「赤い糸」
っていう歌を聴いた。
もしもわたしが違う顔をした人でも
きっとあなたは気付いてくれるはずでしょう
もしもあなたが違う世界の人でも
きっとわたしはあなたにたどり着くでしょう
そんな歌詞の状況を
思い浮かべた。
わたしはあなたにたどり着けるのだろうか…
帰島前に寄る東京のホテルの
宿泊事前メールが来た。
あと1週間。
学校は、あと２日。
ここまで来ればあっと言う間だった気もする。
まだまだここに居たい気もする。
都会の風に吹かれたい気もする。
戻って新しい仕事をする事に
不安もある。
しかし、電話口のベビーの
「パパー！！」
…という声を聞くと、たまらなくなる…。
…パパって言えるようになったんだ…(涙)
行ったり来たりする気持ち。
二つの学校を掛け持ちで通っているが
一校が昨日で最後の授業。
最後の授業は、アイマスク実習。
アイマスクをして、車いすに乗り
まずは自分でこぐ体験。
(こんなシチュエーションの方って、本当にいるの？スゴイな…)
後ろにガイドヘルパー役の方の見守りと声かけがあり、なんとか自走できた。
次は、そのままヘルパー役の方に押してもらう。
…このほうが安心…
と、思っていたら、たった数メートルしか進んでいないのに酔ってしまった。
教室に戻って昼食休憩の時間も、食べられず。
戻してしまう。
…酔い止め飲んでくればよかった…疲れだな
視覚障害の方って、バスや飛行機酔いやすくなるんだろうな。だから車いす自走の方がいい方もいるんだ。
見えないというだけでない苦労がある…。
しばらく休んで少し落ち着いてきた。
スマホをチラと覗くと
昨日少し会った長男からライン。
「母ちゃん頑張りすぎだから無理しないで」
ありがとう。
「誰か助けて…」
ビール3本目とレモンサワー2本
飲んでるあたりで叫びたくなる…
これが本音かもしれない。
これが叫びたくて
飲んでるのかもしれない…。
