園長日記

宮崎学園短期大学附属みどり幼稚園の日々の様子等をお伝えします。

年末年始等のスポーツ観戦から

2016年01月05日 | 日記

 師走下旬には都大路を駆け抜ける全国高校駅伝、年末年始には各種駅伝、サッカー、ラグビー、バスケット、バレーボール等の全国大会がひしめき、テレビ観戦をする機会が多いでした。正月の諸々の仕事を中断しながら、実業団の駅伝や大学の箱根駅伝など熱戦が繰り広げられているスポーツ中継中のテレビの前で、いつの間にか手に汗するほど懸命に応援している自分がありました。  

 実業団のニューイヤー駅伝や大学の箱根駅伝では、今年も数々のドラマが展開されました。元日の上州路や2日・3日の箱根路をチームの一員として、栄光のゴール目指して襷を肩に掛けランニングウェアーにて走り抜く姿には感動せざるを得ません。同時に、選手の躍動するその姿に大きな刺激を受け、自分も明日から何かを起こさねばという気持ちになります。

 夢の舞台で沿道の応援を背にチームのため疾走し活躍する選手がいる一方、選手登録メンバーから外れ、短い距離を共に走りながら水分補給係を務める仲間もいました。

 また、中継地点にチームの襷を繋ぐ選手が見えているにもかかわらず、規定時間オーバーにより無念の繰り上げスタートとなり、栄光の襷を渡せず悔しがる選手もいました。同選手の気持ちは如何ばかりかと考えたりしたことでした。

 スポーツの勝負の世界ですから、当然結果が求められます。最終的に選手に選ばれなかったとしても、同じ目的の下、普段自らを磨き、どのような状況に追い込まれても諦めない生き方は素晴らしいことと思います。

 以前、ある監督さんが、選手との対話時間も増やして『心をつなぐ駅伝』を実践すると競技力も安定した」と述べていらっしゃいました。この短いお言葉の中に、一流選手を育成する指導者としての真髄があるようにも思います。

 1月4日(月)、本園においては実質的な仕事始めとなりました。預かり保育の子ども達が元気一杯の姿で登園しました。静まり返った園舎内外に子ども達の甲高い声が響きました。笑顔が弾けていました。

 この無邪気な子ども達を眺めながら、「園って楽しいなあ。また、明日、先生や友達を思いっきり遊びたいなあ。」と思うような園にしなくてはと考えたことでした。