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知らないことや気になることをいろいろと調べて記録していきます
 




アフガニスタンには行ったことがない。バーミヤン渓谷の古代遺跡群が爆破されてしまったのは極めて遺憾だが、他にもジャームのミナレットなど見どころが多い国だ。昔は物価も安くバックパッカー天国だったそうだが、さすがに今無理に渡航しようとは思わない。
だが、リビアですら「地球の歩き方」が出版されるようになったのだから、何十年かすればアフガニスタンをふつうに旅することができる日がくるかもしれない。

ところで、アフガニスタンには「ブズカシ」(Buzkashi)というスポーツがあるそうだ。

ブズカシ
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%82%BA%E3%82%AB%E3%82%B7

ブズカシは2組の騎馬隊がヤギをボール代わりにして奪い合う競技で、アフガニスタンの国技である。ペルシャ語で「ヤギを引きずる」という意味である。

もともと、生きたヤギを引き回していたが、後にヤギの皮に砂を詰め、使うようになった。

アフガニスタンは多民族国家であり、チームは民族ごとに編成される。誇りをかけての熱戦は、スポーツを禁止したタリバンの台頭や内戦により、現在では風前の灯火になってしまった。

かつてアフガニスタンでは紙幣(1979年から発行の1,000アフガニ紙幣)にも競技の様子が描かれていた。


「もともとは生きたヤギを引き回していたが」というのはすごすぎる。
更に検索してみると、ブズカシの様子を写真で示した記事があった。

AFPBB News 「ヤギをボール代わりにするスポーツ アフガニスタン国技のブズカシ」
http://www.afpbb.com/article/life-culture/life/2341717/2560811

さらに動画を探してみると、競技の様子が出てきた。



ヤギの関連はいまひとつわからないが、全体像は少しイメージが沸いてきた。いかにも騎馬民族らしい伝統行事と言えるだろう。世の中にはいろいろな伝統や文化があり、その多様性をありのままに楽しみたい。いつの日かアフガニスタンを旅してブスカシを観る機会を持てるよう同国が復興することを望む。

ところで、この記事は当初「知らないスポーツ」として調べ始めたのだが、全く違う内容になってしまった。。。



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