1493年にコロンブスの2回目の航海の際に発見され、スペインのモンセラート修道院にちなんで「サンタ・マリア・デ・モントセラテ」(Santa María de Montserrat)と命名された。しかしスペインは入植せずに、1632年にイギリス人プロテスタント入植者たちによってイギリスの植民地となった。
その後1782年にアメリカ独立戦争でフランスが占領するも、直ちにイギリスに返還され、また1958年には西インド連邦の一州となるも、1962年に同連邦が解体し再びイギリスの植民地になるなど、基本的に歴史を通じてイギリスの支配下にある。
首都プリマスは、以前の人口は4,000人以上で、重要な東カリブ上での船の停泊地のひとつだった。イギリス風の町並みだった。いくつか写真が確認することができる。
2003年や2006年にも大噴火を起こすなど、スーフリエール・ヒルズの火山活動は続いていて、プリマスがガスと地熱がひどく人が住める状況にはない。侵入も禁止されており、元の住民が物を取りに来ることも許されない。
一方で、観光局の「Must Do / Places to See」にはスーフリエール・ヒルズやプリマスが掲載されており、それが訪問の目当てとなることも事実である。(このブログのきっかけもそうだが...)
いつも思うのだが、被災地を旅するのは、地元の方としては経済的には助かるのだろうが、訪問する立場としてはどうしても申し訳ない気持ちがありすっきりしない。