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森の子きのこ

キノコ探して歩き回っています。

ウラベニホテイシメジとクサウラベニタケ

2016年10月04日 | イッポンシメジ科


ウラベニホテイシメジ Entoloma sarcopum

クサウラベニタケ(有毒)とよく間違われるキノコ。

ウラベニホテイシメジは巨大化することもある、大きなキノコ。
でも成長過程でクサウラベニタケとよく間違われてしまう。

両者とも傘裏は薄いピンクっぽいヒダ。

違いは、全体的に傘も茎もウラベニホテイシメジのほうがしっかりしていて、茎は充実。

クサウラベニタケは少し大きくなると傘が薄っぺらくヒラヒラ波打つこともある。
茎は細めで中空。

クサウラベニタケ(毒)



もう一つ、似ているのがイッポンシメジ(毒)。
クサウラベニタケよりも茎が太くてしっかりして大型。
よりウラベニホテイシメジに似ているかもしれない。

とにかく茎が中空で、手でつまんでつぶれるようなものは採らないのが無難。


次に違うのが、傘の模様。

ウラベニホテイシメジは霜降り状の絹のようなシメジ独特の表面。
そして、まあるい痘痕のような窪みがある。

でもその窪みがよく判らなかったり、無いものもたまにあるから困っちゃう。

これはどうでしょう。
ウラベニホテイシメジ(食)
Entoloma sarcopum ウラベニホテイシメジ

左下の小さなのには傘にまあるい痘痕が判りやすく出てる。

Entoloma sarcopum ウラベニホテイシメジ

Entoloma sarcopum ウラベニホテイシメジ

次に確かな見分け方は、土から生えているか、枯葉から生えているか。
ウラベニホテイシメジは土から生えていて、引っこ抜くと土がついてくる。

ウラベニホテイシメジ(食)




茎の下部にしっかりと土がついている。

クサウラベニタケ(毒)



根元に枯葉ばかりがついていて、土がない。


ウラベニホテイシメジは、人気のキノコ。
お味は、苦い。
苦いのに人気がある。
苦くなければ有毒のクサウラの方となる。
料理すると多少苦味がとれるけども、苦い。
キノコ汁に他のキノコと混ぜるのとダシが出ておいしい。




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