知事就任から3年9か月。橋下徹氏による大阪府政運営が昨日、10月31日に終了した。就任時の職員に対するあいさつで「皆さんは破産会社の従業員です。」と呼びかけ、府の行財政改革に本気で取り組まなければならないことを強調。それまでの知事にできなかった財政支出の大幅カットに踏み切った。
福祉等予算カットの痛みを府民と分かち合うために、自らの給与はもとより、職員給与・手当のカットにも大胆に取り組んだ。職員の4分の1の支持しかない中で府政改革が断行された。職員の半数の支持の中でも府政を大きく後退させた革新知事に比べるまでもなく、少ない職員支持の中での官僚達との連携は、まさに「政治主導」の名に恥じないものであった。
劇場型と呼ばれた政治手法は、課題発生のたびに目前の「わかりやすい敵」を見つけ、舌鋒鋭く攻撃することで解決してきた。その過程では大阪府民だけでなく、国民全体の耳目を集めることもあった。その政治的影響力は府内だけでなく、国政レベルにまで及んだ。大阪維新の会結成後は、大阪府議会を制圧しただけでなく、大阪市議会及び堺市議会でも第一党に躍り出た。大阪の既存政党は橋下人気を無視することができず、面と向かっての対立には二の足を踏む様が窺える。
昨日の退任あいさつでは、この3年9か月の間、苦楽をともにしてきた職員に向かって労をねぎらうとともに、「皆さんは優良会社の従業員です」と語った。その一方、府政運営が「府民感覚からずれることのないよう」と釘を刺すことも忘れなかった。
『府庁玄関前から退出の際、女性職員から送られた花束を受け取った橋下知事は、破顔一笑。残された課題はあるものの「やるべきことはやった」という表情を浮かべた。用意された車に勢い良く乗り込む後ろ姿には、ほっとした心境のあらわれとは別に、早くも次の市長選に向けた闘志が感じられた。』
現場で見送りをした職員の中からは、このような声が聞かれた。
橋下知事様、短い間でしたが府政改革へのご尽力、お疲れ様でした。そして、ありがとうございました。
府政改革と同様に大阪市政改革も進められ、大阪都構想の実現にむけて維新の会とともに突き進んでいただきますよう、大阪市民の一人として期待いたします。
(なお、小稿は橋下知事退任に伴い、表題を次回から当面の間「翻れ、橋下維新旗」と変更いたします。)
福祉等予算カットの痛みを府民と分かち合うために、自らの給与はもとより、職員給与・手当のカットにも大胆に取り組んだ。職員の4分の1の支持しかない中で府政改革が断行された。職員の半数の支持の中でも府政を大きく後退させた革新知事に比べるまでもなく、少ない職員支持の中での官僚達との連携は、まさに「政治主導」の名に恥じないものであった。
劇場型と呼ばれた政治手法は、課題発生のたびに目前の「わかりやすい敵」を見つけ、舌鋒鋭く攻撃することで解決してきた。その過程では大阪府民だけでなく、国民全体の耳目を集めることもあった。その政治的影響力は府内だけでなく、国政レベルにまで及んだ。大阪維新の会結成後は、大阪府議会を制圧しただけでなく、大阪市議会及び堺市議会でも第一党に躍り出た。大阪の既存政党は橋下人気を無視することができず、面と向かっての対立には二の足を踏む様が窺える。
昨日の退任あいさつでは、この3年9か月の間、苦楽をともにしてきた職員に向かって労をねぎらうとともに、「皆さんは優良会社の従業員です」と語った。その一方、府政運営が「府民感覚からずれることのないよう」と釘を刺すことも忘れなかった。
『府庁玄関前から退出の際、女性職員から送られた花束を受け取った橋下知事は、破顔一笑。残された課題はあるものの「やるべきことはやった」という表情を浮かべた。用意された車に勢い良く乗り込む後ろ姿には、ほっとした心境のあらわれとは別に、早くも次の市長選に向けた闘志が感じられた。』
現場で見送りをした職員の中からは、このような声が聞かれた。
橋下知事様、短い間でしたが府政改革へのご尽力、お疲れ様でした。そして、ありがとうございました。
府政改革と同様に大阪市政改革も進められ、大阪都構想の実現にむけて維新の会とともに突き進んでいただきますよう、大阪市民の一人として期待いたします。
(なお、小稿は橋下知事退任に伴い、表題を次回から当面の間「翻れ、橋下維新旗」と変更いたします。)