野球のない日はこういうので暇つぶししません? てな記事を書きたいなと思ってたら、日本シリーズが始まってしまいました。(笑)
でも、空気読まずに書く。語りたいから。
以下、アニメとかに興味がないは、つまんないかと思います。(というか、読んで下さっても引くと思う/笑)相手してやるよという寛大なお方は、よければよんだってください。↓↓
……秋は夜が長いですね。
てなわけで、長編大河ものはいかがでしょうか?
最近やたら見てしまってるアニメなんですが、「銀河英雄伝説」というごっついタイトルのアニメです。原作は田中芳樹の同名小説。
タイトルだけ見るとご大層だけど、話の筋は結構わかりやすいです。
ずうっとずうっと未来の話。人類は太陽系以外にも居住可能な宇宙をみつけていました。そこには、二つの国、大きな「惑星間国家」が存在します。
一つは、銀河帝国。皇帝を中心とする「専制君主制」の国です。もう一つは「自由惑星同盟」。かつて帝国の支配から逃れた人たちが作った、共和制の「自由の国」です。
「銀河帝国」側の主人公はラインハルトといいます。
彼が10歳の時、5歳上のお姉さんが後宮にとられ、皇帝の寵妃にされてしまいます。「今の体制をひっくり返して姉さんを取り戻す!」と姉に恋する親友とともに志を立てた彼は(10歳にして立志ですよ……)10数年後、本当に旧王朝を滅ぼし、自分が皇帝になっちゃいます。20そこそこの若造で、ですよ。
ちなみに、金髪碧眼の超美形キャラ。(笑)ありとあらゆる形態の美形描写が原作の小説では登場します。性格的には天天上天下唯我独尊。だけれども、至高の権力を手に入れるために、一番大切なものを失っちゃうのである意味不幸な子です。
「自由惑星同盟」側の主人公はヤン・ウェンリー君といいます。
彼は一言で言うと、食うために軍人になりました。(笑)したがって出世欲がない。やる気もない。だけど、本当は歴史家になりたかったため、古代からの傭兵、戦術のパターンを網羅しています。だから、「宇宙艦隊」(笑っちゃダメです)を動かして敵を撃破するのは大変得意。戦争ばかりが続くご時勢、どんどん出世してしまいます。
「自由」を謳いながら、兵士の命を粗末にし、政治の道具に使う為政者達にほとほど嫌気がさし、ぼやいてます。アニメと漫画では、結構ハンサム。(笑)
……で、私がどっちの子がスキかと言うと、ヤンなんですが、そんなことはいい。(笑)
そうそう、主人公達のいる二つの国の間には「フェザーン」という星があり、帝国領だけど自治権があります。商人の国で、同盟と帝国の両方の窓口として交易して栄えてます。
うーん、宇宙版・三国志ですね。(え、違うの)ま、こんな感じで登場人物はやたら多いけど、話はそんなにややこしくありません。長いけど。
現在私が見返して、ニヤニヤしたり、時々泣いたりしている(←バカ)のはアニメ版です。
アニメ版の魅力をざっくりいうと、
1.キャラクターデザインが綺麗。
2.声優さんがやたら凄い。
3.やたら時代がかったセリフがよい。
4.音楽が良い。
……1.については「奥田万つ里」さんがアニメ化第一弾の映画「我が行くは星の大河」では、主要キャラをデザインされてます。最近だと「BACCANO!」の人、私世代だと、「シュラト」の方だ。(笑)だから主役級のキャラはちょっとリアルかつ少女マンガっぽい美形。
ただ、WOWOWで放送されてたテレビアニメシリーズではスケジュールが合わなかったとかで降板。そのため、その他キャラは他の方がデザインしているそうだ。それが、実際の役者さんをモデルにして「書いて!」という指令が出ていたらしいです。だから、よく見てると、明らかに石黒賢みたいなのがいたり(笑)チャールズ・ブロンソンがいたりして、面白いです。
2.については、まずヤンの声が富山敬さんなんです。ちびまるこちゃんのトモゾーとねずみ男。(笑)でも、優しくて、澄んだ声で素敵なんですよ。トモゾウとは思えません。ただ、ヤンの幕僚にして親友の役を「キートン山田」さんが当てておられるんですね……。ヤン君の留守中敵が来て、変わりに山田さん(違)が指揮を執ります。
「撃てぇ!」
叫ぶ山田さん。こんなカッコいい山田さん(しかもトモゾーの部下)見れるアニメは銀英だけです。
あと、同盟側に出てくる、小物の悪役軍人としてコッソリ「アムロ」いたりします。
ラインハルトは「べジータ様」なんですが、敵役に「ミスターサタン」がいたりね……。(笑)ちなみに、ラインハルトの部下には「シャア」とか、クレヨンしんちゃんの「ぶりぶりざえもん」もいます……。(富山さんもですが、もうなくなったんだけど/泣)
それからシーンによっては「特攻野郎Aチームやん!」と突っ込めたして、楽しいです。
3.について。
三国志もだけど、シェークスピアも参考にしてるのか、やたらごてごてしたセリフがあります。それを、声優さんが噛まずに、華麗に喋ってくれるのがいいです。
同盟側はモデル国がアメリカらしく、皆そこそこすっきり喋ります。しかし、帝国は神聖ローマ帝国~プロイセンあたりがモデルなのか凄いんだな。
例えば、
「ひるむな! カイザー(皇帝陛下)をみ守り参らせよ!」
「フフ。俺の鼎の軽重が問われるようだな……」
……とか。(笑)噛まずにいえそうもないセリフを絶叫したり、呟いたり。「矜持」とか「人為」なんて言葉も出てくるし、リアル中学生だったので、漢字の勉強になりました。(笑)
4.は、流れるBGMが全部クラシックなんですよ。(笑)特に劇場版ではニールセンの『不滅』です。国内初演奏がこの映画だったそうで……。『ボレロ』とかも、ドンパチのさなかに、盛り上がりに連動するように流れます。
そんでエンディングは常に小椋圭さんの曲。なんか凄い、リキのはいりっぷりです……。
あと、このアニメ、キチンと戦争を描いてます。だから装甲服着た戦士が斧で○し合うシーンもあります。少ないけど恋人との別れを惜しむのにギシギシアンアン(笑)なシーンもあり。
でもってどっちの国が悪者、という風な単純な図式もない。
だから、人によっては見づらい方もあるかもなー。だからこそ、地上波で放映がなかったんだろうしね。
でも、オイラは好きです。パチンコになったのは悲しいし アニメ化20周年記念BOXが26万なんてのは、全160話といえ、ぼったくりだと思うけどね。その点をのぞけば好きです。(笑)
やたら長くなってすみません。
とにかく秋の夜長に引きこもるには、ぴったりの作品ではなかろうかと思います。(笑)
では……このくらいにして、↑には野球がらみの記事を書くとするか
お付き合いありがとうございました!
でも、空気読まずに書く。語りたいから。
以下、アニメとかに興味がないは、つまんないかと思います。(というか、読んで下さっても引くと思う/笑)相手してやるよという寛大なお方は、よければよんだってください。↓↓
……秋は夜が長いですね。
てなわけで、長編大河ものはいかがでしょうか?
最近やたら見てしまってるアニメなんですが、「銀河英雄伝説」というごっついタイトルのアニメです。原作は田中芳樹の同名小説。
タイトルだけ見るとご大層だけど、話の筋は結構わかりやすいです。
ずうっとずうっと未来の話。人類は太陽系以外にも居住可能な宇宙をみつけていました。そこには、二つの国、大きな「惑星間国家」が存在します。
一つは、銀河帝国。皇帝を中心とする「専制君主制」の国です。もう一つは「自由惑星同盟」。かつて帝国の支配から逃れた人たちが作った、共和制の「自由の国」です。
「銀河帝国」側の主人公はラインハルトといいます。
彼が10歳の時、5歳上のお姉さんが後宮にとられ、皇帝の寵妃にされてしまいます。「今の体制をひっくり返して姉さんを取り戻す!」と姉に恋する親友とともに志を立てた彼は(10歳にして立志ですよ……)10数年後、本当に旧王朝を滅ぼし、自分が皇帝になっちゃいます。20そこそこの若造で、ですよ。
ちなみに、金髪碧眼の超美形キャラ。(笑)ありとあらゆる形態の美形描写が原作の小説では登場します。性格的には天天上天下唯我独尊。だけれども、至高の権力を手に入れるために、一番大切なものを失っちゃうのである意味不幸な子です。
「自由惑星同盟」側の主人公はヤン・ウェンリー君といいます。
彼は一言で言うと、食うために軍人になりました。(笑)したがって出世欲がない。やる気もない。だけど、本当は歴史家になりたかったため、古代からの傭兵、戦術のパターンを網羅しています。だから、「宇宙艦隊」(笑っちゃダメです)を動かして敵を撃破するのは大変得意。戦争ばかりが続くご時勢、どんどん出世してしまいます。
「自由」を謳いながら、兵士の命を粗末にし、政治の道具に使う為政者達にほとほど嫌気がさし、ぼやいてます。アニメと漫画では、結構ハンサム。(笑)
……で、私がどっちの子がスキかと言うと、ヤンなんですが、そんなことはいい。(笑)
そうそう、主人公達のいる二つの国の間には「フェザーン」という星があり、帝国領だけど自治権があります。商人の国で、同盟と帝国の両方の窓口として交易して栄えてます。
うーん、宇宙版・三国志ですね。(え、違うの)ま、こんな感じで登場人物はやたら多いけど、話はそんなにややこしくありません。長いけど。
現在私が見返して、ニヤニヤしたり、時々泣いたりしている(←バカ)のはアニメ版です。
アニメ版の魅力をざっくりいうと、
1.キャラクターデザインが綺麗。
2.声優さんがやたら凄い。
3.やたら時代がかったセリフがよい。
4.音楽が良い。
……1.については「奥田万つ里」さんがアニメ化第一弾の映画「我が行くは星の大河」では、主要キャラをデザインされてます。最近だと「BACCANO!」の人、私世代だと、「シュラト」の方だ。(笑)だから主役級のキャラはちょっとリアルかつ少女マンガっぽい美形。
ただ、WOWOWで放送されてたテレビアニメシリーズではスケジュールが合わなかったとかで降板。そのため、その他キャラは他の方がデザインしているそうだ。それが、実際の役者さんをモデルにして「書いて!」という指令が出ていたらしいです。だから、よく見てると、明らかに石黒賢みたいなのがいたり(笑)チャールズ・ブロンソンがいたりして、面白いです。
2.については、まずヤンの声が富山敬さんなんです。ちびまるこちゃんのトモゾーとねずみ男。(笑)でも、優しくて、澄んだ声で素敵なんですよ。トモゾウとは思えません。ただ、ヤンの幕僚にして親友の役を「キートン山田」さんが当てておられるんですね……。ヤン君の留守中敵が来て、変わりに山田さん(違)が指揮を執ります。
「撃てぇ!」
叫ぶ山田さん。こんなカッコいい山田さん(しかもトモゾーの部下)見れるアニメは銀英だけです。
あと、同盟側に出てくる、小物の悪役軍人としてコッソリ「アムロ」いたりします。
ラインハルトは「べジータ様」なんですが、敵役に「ミスターサタン」がいたりね……。(笑)ちなみに、ラインハルトの部下には「シャア」とか、クレヨンしんちゃんの「ぶりぶりざえもん」もいます……。(富山さんもですが、もうなくなったんだけど/泣)
それからシーンによっては「特攻野郎Aチームやん!」と突っ込めたして、楽しいです。
3.について。
三国志もだけど、シェークスピアも参考にしてるのか、やたらごてごてしたセリフがあります。それを、声優さんが噛まずに、華麗に喋ってくれるのがいいです。
同盟側はモデル国がアメリカらしく、皆そこそこすっきり喋ります。しかし、帝国は神聖ローマ帝国~プロイセンあたりがモデルなのか凄いんだな。
例えば、
「ひるむな! カイザー(皇帝陛下)をみ守り参らせよ!」
「フフ。俺の鼎の軽重が問われるようだな……」
……とか。(笑)噛まずにいえそうもないセリフを絶叫したり、呟いたり。「矜持」とか「人為」なんて言葉も出てくるし、リアル中学生だったので、漢字の勉強になりました。(笑)
4.は、流れるBGMが全部クラシックなんですよ。(笑)特に劇場版ではニールセンの『不滅』です。国内初演奏がこの映画だったそうで……。『ボレロ』とかも、ドンパチのさなかに、盛り上がりに連動するように流れます。
そんでエンディングは常に小椋圭さんの曲。なんか凄い、リキのはいりっぷりです……。
あと、このアニメ、キチンと戦争を描いてます。だから装甲服着た戦士が斧で○し合うシーンもあります。少ないけど恋人との別れを惜しむのにギシギシアンアン(笑)なシーンもあり。
でもってどっちの国が悪者、という風な単純な図式もない。
だから、人によっては見づらい方もあるかもなー。だからこそ、地上波で放映がなかったんだろうしね。
でも、オイラは好きです。パチンコになったのは悲しいし アニメ化20周年記念BOXが26万なんてのは、全160話といえ、ぼったくりだと思うけどね。その点をのぞけば好きです。(笑)
やたら長くなってすみません。
とにかく秋の夜長に引きこもるには、ぴったりの作品ではなかろうかと思います。(笑)
では……このくらいにして、↑には野球がらみの記事を書くとするか
お付き合いありがとうございました!