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翻れ、橋下維新旗

地方自治改革に取組む 橋下徹氏と大阪維新の会、並びに橋下氏と共に自治体改革に取り組む大阪府職員、同市職員を応援します。

橋下知事を支援する理由 (続き)

2010年02月14日 | 日記
三番目に驚いたことは、行政運営に一種の心棒を通したことだ。
従来、行政の策定した総合計画は自治体がおかれている現状と課題に対し、10年程度の期間を設定して将来こうあるべきと想定される形を政策項目別に整然と書き連ねているのであるが、肝心な心棒が抜けていたのではないかと私は考えている。確かに、計画に示されたような、府民の暮らしの安心・安全の確保だとか、府経済や雇用の安定化、中小企業対策だとか、福祉への配慮、教育・青少年健全育成など、自治体の目指す方向が示されることは最低限必要であるが、途中経過での評価が行政内部で行われているために、取り組んできた結果に対する評価が杜撰と言わないまでも甘かったと言わざるを得ない。

 橋本氏は知事就任に当たり、「府の財政改革、収入に見合った予算編成 = 将来の子供たちにツケを回さない」という目標を示していた。行政運営の評価を計画策定時と評価時点との絶対評価で行うならば、この目標に即したものだったか否かは容易に把握できる。もうひとつの、「子供たちが笑える」との目標は、確かに抽象的で具体性に乏しいようだが、計画策定時点と評価時点とでの子供たちを取り巻く環境がどのように変わったのか、子供たち自身の能力や関心がどのように変化しているのかなどは、ある程度調査すれば、この目標に照らし評価することができる。この2本の心棒をもとに、一定期間後の行政運営結果を評価すれば功罪も府民にとって把握しやすいものになるだろう。
  
 負債による自治体運営がいけないという訳ではないが、負債をどこまでにとどめるのかについては一定の限度を設定しておかなければならない。緊急的な支出や災害等の止むを得ない支出により超過が生じた場合でも、施策のスクラップアンドビルドを厳しく行い、限度を超えた負債を解消するまではスクラップのみで、新規事業は緊急性のあるものしか導入しないとの強い決意が必要だ。今回の橋下知事の表明した目標は、府民にもっとも分かりやすい内容の指針を示したものと言える。

(このことは、一方で府議会にも注文しておきたい。府の施策実施の始まりが、議会での質問や議員から官僚への要請、要望などに端を発していることが結構あるからだ。確かに、府民の生活や安全安心の確保のために強力に取り組まねばならないような事項についてはどんどん発言し、府の尻をたたいて欲しいと思うのである。しかし、選出された地元のみへの利益誘導のような議会発言、行政への要請は控えていただきたい。また、十分な検証がないものや専門家が無駄だと思っているようなものを行政にお願いすることも控えて欲しい。担当者や現場の専門職員が「あきらかに効果がない、意味がない」という判断を下すような事項については、その言に耳を傾けて欲しい。政党会派のほとんどが首長の与党である行政内部では、「議員の顔をつぶさない」ために必要以上の配慮が行われ、議員の発案によるものの中にはたいした成果がなくても行政は過大に評価する傾向があるとされるからだ。また、財政運営が厳しい中では施策は弱者優先になりがちだ。少しは弱者でないものへの配分があってもよい。(そのような視点からの発言が議員からはほとんど出てこないのは残念だが。)しかし、その実現もある程度財政状況がよくならねばどうにもならない。だから、少なくとも府の財政運営が、負債返済に確たる道筋をつけ負債総額の収入に占める割合がかなり減少するときまでは、府の行財政運営の適正化だけに特化したような議員活動であっても府民は納得できるはずだ。なぜなら、8割を超える府民の望みが府の行財政の建て直しであるからだ。)   (続く)

橋下知事を支援する理由 (続き)

2010年02月11日 | 日記
(2月9日のMSNニュースで、「小泉首相並み人気? 橋下メルマガ100号 都道府県トップ読者数」という記事が掲載されていた。2月10日の配信で100号に達し、19,100人が登録していることのほか、昨年10月時点で1.8万人の登録があり、2位の山口県の1.4万人を大きく引き離していることなどが報じられている。)

 実は私は、この大阪府庁のメルマガ「維新通信」を今年はじめに友人から知らされて読んでいた。そこには、知事のコラムや知事への突撃インタビュー、府政や府のイベント情報などが盛り込まれていた。メルマガは2年前から続いており量が多いのでとりあえずざっと流し読みした。何日か読んでいるうち、ある日、知事へのインタビューの動画を見た後で、クリックミスからYou Tubeの画面を開いてしまった。すると、橋下知事に関するこれまでのテレビ報道番組(2~10分程度に処理してある。)が表示された。ひとつを視聴すると知事の別の番組が表示されるので、その日、することがなかった私は7時間ほどぶっ続けで橋下知事に関する番組を見続けたのである。

そこで、まず驚いたのは、橋下知事のメディアに登場した回数の多さである。従来の知事でも現役の知事の中でも橋下氏ほどテレビに出る回数の多い者はいない。しかも毎回といってよいほど、大阪と地方の改革が話題になっていることだ。その改革の中身は、過去何度も人口に膾炙されながらまともに取り上げられなかった問題から、最近話題になりだしたようなものまで、実にバラエティーに富んでいる。相手も小中学生から高齢者まで様々だ。それでいながら話の内容は、非常に分かりやすく且つ示唆にとんだものが多い。誰と話をするときも常に真剣だ。しかし、決して堅苦しいわけではない。教育や国と地方の関係など、複雑な内容が含まれた問題であっても深刻にならず、さらりと解決に向けての発言ができるのは氏をおいて他にはいないだろう。発言のスタイルは石原都知事に似ているところがある。発言内容に関する理由や根拠が明確に示されているからだ。小泉元首相にも似ていると言われることがあるが、小泉氏は根拠が明快でないフィーリング発言が多かった点で橋下知事や石原都知事とは異なる。詰まり、橋本知事は内容のある発言で住民の耳目を集め得る能力が、マスコミをもひきつけており、そのことがマスメディアに何度も取り上げられる要因となっているのだ。

二番目に驚いたことは、問題に対応するスピードだ。従来は、知事の判断を部下に示すのではなく、委員会や審議会などに諮問し、その答申を後ろ盾に行政運営が行われてきた。これでは、問題解決への取組みを始めるまでに何ヶ月も何年もかかってしまう。しかも官僚の意向に同調するような専門家で占められた審議会の答申では官僚に都合がよいばかりで、本質的な問題解決につながらなかったものも多い。そこへいくと、橋下氏の判断は明快だ。時には物議をかもす発言で民意に揺さ振りをかけ、その反応を見ながら落とし所を探るという、一見老獪な手法がとられることもあるが、大概はリーダーであり権力者であるという知事の立場を積極的に利用して、解決策を府民に示している。部下にも大枠での方向性と適切な指示を出すことにより、問題解決のスピードアップを図っている。われわれ府民は、一見、橋下知事の提供する話題に振り回されているように思うことがある。また、マスコミも、「話題を提供し続けないと府民からそっぽを向かれることを知事が恐れている」というような記事を書くこともある。しかし、放置されてきた問題や次々に生じる課題など、いろんな問題に対する橋下知事の対処の仕方が早いことが、これまでの政治家にないスピード感を感じさせているのだ。 (続く)

橋下知事を支援する理由 ・その1

2010年02月10日 | 日記
橋下知事の、この二年間を通しての評価の中には、一定の実績を認めた好意的なものと、内容の伴わない格好だけのものという否定的なものが含まれている。好意的なものは、どちらかというと、知事と接触を持った人や、その活動を近くで見つめることができる人たちに多いように感じる。反対に、知事の活動に批判的な人は、マスコミの提供する情報の一部分だけを基に発言しているように思われる。

私は、府の財政危機を一日も早く解消してもらいたいと願っている大阪府民の一人だ。従って、橋下知事には世評に一喜一憂することなく、この二年間の活動を引き続きしっかりと継続してもらいたいと思っている。しかし、知事も人の子だ。世評がまったく気にならないということはないだろう。府職員にしても、知事の意向を体した懸命の働きが「パフォーマンスだけ」の評価でバッサリと斬られたのではやりきれないだろう。

幸い、私は府庁のいくつかのセクションの職員を友人に持っている。また、退職した職員とも定期・不定期に交流を持ったりもしている。これら府職員から聞いた話や、私が個人的に興味を持ったことなどを紹介することで、橋下知事の取り組みが決して場当たり的でもパフォーマンスだけでもないことを知っていただきたいと思う。そして、多くの方々に橋下府政への理解と応援をお願いしたいのである。

橋下徹氏が知事に選出される前後、私は東京都知事のことが頭に浮かんだ。また、横山元知事のことが脳裏を掠めた。既成政党とは一定の距離をおいた候補者は、いつも私にかすかな期待を抱かせてくれる。” ひょっとすると、この人なら議会とともに財政危機を解消してくれるのではないか ” “この候補者なら自治体の首長たちと手を組んで国と地方の関係を改善してくれるのではないか “ との期待である。しかし、いつも期待は期待のままで次の候補者に持ち越されていた。だから、それまでとは少し出自の異なる橋下氏が知事に就任したときには、一番安定した地方政治運営と実績を有する石原東京都知事のようになってもらいたいと願ったものだ。私も多くの府民と同様に、テレビのコメンテーターをしている時の橋下氏しか知らないでいたから、期待はしたもののその力量は図りかねていた。ただ、弁護士という職業柄、法規範の捉え方と行政活動への法律の適用ということについては、安心して任せられるのではないか、と思った程度である。

 その後の橋下氏の知事としての活動について、私は主に報道から情報を得ていた。中立の立場で評価しようと思っている私の目から見ても、「若いのに今までの知事よりずっと活動的で、指導力、情報発信力も長けているなあ。」という印象であった。つい最近までの、私の橋下知事に対する評価も83%に及ぶ大阪府民と同様、明白な根拠があってのものではなく、なんとなくの「評価できる。良くやっている。」というものだった。それが、ここにきて積極的に橋下知事を応援しよう、府職員にもよく頑張ってくれていると声をかけようと思ったのは、以下のような理由からである。 (続く) 

三年目を迎えた橋下知事

2010年02月06日 | 日記
 
 今日2月6日で、橋下徹氏が大阪府知事に就任してから3年目を迎えることになる。この二年間、橋下知事は、地方政治はおろか国政の一部にまで踏み込んだ発言を続け、話題を提供してきた。そんな知事に、今週は、マスコミのインタビューが続いた。また、この二年間の橋下府政に対する各界識者の意見や感想がいくつも報じられている。このような状況は、いま暫くは続くことだろう。

 それらの中で、印象深く感じたことのひとつは、知事自身が自分の二年間を振り返って述べた感想だ。「2年を振り返って胸を張っていえる実績はないが、おかしいと思って指示したことは、職員がきちんとやってくれている。府庁の組織は相当変わったんじゃないか。」という感想と、府市再編構想と道州制との関係を問われて答えた、「府と市の広域行政部分を一本化して、その下に基礎自治体を設けるのがワンステップだ。道州制ができれば、広域行政の部分を道州に持ち上げたい。」との考え。さらに、府市再編が実現すれば、トップになるかの問いに、「仕組みまでつくるのは僕の役割だと思うが、仕組みができれば誰がなってもいい。」という意向だ。

 まず、実績についての感想が謙虚であったこと。超緊縮財政の中で、政策予算が捻出できない現状では、めぼしい実績が上げられよう筈もない。視点を変えて、財政危機により奈落の底へ転落しつつある府政を転落から引き止めたという側面では、大きな実績をあげていると言える。また、国直轄事業負担金の拒否などの活動は、過去のどの知事もできなかったことであり、さらにそれを国民に知らせ、改善に結び付けさせていったことなども実績としては明白だ。そして、これらは橋下徹だからこそできたことだといっても言い過ぎではない。それなのに、本人の口調はあくまでも府民に向けての実績がないと言い切っている。その謙虚さに感じ入った。

 次に、職員に対する評価だ。橋下氏は就任に際し、職員に理解と協力を求めたが、その一方で府の財政立て直しのために泣く泣く職員給与のカットを断行した。このため、職員の中には反橋下を表明するものもいたが、大方の職員はこれに耐えて、府政改革に取り組みだした。「やる」と決めたら、賢明な府職員の対応は早い。知事の構想の広がりや局面打開のスピードにも、あるいは折に触れて示される大枠での指示にも、的確に反応していったと言える。政策的予算が組めなかった以上、職員の活動も事業を通じての府民サービスにはつながらなかったが、府庁という大きな組織の内部機構とその機能をわずか二年の間に大きく引き上げた。府庁の組織は橋下氏の指揮の下に確実に変貌を遂げている。まだ、目立っては見えないが、すでに全都道府県の中でトップの位置についており、それが国民の眼にとまるころには他の府県を二歩も三歩も引き離していることだろう。(具体的には、稿を改めて記すことにする。) 他府県の知事さんや職員の皆さん方には、橋下知事の表立ったところだけではなく、組織内部で地道に築き上げられているものをこそ、じっくり見つめ、参考にしていって欲しいと思うのである。橋下氏もそんな職員の働きに信頼感を持ったことと思う。また、自分に必死でついてくる職員たちに感謝の念も抱いたことだろう。それが、「職員がきちんとやってくれている。」と、さらりと出された発言に現れている。

 国と地方の関係、財源や権限配分についは、議論が行われ始めてからすでに20年以上が経過している。いわゆる3割自治解消の議論に至っては、数十年も前から続けられている。それなのに、関係改善は一向に進まないでいる。(変わったと言えば、市町村合併がのんびりと進んでいることぐらいであろうか。) 大阪府と大阪市の関係についても、それは同様。整理されてはこなかった。知事は、これまで両者の関係についてあれこれ語ってきたが、明確な方向性を持っていたわけではない。しかし、改革を地方だけの枠内で考えているのではとうてい改善できないとの見方に変わってきたようだ。また、府市再編の形でなければ道州制の下での適正な行政活動は実現できないのではないかとの考えも固まりつつあるように思える。その実現のための第一歩が府市再編。次いで、道州制実現後、広域行政を道州へとの二段構えだが、同時進行ということも考えられる。「動きながら考える。且つ、考えながら動く。」ことが得意な橋下知事のことだ。どちらに転んでも実現にこぎつけてくれるものと期待する。

 そして最後に、最近の知事に対する府民の支持率の高さに、一部の報道や識者は独裁政権になるのではないか、という危惧を表明している。とんでもない話だ。府民本位の観点からの府政運営の現状や、知事の日常の地道な活動を客観的に眺めれば、また、考え抜かれた布石の数々を冷静に見つめるならば、権力にしがみつくような性格ではないことが容易に見て取れるだろう。府市再編後のトップになるかの問いに対する回答が、何よりもそのことをよくもの語っているではないか。

大阪府職員よ、がんばれ

2010年02月03日 | 日記
この二年の任期中に橋下知事が行ったことの中で私が高く評価しているのは、職員給与の削減である。二年前、府政に対する府民の要求は各般に及んでおり、それに要する金額は府の収入をはるかに超えるものになっていた。税収の大きな落ち込みが、その最大の要因である。いかに財政を破綻させることなく府民の要請にもこたえていくかが、当時の知事立候補者の課題となっていた。しかし、このことを真に解し、本気で実現に向けて立ち向かおうとしていたのは、橋下氏だけだったと言ってもよいと私は思っている。

 選挙前後を通じて、橋下氏の主張をまともに受け止めていた選挙民はあまりいなかったのではないか。 テレビ番組での発言内容を実際の地方政治の中で実現することは、不可能とまでは言わないにしても生半可な決意と力量では誰もが困難だと思っていたからだ。だから、知事就任後の橋下氏の言動について報道された各般の声には、「まずは、お手並み拝見・・・」といったものが多かった。

 しかし、そのような見方が的外れであったことが、まもなく明らかになっていく。
 橋下氏は、就任直後から府政改革に向けて積極的に取り組んだ。「収入の範囲内での予算」。予算編成に関しての見直しが、その具体的な表れだった。また、大きな抵抗が予想される職員給与の削減も、今後、橋本氏が取り組んでいく改革の成否を占うカギのひとつだった。大きな組織の財政改革は、個別の事業の見直し・削減という、今までと同じ手法ではうまくいかないのは目に見えている。自らが火達磨になって、部下たる職員たちにも血を流させなければ改革は成功しない。橋下知事は、このことを知っていた。

だから、知事は給与改定について人事当局にまかせずに、職員とも直接の話し合いの場を持った。そして、交渉の場では一歩も退かなかった。それは、ここで引き下がれば「知事は少し強い反対にあうと、その主張を取り下げる。」と見られることをおそれたのではない。弱気を見せることが、これからの改革に取り組む上で悪影響を及ぼすことを誰よりも知っていたからだ。このことは、それ以後の知事の活動を見てみるとよく理解できる。
 知事が「本気」であることは、このころから側近職員にも徐々に伝わっていった。交渉から一週間ほど後のこと、私の知人のある部長級職員は、「はじめは、何をこの若造が、という気持ちでいた。しかし、日々の言動とその結果を見ていると、なるほどなあと思わせられるだけでなく、知事の発言はみんなが考えているほど軽いものではない、とも思えるようになってきた。」と、語ってくれた。もともと賢い府職員は、これまでの財政運営が危ないものであると感じ取ってはいたが、具体的にどうすれば解決できるのか思い悩んでいたから、知事と一緒にいて少しずつ変わっていく状況を見るにつけ、知事が本気で改革に立ち向かおうとしていることに気づき始めたのだろう。

 知事は、府政改革が自分一人だけの力で実現できるものではないことを、誰よりも知っていた。通常、知事に就任した人は、職員に対して、議場や庁内放送を通じて型通りの就任の挨拶を行うものだが、橋下氏は、直接声を聞く機会のない職員全員に、電子メールという方法を通して協力を呼びかけたと言われている。
 また、仕事をしていく上で疑問に思うことや、こうしたほうが良いと思われることなどについて、メールを通じて直接声を上げてほしいと要請したとも言われている。私は、知事が打ったこれらの布石が、その後に進める改革案に対する職員の大きな抵抗を生まなかった要因ではないかと思っている。
 こうして、橋下知事の改革に向けた強い決意は、徐々に職員の中に浸透していった。

 橋下改革の初年度は、幸いなことに黒字だったようだが、負債を確実に返済してゆける状況に達した訳ではないし、再建団体一歩手前という状況には変わりない。悪いことに景気の低迷は、22年度税収がさらに落ち込むと予測している。新たな財源が確保できず、財政需要も縮小できないというのであれば、府職員には厳しいことを言うようだが、もう一段の給与削減に耐えていただかねばならないだろう。府民への財政支出削減と府民負担の増額を、府民に理解してもらい協力を得るためには、それが不可欠だと思うからである。また、われわれ府民も応分の負担に応じなければならないだろう。府職員にも府民にも冷静に考えていただきたいのであるが、財政が破綻すればどうなるかということを。そうならないために、お互い、ここでもう一踏張りしようではないか。

 くどいかも知れないが、将来に付けを残さず子供たちに笑顔をもたらすには、府民が府政に頼らないこと、府職員が知事の下に結集し、強い決意を持って府政改革に取り組むことが不可欠だと思う。
 財政危機の原因となった施策決定には何のかかわりもなかった多くの府職員には、「なぜ、私たちが」との思いは残るかもしれないが、橋下知事とともに大阪維新の波を全国に広げることができれば、間違いなくあなた方は大阪を変えるだけでなく、明治維新に匹敵するような日本の大改革を実現することができるだろう。そして、あなた方の子供や孫たちに、「私は橋下知事の提唱した大阪維新に参画し、地方自治制度の大改革にかかわる仕事の一端を担ってきた。」と、胸を張って伝えることができるようになるだろう。
 だから大阪府職員よ、今暫く耐えていただきたい。そしてがんばれ。