せいちゃんとみゅう

認知症のハハせいちゃんとステージⅣ乳がん闘病中のみゅう

治療の再開宣言

2008-06-10 | 日常


マイベッド(テレビ付き) 来週からここで2時間30分の点滴を受ける



悲しい再会

外来の待合にパジャマ姿のHさんが来た。

 「今日は来るやろうから、見にきてん」
 「どないしたん?入院してるん?」

半年くらい前まで毎週、ここで会っていた。
最近は会わない。
気にはなっていたけど、こっちから連絡をすることはない。
怖くてできないと言うのが本音

脳へ全脳照射をするための入院。
少しホッとした。決してホッとできるような状態ではないが。。。

脳への転移は以前よりあった。
ガンマナイフ。サイバーナイフ。何度かしてはる。
全脳照射を勧められても副作用を考えしなかった。
「痴呆になるくらいなら、なんにもせずに死にたい」いつもそう言ってた。

今回は脳の腫瘍が大きくなり、サイバーもガンマもできない。

「このまま死を待つか?全脳照射して少しでも生きるか?」
と言われたそう。

あれだけ嫌がっていた全脳照射。
するしか仕方がない。

ここまできたら死への恐怖はない。
でも治療方法があるのならば、拒絶する勇気もない。

私とて同じ。

いずれ私の歩む道。少しだけ先を歩いてるHさん。
掛ける言葉は見つからないけど、心の中では分かり合えてると思う。


ふぁいとぉ~



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