=(1927)
50年15 =(-3210)
59年12 =(-714)
05年12 =(-309)
24年11〈4〉=(4452)

 05年の12連勝は2点差以内が3試合だから、今回は接戦での粘りが目立つ。


 ロッテが2005年以来の11連勝となった。

 ロッテは4回に安田尚憲内野手の適時二塁打で先制すると、プロ初登板初先発の2年目右腕・田中晴也投手が5回無失点と好投。しかし、6回に2番手の中村稔弥投手が、2死満塁から前川に押し出し死球を与えて追いつかれた。

 そのまま1―1の同点で迎えた9回、3番手の益田が渡辺に決勝の左犠飛を許した。

しかしその裏、2死二塁、友杉が左越え同点二塁打。4戦連続で延長戦に突入した。

延長10回2死二、三塁のチャンスはポランコが凡退。11回2死二塁で愛斗が右越えにサヨナラ二塁打を放った。


 ロッテは2試合連続の延長サヨナラ勝ち。これで延長12回の末に引き分けた5月29、30日のヤクルト戦から、4試合連続の延長戦に△△○○となった。
 延長戦の最多連続試合は4試合。09年5月30日~6月3日の巨人以来、9度目のプロ野球タイ記録(1リーグ2度、セ2度、パ5度目)になる。前記の巨人は4試合に△●△△だったが、ロッテのように黒星が1度もなしは、96年に△○○○の近鉄と2チーム目だ。

 もっとも96年の近鉄は、4試合のうち3試合がリードを追いつかれた展開。今回のロッテは代打のポランコが2試合連続で同点タイムリー、高部の犠飛、友杉の二塁打と、全て9回に追いついての延長戦になる。

 4試合連続で延長戦となった延べ9チームのうち、68年に●●△○の阪急が3試合で9回に同点とした例はあるが、4試合全てに追いついて延長戦としたのは、今回のロッテが初めてだ。(阿部 大和) 


 プロ初登板初先発のロッテ・田中晴也投手が、5回2安打無失点と好投。1点リードのまま勝利投手の権利を持って後続にバトンタッチしたが、6回に同点とされ、デビュー戦勝利はならなかった。

 今月6日に20歳の誕生日を迎える高卒2年目右腕は、140キロ台後半の直球とスライダー、フォークを武器に試合を作った。降板後は「最後まで自分のボールを投げ切れた。思ったよりも緊張はなく、満員のお客さんが入っている中で投げられて逆に高揚感もありましたし、いつもよりアドレナリンも出ていたので、楽しみながら投げることができました」とコメントした。
(以上 報知)



ミラクルロッテだ!! ロッテは1日、「日本生命セ・パ交流戦」の阪神2回戦(ZOZOマリン)に延長十一回、3―2で2試合連続サヨナラ勝ちした。12連勝した2005年以来、19年ぶりの11連勝(4分けを挟む)。4試合連続で1点を追う九回に追いつく驚異の粘りを発揮し、プロ野球タイ記録の4戦連続延長戦に突入。十一回2死二塁から途中出場の愛斗外野手(27)が右二塁打を放って試合を決めた。

神懸かっているのかもしれない。延長十一回。試合を決める白球を見送り、愛斗が歓喜の輪に吸い込まれていった。2005年以来19年ぶりの11連勝(4分けを挟む)。昨年12月に現役ドラフトで西武から加入したヒーローが、移籍後初のお立ち台に上がり、感慨に浸った。

「ファンの声がすごく届いた。やっとロッテの一員になれたなと。感動しました」

昨季日本一の阪神を相手に、2試合連続のサヨナラ勝ち。1点を追う九回は2死二塁となり、阪神ファンから「あと1球」のコールが響く中で、友杉が値千金の左越え二塁打。4試合連続で九回に同点に追いつくと、プロ野球タイ記録となる4試合連続の延長戦に突入した。 

救援陣も踏ん張る中で十一回。2死二塁で九回のサヨナラ機に代打で三振した愛斗に打席が回ってきた。「次は絶対に僕が決める」。甘い球に狙いを絞ると、真ん中直球をしっかりと捉え、自身初のサヨナラ打を右越えへ運んだ。

これで5月14日のオリックス戦(那覇)から15試合連続で負けなし。好調の打撃陣を支えているのが、5月中旬に導入された秘密兵器、バドミントンのシャトル打ちだ。試合前練習に自動で放たれるマシンが設置されて、選手は打つのが日課。福浦ヘッド兼打撃コーチは「ボールを呼び込んで打つ。我慢してから打つ練習を遊び感覚でやってもらいたかった」と意図を明かした。その効果もあってか、5月はリーグトップのチーム打率・262を誇った。

開幕1軍をつかんだが、一度抹消され、連勝中の5月28日から再び昇格してきた愛斗は雰囲気の違いを感じている。「負けていても、誰かが(塁に)出ればつないでいける雰囲気の良さがある」。驚異的な粘りとポジティブ精神が連勝街道を支えている。

次なる目標は日本一となった2005年以来の12連勝。今季の延長戦は10戦負けなしと接戦での勝負強さを誇るが、愛斗と並んでお立ち台に立った友杉は「出来すぎ、友杉です。明日は九回で決めます!」と誓った。マリーンズの快進撃は、6月に入っても終わらない。(森祥太郎)


ロッテ2年目の友杉篤輝内野手(23)が、九回2死二塁から左越えの適時二塁打を放った。値千金の一打に「僕で勝負に来ると思っていたので思い切っていきました」と右拳を握った。

遊撃の定位置をつかんだ今季は打率・293と好調。お立ち台では「出来すぎ、友杉です」とファンを沸かせ、4試合連続の延長戦に突入に「明日は九回で決めます!」と誓った。
(以上 サンスポ)



 野球の神様はまたしてもロッテに笑った。プロ野球タイ記録の4試合連続の延長戦に持ち込み、2戦連続のサヨナラ勝利。脅威の粘りで2005年以来19年ぶりの11連勝に導いたのは、愛斗外野手だった。

 「ファンの声がすごく届いたので、やっとロッテの一員になれたと。感動しました」

 歓喜のサヨナラ劇は延長十一回に待っていた。2死二塁で打席には九回に代打で出場し、右翼に入っていた愛斗。「前の打席で三振していたので絶対に打つという気持ちで打席に入った」。カウント2-1から阪神の5番手・西純の直球を捉えると、打球は右翼・森下の頭上を越えた。狂喜乱舞するナインにもみくちゃにされながら、ウオーターシャワーを浴びた。

 昨年12月に現役ドラフトで移籍。石垣島での春季キャンプでは、毎日5時ごろまで居残りで打撃練習し、1日700球を打ち込んだ。開幕後も、2軍での時間は「僕はバッティングが下手なので、毎日いろんなことを試しながらやってきた」。地道に積み重ねた努力が実を結んだ。

 吉井監督は「結果的に勝ち切れたので良かった」と振り返ったが、手放しでは喜ばない。「細かいところを見るとかなり隙がある。打つ方も投げる方も隙のあるゲームだったので、あしたからまた引き締めて頑張りたい」と冷静に試合を分析。気を抜くことなく、連勝を続けていく。

 ◆愛斗(あいと=本名・武田愛斗)1997年4月6日生まれ、27歳。大阪府出身。177センチ、92キロ。右投げ右打ち。外野手。花咲徳栄から2015年度ドラフト4位で西武入団。16年7月から登録名を「愛斗」へ。17年6月16日・中日戦(ナゴヤドーム)で初出場(代打)。23年オフの現役ドラフトでロッテに移籍。

 ◆4試合連続延長戦 ロッテはこの日で5月29日・ヤクルト戦(神宮)から4試合続けての延長となった。プロ野球タイ記録。パ・リーグでは71、96年の近鉄に続いて28年ぶり。セでは71年・中日、09年・巨人があり、中日は1リーグ時代の48年にも記録している。


 ロッテは土壇場で追いつく執念を発揮し、十一回に2戦連続のサヨナラ勝ち。11連勝(4引き分けを挟む)となり、ミラクルロッテに本拠地がお祭り騒ぎとなった。
 九回は2死2二塁の好機で、友杉がフルカウントまで追い込まれた。阪神ファンから「あと一球」のコールも巻き起こったが、岩崎に食らいつき、左越えの同点適時二塁打を放った。
 10連勝中、14戦負けなしのロッテはこれで4試合連続の九回の同点劇。ミラクルロッテに本拠地のファンは大盛り上がりとなった。
 さらに十一回は2死二塁。愛斗が強振し、右越えへ試合を決める一打を放った。
 ロッテの4試合連続延長戦はプロ野球タイ記録となった。パでは71年、96年の近鉄。セでは71年の中日、09年の巨人。1リーグ時代の48年にも中日が1度記録している。
(以上 デイリー)



 ロッテは1日、阪神との試合に3-2とサヨナラ勝利し、11連勝を飾った。

 ロッテ打線は両チーム無得点で迎えた4回、髙部瑛斗の内野安打をきっかけに二死一・二塁のチャンスを作ると、6番・安田尚憲がライトへの適時二塁打を放ち先制に成功。

 1点ビハインドで迎えた9回裏に、二死二塁で友杉篤輝が適時二塁打を放ち4試合連続で9回土壇場で追いつき延長戦に持ち込むと、11回裏に中村奨吾の中安で再び二死二塁のチャンスを作り、最後は途中出場の愛斗がライトオーバーのサヨナラ打を放ち試合を決めた。

 投げてはプロ初登板となった2年目の19歳・田中晴也が圧巻の投球を披露。阪神打線に的を絞らせず、5回84球、2安打無失点と好投。勝ち星は11回表を無失点に抑えた澤田圭佑に付き、今季2勝目をマークした。

  ロッテはこれで5月14日のオリックス戦(那覇)から、4つの引き分け含み11連勝。15戦無敗となり、貯金は今季最多の「9」となった。


 ロッテの愛斗が1日の阪神戦で、サヨナラの適時二塁打を放った。

 今季現役ドラフトでロッテに入団した愛斗はこの日は途中出場し、2-2の11回二死二塁で迎えた第2打席。「前の打席で代打出してもらって三振してたので、次は絶対僕が決めるという気持ちで入りました」。西純矢が2ボール1ストライクから投じた4球目のストレートを捉えた打球はライトの頭を越えるサヨナラ打となった。「芯に当たったので越えると思いました」と振り返った。

 愛斗は「いい経験ができました」とし、「僕もロッテの一員になったので、ロッテの勝ちに貢献できるよう頑張ります」と決意を述べた。

 吉井理人監督はサヨナラ打を放った愛斗について「代打も考えたんですけども、金子コーチが右だけどこのピッチャー愛斗あうかもしれないですよって言ってくれたので、そのまま愛斗いってよかったです」と喜んだ。

(ニッポン放送ショウアップナイター) 


 ロッテの友杉篤輝が1日の阪神戦で、1点を追う9回に同点の適時二塁打を放ち勝利に貢献した。

 前日は9回に髙部瑛斗の犠飛、10回の小川龍成のサヨナラ打に繋がる安打を放ちチャンスメイクしたが、『8番・遊撃』で先発出場したこの日は「僕で勝負くると思ったので思い切って行きました」と、1-2の9回二死二塁の第4打席、岩崎優が3ボール2ストライクから投じた6球目のストレートをレフトオーバーの適時二塁打を放った。「いつも会心のあたりが定位置ぐらいなので越えてくれるか心配でした」と振り返った。

 ヒーローインタビューに登場した友杉は今日の出来について問われ、「出来すぎ、友杉です」と回答。

 「今年、結婚したので頑張れてます」と話し、「明日は9回で決められるように頑張ります」と意気込んだ。

 吉井理人監督は、同点適時二塁打を放った友杉について「よく打ったな。友杉やっと外野の頭を越えたな」と評価していた。

(ニッポン放送ショウアップナイター)


「2点くらいリードされていても…」
 ロッテは1日、阪神との試合(ZOZOマリン)に3-2とサヨナラ勝利。11連勝を飾り、さらには15試合無敗となった。

 プロ初登板となった先発の田中晴也は圧巻の投球を披露。阪神打線に的を絞らせず、5回84球、2安打無失点と好投を見せた。

 打線は1点ビハインドで迎えた9回裏に、二死二塁で友杉篤輝が適時二塁打を放ち4試合連続で9回土壇場で追いつき延長戦に持ち込むと、11回裏に中村奨吾の中安で再び二死二塁のチャンスを作り、最後は途中出場の愛斗がライトオーバーのサヨナラ打を放ち試合を決めた。 

 11連勝を飾ったロッテについて、1日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した解説者の齊藤明雄氏は「この11連勝中に9回に同点に追いついたのが4試合続いているんですよ。今は終盤の8回・9回で2点くらいリードされていても、“何とかなるんじゃないか”という感じのチーム状況だと思いますね」とコメント。

 続けて「この試合でもベンチスタートの中村奨吾が2安打を打ったりと、チーム一丸となって最後まで諦めない、粘り強い野球をしてると思いますね。“何とかなるぞ”とベンチの全員が思っていると思います」と粘り強いロッテの野球を称賛した。

 ロッテはこれで5月14日のオリックス戦(那覇)から15戦無敗となり、貯金は今季最多の「9」に。2005年のボビー・バレンタイン監督時代に成し遂げた球団記録の12連勝まで、残り1勝となった。

☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』


 ロッテが1日の阪神戦、延長11回に愛斗の適時二塁打でサヨナラ勝ちを収め、連勝を11に伸ばし、15試合連続負けなし、これで延長戦の成績は5勝0敗5分となった。

 0-0の4回に安田尚憲の適時二塁打で先制すると、プロ初先発となった田中晴也は5回無失点に抑え、勝利投手の権利を得てリリーフ陣にバトンをつなぐ。6回から登板した中村稔弥が失点し同点に追いつかれると、1-1の9回に登板した益田直也が渡邉諒に犠飛を打たれ勝ち越しを許す。それでも1-2の9回二死二塁から友杉篤輝が適時二塁打を放ち同点に。

 4試合連続延長戦となったロッテは、2-2の11回裏に愛斗が適時二塁打を放ちサヨナラ勝ち。11連勝のチーム状態について問われた吉井理人監督は「いいと思います」と話し、一軍初先発となった田中晴也について「最高のピッチングでした。自分のプロデビュー、初登板は、あっという間にノックアウトだったので、それ考えると、本当に素晴らしいピッチングだったと思います」と評価した。

(ニッポン放送ショウアップナイター) 

(以上 ベースボールキング)


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