Capriccioso 街角の本屋 +++ miyu's room+++

「ひとりごと」を言うのではなく書こう☆という感じの日記です。
我がまま、気ままに、そこはかとなく…

しあわせのパン@街角の本屋

2012-02-17 | 街角の本屋さん
仕事ぬきで【だーい好きな本たち】の仲間入りした本です。

『しあわせのパン』三島有紀子 ポプラ社
ISBN 978-4591126998  ポプラ社文庫¥630

北海道の湖のほとりにあるパンカフェから届く、
春夏秋冬1年の物語


北海道・洞爺湖のほとりにある小さなまち・月浦。
宿泊設備を備えたオーベルジュ式のパンカフェを営む夫婦と、
その店を訪れるお客さまたちの人生を描く、春夏秋冬の物語です

以下、ネタばれ注意です

実らぬ恋に未練する女性・香織さん。
出ていった母への思慕から父親を避けるようになった少女・未久ちゃん。
生きる希望を失った老夫婦・史生さんとアヤさん

様々な悩みを抱えた人たちが、「カフェ・マーニ」を訪れる。
彼らを優しく迎えるのは、りえさんと水縞くんが心を込めて作る
温かなパンと手料理、そして一杯の珈琲

映画「しあわせのパン」から生まれた、
とびっきり香ばしくて温かい物語です
実際にはない絵本『月とマーニ』が特別付録として
巻末に収録されてるのも、ニクいこころ遣いです


あーいい物語読んだなぁ
そして正直に言うとこの物語、映画でも観たいんです
さすが映画界の俊英・三島有紀子による小説
もうね、読んでて情景がどんどん浮かんでくるの

丁度東京にスクーリングを受けに行ってる時に公開されて、
友人は観に行ったのですが、まさか地元大分で
公開されないなんて思ってなくて、私は行かなかったの。
ものすごく後悔


なんて書きながら未練たらしく検索してたら、
ありましたようやく決まりました大分での上映
3月24日
て二ヶ月遅れ〜
遅いよぉ。待ちきれないよぉ 

まだ映画を観ていない皆さん、すでに観た皆さん、
本もオススメですよ
『かもめ食堂』や『食堂かたつむり』がお好きな方には
絶対です