< 白米 >
白米が日本人に馴染んでいる事は言うまでもありません。
明治維新以来、農家の次男、三男坊は3食白米が食べられるというので軍隊に入隊したそうです。
江戸時代は精米の技術が今程でなかった上、朝一回の炊飯で1日を持たせるので、糠の部分が臭くなり、特に夏などは大変で、精米した白米は憧れだった。
母が昔言っていたのは、先の戦争時は、米はほとんど供出で、農家なのに米はなかなか口に入らず、麦ばかり。麦一層で麦飯を見るのも嫌だと。
そんな白米ですが、糠を削っているので当然その分栄養も削られてしまい、先に述べた兵隊さんは実は脚気が多かった模様。それでも日清・日露を戦ったのですから、さぞ大変だったでしょう。
漬物の糠漬けは、白米の削られた栄養が野菜に移って幾らか栄養の足しになる。そんなことから玄米食が良いという事になったのでしょう。
その白米が胃にもたれるようになって幾年か経ち、これも加齢なのかと思う日々。3食のうち米は1食になりました。あとは小麦。
朝はパン。昼はハンバーガーかスーパーの弁当、夕飯は麺類で昼がハンバーガーだとご飯といった具合。これはこれで白米の足らない栄養を小麦で補うのではないかと思えてきました。
今朝もそうでしたが、朝から米だと午前中は腹がもたれてスッキリしません。生産年齢人口には含まれないので、年相応なのかなと。
レトルトご飯の備蓄量を減らして、カップ焼きそばを備蓄しているのが最近の様子です。