ウズベキスタンに行って、一つ個人的に衝撃を受けたことがあります。
それは、若者達のガタイの良さ。
ウズベキスタンでは、人口の3割が農業に従事しており、その主要な生産物は綿花。
ちょっとでも郊外に出ると、どこへ行っても一面の綿花畑が広がっています。
綿花の収穫は、工業化されている畑もありますが、大半が手作業によるものらしく、どの綿花畑でも沢山の人達による綿花の収穫が行われていました。
日本語がめちゃくちゃ達者なガイドさんの話によると、大学生のほとんどが夏から秋にかけての収穫期間中に、綿花摘みのアルバイトに行ってしまう為、どの大学にも人が全くいない状態が続いてしまうとの事。
僕は炎天下に綿花畑を一日中歩き回る若者達の姿を想像しながら、大学に行く余裕も無く働きに出る若者なんて勝手なイメージを膨らませ
「ウズベキスタン人の若者はなんて苦しい仕事を強いられているんだ!」と思ってしまいました。
可哀想ですねというニュアンスの言葉をガイドに投げかけると、どうやら僕の想像は全くズレたものだったらしく、綿花摘みのアルバイトは若者には大人気だと言うのです。
何でも、綿花摘みは一人一日10キロといったノルマ制で、ノルマ達成の為に砂を少しずつ混ぜたりしながら(笑)午前中にさっさと終らせてしまうとの事。
すると、午後からは皆でバーベキューをしたり、ギターを弾いて歌って踊って、何日も過ごすうちにバイト仲間の内からカップルが出来たりと、出会いもあって「超」楽しいアルバイトなんだと嬉しそうに話してくれました。
あまりに人気すぎて、大学生がそればかりに気をとられてしまうので、生徒は頻繁に大学の教授達に怒られてしまうのだそうです。
日本でもバイト中心になって単位落としちゃう大学生とかいっぱいいますもんね。
ここでも日本というか、僕個人がどこかに持っていた、「農作業はつらくてダサい」なんて考えにハッと気づかされて、ちょっと恥ずかしくなってしまいました。
・・・まあそんな事はさておき、そんな綿花摘み含む農業によって鍛えられた若者のガタイがとんでもなく良いという事です。
徴兵制がある国だという事も手伝って、日本人とは平均的体格がまるで違います。
どこへ行っても、小麦色の肌に、シャツの上からも分かる胸筋を見せ付けられて、色白貧弱な僕は何だかしょんぼりしてしまいました(笑)
帰国した翌日、一日そんな事を脳みその片隅に考えて仕事をしていると、気づいたら帰宅途中にトレーニングジムに入会してました。
どこまでも単純な男、それが僕です!
3日坊主にならないよう、時々あの綿花畑で見た若者達を思い出しながら地道にトレーニングを続けようと思います。
このブログだって何だかんだ(サボリつつだけど)ここまで続けて来れたし、何とかなるよね・・・?
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