ここのところ、どっぷりと”和に触れる”生活をしていました
ドイツへの帰国直前のMさんが”日本の古い掛け軸が欲しい”というので
私の知っている近くの骨董屋さんに案内しました
3軒目で彼女の希望の掛け軸に出会ったのですが、ついて行った私も
思わぬ”掘り出し物”に出会い興奮してしまいました
井口海仙直筆の掛け軸です
保存状態があまり良くないって事で、骨董店の店主が破格値にしてくれました
私にとっては、そんなの全然関係なく
淡いサックスブルーの色合いがとても気に入りビビっときて
これも出会いと喜んだのでした
桐箱に購入時の領収書まで入っていて面白かった~
自宅に戻りWikipediaで調べると
井口海仙(いぐち かいせん、1900年6月24日-1982年6月8日)は、茶道家。 京都市に、13代千宗室の3男として生まれた。名は三郎、号は宗含。裏千家宗家の父に茶道を学ぶ。茶道教授をしながら、機関誌「茶道月報」を主宰。戦後は淡交社社長として茶道書の出版、執筆に活躍した。
となっています。
掛け軸には、”頭上漫々脚下漫々”と書かれています。
” 真理というものは頭上にも脚下にも漫々と 満ち溢れているものである”という意味で
宗旦が好まれた詩との事です。
そして、更に店内を見てたら”可愛い”輪島塗と思える茶托にも遭遇
お値段を聞いてみると・・・え1枚じゃなく5枚でのプチプライスにまたまた興奮気味
更に店主からの値引きもあり・・。飛び上がる私でした←逆立ちは、できませんが
そうして、最後に先日訪れた京都の半兵衛麸の骨董店で買わずに帰った
花器がやっぱり気になり送ってもらいました
何だと思います?
鹿ヶ谷南瓜をモチーフにした花器なんです面白い形をしています
花器として使用するのですが、本来は小さな火鉢なんだそうです。
なので、中に炭を入れる事も可能で この点も気に入りました
今月末はハローウィンですし・・・先日アレンジしていたものを
切り戻して活けてみました
半兵衛麸さんの骨董店、誰にも教えたくないぐらい素敵で良心的なお店です
お近くに行かれた際には、ぜひ立ち寄られてくださいね