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言うだけ言ってみる

なんとなく記録。

質問に質問で返答しない

2013年04月12日 | Weblog
プログラミングの質問掲示板でよくあるやりとり。

http://www.atmarkit.co.jp/bbs/phpBB/viewtopic.php?topic=42850&forum=7

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質問者:「~のやり方が分かりません」
回答者:「MSDN(関数仕様)見ましたか?」(質問で返した)
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こういう場合、「ロクに調べもしない」として質問者側に非があるように
言われるのが常ですが、回答者もよくない。

こういう「回答」は、「ggrks」と言っているのと同じくらい意味がなく、
誰も望んでいないし、「回答」としてわざわざ書き込む必要がない。

上記のやりとりでは、質問者が粘ってなんとか答えを引き出せているが、
「ggrks」と言いたいだけで、最初から答える気がない「回答者」は少なくない。

こういう「回答」をしておけば、質問者が諦めて引き下がってしまうので、
答えるほうは楽。

質問者の調べ足りなさを責めるのは簡単だが、
「質問に質問で返す」、「訊かれた質問そのものに答えていない」など、
回答者や教える側のコミュニケーション能力不足も気になる。


最近、質問に対して情報のありかや資料の場所だけを答えて
回答した気になっている人が増えている気がするが、
詳しく答えられるだけの能力がないか、あるいは、
出し惜しみによって優越感に浸りたいだけか、どちらか?


こういうやりとりの原因は、相手の立場に立って物事を考える視点の
欠如と思われる。

人に物を教えたり、回答したいならば、相手視点で答えられるかを
自問自答してみる。

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質問者:「~のやり方が分かりません」

自分視点パターン:「説明書の○ページに書いてあります(=読めよ)」

相手視点パターン:「それは~です(まずは質問に答える)。詳しくは、説明書の○ページに記載があります」
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自分が質問者だったら、相手視点パターンの回答のほうがよいと思う。


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