涙腺アタック

ツンカタンカツンカタンカ
  ツンカタンカツンカタンカ
    ツンカタンカツンカタンカ

親知らず治療跡が再びウズき出したわけではありません。
阿波踊りです。
我が街高円寺名物阿波踊りが開催中なんです。
毎年8月26日は前夜祭。27日が初日。そして本日28日は、最終日。
この3日間、高円寺は熱い!
熱い熱い!
藤井隆風に言えばハットゥ!ハットゥ!です。

全国から70以上の連(踊り手とお囃子からなるチーム)が集結し、JR高円寺駅周辺の大通りや商店街を踊り歩くこの祭りは、毎年100万人以上の観客を動員しているとも言われています。
『100万人動員』って言われても、凄い人数なのは分かりますがケタ外れ過ぎてなんかピンと来ませんよね。
まぁ、分かりやすく言い換えれば、東京ドームで行われたアントニオ猪木の引退試合の動員が7万人だから、
猪木が14回引退するくらい
と思って頂ければいいかと。

モノの例えが的を得なさすぎと評判のマスターです、こんにちは。

まぁ例えはともかく、100万人もの人間が集まるわけですから、この3日間、高円寺はまさに『阿波踊り景気』。
飲食店には到底さばき切れないほどのお客さんが溢れるわ、店頭の屋台の品も飛ぶように売れるわで、うほうほです。
普段はどう見ても売上げほぼゼロであろう下駄屋も傘屋も煎餅屋も、この日ばかりは酔客相手に結構いい商売になるようで、年間売上げ折れ線グラフ作ったらこの3日間を頂点に超鋭角三角形が形成されること間違いなしです。
路地裏では、阿波踊りとは何の縁もゆかりもないシルバーアクセサリーやら革製品やら食器やらまで売られていて、これもまた結構いい商売になるらしく、路商さんもご機嫌顔。
とにかくもう、街中が浮かれっぱなし。興奮の渦の3日間なんです。

・・・そして。
わしはと言えばね。

うきうきうっきーだと思うでしょ?
うはうはうっはーだと思うでしょ?

違うんです。それがね
なぜか泣きっぱなしなんです(泣)

8月に入ると街のあちこちから、練習に励む和太鼓の音が聞こえてきます。
・・・それだけでもう駄目なんです。
ぞわわわぁっと全身に鳥肌が立ち、五臓六腑が痺れ、涙がうるうるしてきちゃうんです。
鳴りモノを合図にテンポが速まって、太鼓のボリュームも太鼓打ちの気合いもマックスに高まるともう、駄目駄目です。号泣なんです。

元来、太鼓好きではあるんですが、『和太鼓』に関しては好きとかそういう次元じゃ済まされないような、そんな感じなんです。
『感動して泣く』とか『興奮して泣く』とかそんな生ぬるいんじゃなくて、なんかこうもっと魂直結型涙腺アタックなんです。

在宅時ならまだしも、外を歩いてる時に聞こえてこようものならパニックです。
あっ。あっ。鳥肌。出ちゃう。涙出ちゃう。あっ。
ドンッ
うるっ ←涙の音 

ドドンッ
つすぅー
 ←涙の音

ドンコドンコドンコドンコ
だばだばだばだば
 ←涙の音

なぜ?
何故わしははこんなにも和太鼓に弱いのですか?
なぜこんなにも和太鼓の音に涙腺が過剰反応してしまうのですか?

宜保愛子さん教えて下さい
わしの前世はもしや和太鼓職人じゃありま(略


・・・練習の音にさえこれなんですもの。
本番の、しかも3日連続の攻撃に涙腺が限界容量を越えてブチ切れやしないかとビクビク恐れおののきつつも、年に一度の街をあげての大イベント、見に行って参りました。
さすがに100万人の大観衆の中での号泣は恥ずかしい。
何度も襲い来る魂直結型涙腺アタックに必死で抵抗を試みたのでした。(ハンカチ持参で)

一昨日の前夜祭。
・・・うるうる程度で耐える事に成功

昨日の初日。
・・・つすぅー程度で耐える事に成功

そして今日は最終日
3日間続いた祭りの千秋楽。
観客も踊り手も演奏者達も、もちろん和太鼓も最も盛り上がる日なんです。

これから出掛けて来ます。
時間のある方は『高円寺阿波踊り』ぜひ見にいらして下さい。
観客で鈴なりの歩道の隅で、耐え切れずひとり
だばだば涙を流してるヤツがいたら
そいつがわしです。
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