今回製作した 宮原のDD51 1192号機は
KATOのDD51「後期 暖地形」をベースに
「1043下関所」のキャブを
組み合わせたものになります
まずは ボンネットの加工からスタート

製品ではグレー表現の緩衝ゴムを
黒に塗り直します
さて、ここで問題が・・・
「後期 暖地形」と「1043下関所」では
製品のパーツ構成が微妙に異なっており、

エントツの表現が
「後期 暖地形」はボンネット側に
「1043下関所」は屋根側に
それぞれ くっついていて、
簡単には 取っ替え引っ替えが
不可能な仕様になっています
それともう一点

朱色4号の塗り分けも 異なります
「後期 暖地形」のボンネットには
朱色表現が無いため、
当該箇所の塗装も 必要になります
そこで エントツの問題は
「1043下関所」の屋根側の方を 生かす事に決めて
「後期 暖地形」のボンネット側のエントツは
カットします


こちらが加工後の「後期 暖地形」ボンネットです
カット後のエントツ部分に出来てしまう穴は
前照灯の光漏れの原因にもなりますので
プラ板で塞いでおきましょう
今回使った 朱色4号の塗料は・・・

最近タムタムが販売を引き継いだ
FARBEの塗料です
KATO製品の朱色4号は
赤みが強めの色調なため、
FARBEに クレオスのあずき色を
数滴混ぜ合わせて調色したものを
塗りました
その他に 加工ポイントとして・・・

0.2mmの真鍮線を曲げて
エントツ下部の縁取りを作ります
曲げた真鍮線は プライマーを筆塗り後
GMのねずみ1号とダークグレーを
2:1くらいの比率で混ぜ合わせたもので
塗っておきました

若干オーバースケールな表現にはなりますが、
エントツとボンネットの間に生じる 隙間を隠すという
意味合いもあるパーツになります
以上で ボンネットの加工は終了です
その他の加工ポイントとしては・・・
まず、キャブです
1192号機は三菱重工製ですので
ベースの1043号機(日立製)のメーカーズプレートを

ペイントリムーバーを綿棒に浸して
メーカーズプレートの印刷を消しました

消した後に
三菱重工のインレタを転写しておきます
(くろま屋のインレタを使用)
次に、前面の手スリパーツは・・・

ガイアノーツのEXホワイトで
真っ白に塗りました
最後に、1192号機の屋根上のホイッスルは
カバー付きのタイプが付いています

こちらのパーツを取付けました
以上で 全ての加工が終了!
ようやく完成です


なお今回、
屋根パーツは「1043下関所」のものを
そのまま使用しています
本来であれば
屋根上のベンチレーターの形状等が
実物の1192号機とは 微妙に異なるようです

マイクロエース製の「あすか」の牽引機としても
1192号機が 我が家では活躍してくれそうです
【おわり】