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クニャック洞窟の山羊とラス・チメネアス洞窟の鹿
文化・芸術
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2014年10月31日
美術出版社の
『カラー版 西洋美術史』
は、美術愛好者の手引きとして、また、学生の参考書として最適であり、多くの研究者・学生・美術愛好者に読まれ続ける美術書最大のベストセラーである。
美術史の本なので原始美術からスタートする。最初に紹介されるのは旧石器時代の美術で、7ページに以下のような記述がある。
旧石器時代の美術
今から約三万年前に始まる旧石器時代後期になると、実生活において直接的な機能を持つとは考えられない、つまり、美術的作品が現れるようになる。それらは、洞窟絵画、岩陰彫刻、動産美術としての丸彫彫刻や獣骨に刻まれた刻線画などである。
洞窟絵画は、南フランスから北スペインにかけてのオーリニャック期<約3万年前-約2万5千年前>の遺跡からいくつか発見されている。たとえばクニャック洞窟<フランス>に描かれた山羊は、岩面を覆う結晶化した石灰を地に赤い輪郭線によって特徴が確実に把握されており、ラス・チメネアス洞窟<北スペイン>で発見された鹿の表現には、黒の簡潔な輪郭線だけであるにもかかわらず、豊かなヴォリュームが認められる。
このように、本書で紹介されている最初の作品は「クニャック洞窟の山羊」と「ラス・チメネアス洞窟の鹿」なのだが、残念ながらこの2作品については写真の掲載がないので、特徴が確実に把握されているか、豊かなヴォリュームが認められるかどうかがわからない。
そこで、恐れ多くも、このベストセラー美術書を補完すべくいろいろ調べてみた。
まずクニャック洞窟 (Les Grottes de Cougnac) は、フランス南部のペイリニャックという地方自治体にある。
この洞窟は実際に訪問でき、例えば夏期は10:00-18:00に入場可能で、料金は大人が7.5ユーロのようだ。
Les Grottes de Cougnac
http://www.grottesdecougnac.com/
そして「クニャック洞窟の山羊」は以下のような洞窟絵画だ。なるほど、赤い輪郭線によって特徴が確実に把握されていることがわかる。そして群れかどうかはわからないが、山羊を複数描いたものであることがわかる。
これが人類最初の美術作品だ。これは是非多くの人に知ってもらいたい。
更にクニャック洞窟の動画もあるので、よりイメージが湧くのではないだろうか。
もう一方のラス・チメネアス洞窟 (Cueva de Las Chimeneas) は、スペイン北部のカンタブリア州にある。フランス南部のクニャック洞窟とあわせて考えると、3万年前のオーリニャック期の人類の活動エリアがおおよ把握できるだろう。
こちらはカンタブリアの観光紹介サイトで見所として紹介されている。
Turismo de Cantabria
http://www.turismodecantabria.com/disfrutala/que-visitar/20-cueva-de-las-chimeneas/buscador-aWRab25hPTkmaWRNdW5pY2lwaW89NDAm
そしてラス・チメネアス洞窟の鹿」は以下のような洞窟絵画だ。豊かなヴォリュームはともかく、黒の簡潔な輪郭線だけであることはわかる。鹿は複数であるし、鹿以外のものも描かれている。
これも動画で更にイメージを深めたい。
いずれも、約3万年前から約2万5千年前という果てしない昔の美術であり、この頃から人類は美術活動を営んでいたと考えると、極めて感慨深い。
ここまで見ていくと『西洋美術史』の石器時代の美術の説明が理解できるようになるのではないだろうか。但しこのペースで見ていくとなかなか進まないが。。
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