
今話の名セリフ:「本当に後悔はしていません・・・。だって・・・、ギターの代わりはあっても、ルールーの代わりはいないでしょ?」(愛崎えみる)
「HUGっと!プリキュア」第22話「ふたりの愛の歌! 届け! ツインラブギター!」の感想です。
~ オープニング前 ~
前話の続きです。はぐたんが念を込めた事で、突如、2人の女の子が空から現れました。
「ここは・・・、どこ?」
「あなたは・・・、誰?」

「どこ!?」
「誰!?」

「もしや・・・、メロディーソードを授けにきてくれた天の使いですね!」

「下さい。」

何だよ、メロディーソードを授けにきてくれた天の使いって。見知らぬ人にメロディーソードをねだるとか、いい度胸してますよね。石橋を渡る前にハンマーで叩いて確認したほどの慎重さはどこに行ったよ。(笑)
「・・・っていうか、ここどこなのー!?」
「まあまあ、落ち着いて・・・。」

『これが落ち着いていられますか!』

いや、マシェリだけは落ち着いてくれ(笑)。っていうか、前話を見た視聴者の多くは、突然の展開に落ち着いてないですよね。
2人もプリキュア。どうやら、別の世界から迷い込んじゃったようです。
「ありえな~い!」
「めちょっく!」

「ありえない!」
「めちょっく!」

まさか、あと1年足らずで「平成」が終わろうとしている時に、「ありえな~い!」を聞く事になろうとは・・・。これだから、人生は面白い! いい歳こいて女児向けアニメにハマり続けてきた甲斐があるってものです。(笑)
~ Aパート ~
その後、2人は、ハリーの家で、はな達と一緒に、たこ焼きなどをいただいていました。
左は「美墨なぎさ」、右は「雪城ほのか」。
そんな中、えみるが愛用していたギターは壊れたままです。
「もう音が出せないのですね・・・。私のせいで・・・。すみません・・・。」
「ルールーが無事ならいいのです! 全然平気なのです!」

「大切なギターが壊れたのに・・・。」
「もう終わった事ですから・・・。」
「壊れたから終わりなのですか? ギターを諦めなくて良かったと喜んでいたのは、えみるではなかったのですか?」

「理解不能です。私にも分かるように説明を・・・。」
「ルールーには言いたくないのです!」



そんな気まずい雰囲気に合わせてか、はぐたんも泣きそうな表情に。ハリーはオムツを取り換える時間だと察し、えみるがやる事に。
「なぜ、えみるはウソをつくのでしょう?」
「優しいウソじゃないかな?」

「優しいウソ?」
「ルールーが気にしないように、平気だって言ってるんだよ。」
「でも、気になります。」
「だよね・・・。」

「私はどうすれば・・・。」
「難しい事だとは思うけど、大事なのは、あなたはどうしたいかって事だと思うの。」
「私は・・・。」

「スッキリしましたか?」
「はーぎゅー! えみゆ、よちよち。よちよち。」

「平気なのです・・・。平気でいないと、ルールーを傷付けてしまうのです・・・。」

「本当にそれでいいの? 無理し過ぎてない?」

「ルールーは親友なのです・・・。傷付けたくないし、ケンカしたくないので・・・。」
「ケンカしたっていいじゃん。」
「え?」

「たまにはぶつかって、怒ったり泣いたりするのもアリだと思うよ。もっと自分に正直になってもいいんじゃないかな? 本音をぶっちゃけられるって、親友だからこそでしょ?」

それから少しして、えみるはルールーのために、ビーズのアクセサリーを作っていました。
「ずっと思ってたのです。お揃いでいいなって・・・。」

「みんなと同じように、私とルールーも・・・。」

同じ頃・・・、
「壊れたものは元通りにはなりません。でも、何とかこの手で、えみるのギターを・・・。」

「こうしていると、ルールーさんがアンドロイドって事、つい忘れてしまう。私も科学について、もっともっと勉強しなきゃ!」

「素敵なギターを作りましょう!」
「えみるちゃんが驚くようなギターを!」
「ありがとうございます。実は、もう1つお願いが・・・。」

一方、クライアス社では、パップルが、ダイガンやリストルから任務失敗を責められ、左遷部屋に送られようとしていました。
「私には・・・、あの人がいる・・・。」



「ザ クレーン オブ グラティテュード。」

「決して覗かないで下さいね。娘はそう言って、機織りを始めました。しかし、おばあさんは、戸の隙間から中を・・・。」


「あら。見ちゃったのね。」
「何でアンタがここに・・・。」
「ホワイ? 何でだと思う?」



しばらくして・・・、


~ Bパート ~
「『ルールーには言いたくないのです』。あれは、どういう意味ですか?」
「それは、言いにくいという事です・・・。」
「理解不能です。」
「ルールーは、すぐそう言うのです! 分かってもらえないんだって、嫌な気持ちになるのです!」

「えみるが説明しないからです。」
「全部、私のせいなのですか!」


「少しは考えるのです!」
「ウソをつかれるのだって、嫌な気持ちになります。ギターが壊れて、全然平気じゃないクセに!」

「本当に後悔はしていません・・・。だって・・・、ギターの代わりはあっても、ルールーの代わりはいないでしょ?」

「私は何度だって、あなたを助けます! 大切な親友なのですから!」


「私も、えみるが大切だからです! えみるの悲しい事も、辛い事も教えてほしい・・・。きちんと知って、えみるの力になりたいのです・・・。」


「ルールー・・・。」

「なんか懐かしいような・・・。私達もこんな事あったっけ・・・。」



「もう、なぎさったら・・・。」

「それは?」
「さあやとほのかさんに手伝ってもらって、私が作ったギターです。」
「ルールーが!?」

「心の中で密かに思っていました。えみるの好きなギターを、私も一緒に弾いてみたい、と・・・。」

「私も心の中で思っていました。ルールーともっともっと仲良くなりたいって・・・。」


同じ頃・・・、
「あの人は止めに来てくれる・・・。バカな事をするなと・・・。」

「私を愛してるなら・・・。」


「愛されなかった・・・。」

そして・・・、

はな達はプリキュアに変身します。
今回は、初めての5人揃っての変身。という事で・・・、
『HUGっと!プリキュア!』

オシマイダーとなったパップルの攻撃は強力で、エール達は、早々とピンチに立たされます。
しかし・・・、
『デュアルオーロラウェーブ!』



「光の使者、キュアブラック!」
「光の使者、キュアホワイト!」

『ふたりはプリキュア!』

「闇の力のしもべ達よ!」
「とっととおウチに帰りなさい!」

そして・・・、









直後、パップルは泣き叫びます。
「胸に響いてくるのです・・・。痛いほどの嘆きが・・・。」

「私に行かせて下さい!」
「私達に行かせて下さい!」

「私は信じるよ!」
「今の2人なら、何でもできそうな気がするわ!」

そして、マシェリとアムールは、パップルの内部へ。
「愛してたのに、捨てられた・・・。もうおしまいだ・・・。」

「おしまいではありません。あなたには、未来があります。」

「うるさい!」


「お前に私の気持ちが分かってたまるか・・・。心のない機械人形のクセに・・・!」
「私もそう思っていました・・・。アンドロイドには人の心は分からないと・・・。でも・・・。」

「私にはもう何もない・・・。何もかもおしまいなんだ・・・!」

「それでも! それでも、未来はあるのです!」

「私は、あなたの事が好きではありません。いつもルールーに酷い事ばかり。でも! あなただって何でもできる! 何でもなれる!」

「何もかも失ったって、それでも未来に、奇跡を起こすのです!」

「ウソだ! でたらめだ!」

「私は・・・、ウソというものがよく分かりません・・・。ただ分かるのは・・・、あなたは、そんなに苦しむほどに人を愛したという事です!」

「そこにウソはないはずです!」

「あなたは、すべてを失った訳ではありません。あなたには、まだ人を愛する心があります。」
「愛しても愛しても、どうにもならない事だって・・・。」

「愛する心を持ち続ければ、必ず誰かに届きます! 愛は無敵なのです!」

「綺麗事ね・・・。愛したって報われるとは限らない・・・。でも・・・、届いたら・・・、ぶっ飛びね・・・。」


「あなたの愛・・・、」
「私達が抱き締めます・・・。」

「ああ・・・、温かい・・・。」


「これは・・・。」

「一緒に弾いてくれますか?」
「もちろんなのです!」

『ツインラブキター!』

『ミライクリスタル!』

「アーユーレディー?」
「行くのです!」



『届け! 私達の愛の歌!』

「心のトゲトゲ!」
「ずっきゅん! 撃ち抜く!」

『ツインラブロックビート!』


「私の恋は終わった・・・。でも、それですべてが終わる訳じゃない・・・。私も、もう一度・・・。」

「愛してる!」
「センキュー!」


その後、はぐたんの力により、なぎさとほのかは元の世界へと帰りました。
えみるとルールーは2人を見送って・・・、

「お揃いですね。」
「はい。」

今回は、これで終了です。
今回のエンディングは特別バージョン。
タイトルは「DANZEN! ふたりはプリキュア ~唯一無二の光たち~」。プリキュアシリーズの初作「ふたりはプリキュア」のオープニングのアレンジです。
映像は、これまでのプリキュア全55人による3DCGダンス。ここで流れた曲、映像は、10月27日(土)から上映開始となる劇場版のエンディングにも公開されるとの事です。



すげぇ・・・。これを映画館で拝めるというのか・・・。ものすごくワクワクもんなんですが・・・。
映画公開まであと4か月近くもあるのか。長い・・・。万全の状態で劇場版を鑑賞できるよう、健康には十分気を付けないと・・・。結婚適齢期を優に過ぎた、いい老けたお兄さんなんですし。(意地でも「おっさん」とは認めません!(笑))
次回:「最大のピンチ! プレジデント・クライあらわる!」
はぐたんは、できる事がどんどん増えて、すくすく成長していました。
さあやとほまれは、撮影と大会に向けて大忙し。えみるとルールーは、いつも2人でギターの練習をしていました。
はなは、まだ夢が決まっていませんが、未来に向かって頑張る皆を応援します。そんな中、クライアス社の社長、プレジデント・クライが現れ・・・。
【まとめ】
えみるの大事なギターが壊れた事から、仲違いしたえみるとルールーですが、なぎさとほのかのアドバイスなどにより、2人は本音を語り合い、仲を深め、「ツインロックビート」で、オシマイダーとなったパップルを救いました。
さて、今話は、プリキュアシリーズの初作「ふたりはプリキュア」のメインキャラである、「美墨なぎさ」と「雪城ほのか」の2人が登場。
いやー、やっぱり、面白かったですね。「ふたりはプリキュア」に見入っていた時に感じていた面白さを思い出し、懐かしさを感じました。
そして、オールスターズ映画では定番だった、プリキュア時の迫力ある戦闘は、今話も健在で何よりでした。
これぞ、キュアブラックとキュアホワイトの真骨頂! 攻撃を食らったパップルが、なんか可哀想に思えてきましたね。失恋して絶望したところに、アレはねえ・・・。(笑)
また、声役の本名陽子さんとゆかなさんの演技も見事だったと思います。
「マックスハート」が終わって12年半近くも経ちながら、「闇の力のしもべ達よ!」「とっととおウチに帰りなさい!」「ありえな~い!」「もう、なぎさったら・・・」などといった「ふたりはプリキュア」の印象的なセリフの数々を、当時と変わらぬ声質で聞けるとは思いもしませんでした。やっぱり、声優さんってすごい!
特に、本名陽子さんについては、一層すごさを感じました。戦闘シーンの時の「ダダダダダ!」が鳥肌もので、ブラックとホワイトの戦闘シーンは、「映画プリキュアオールスターズ みんなで歌う♪奇跡の魔法」以来、約2年3か月ぶりだというのに、ブランクを感じさせない迫力があったと思います。
この間、第2子を出産したり、育児に追われたりと、大変な思いもしてるはずなのに、「ふたりはプリキュア」当時のなぎさの声を演じられたのは、「すごい」としか言えないです。
本名さんもゆかなさんも、今話の名演技、お疲れ様でした! 約4か月後の劇場版でも、2人の演技に注目したいと思います!
あと、今話は、鳥が2羽並んで飛ぶシーンが結構印象的で、色々考えさせられました。
該当シーンは2箇所あり、まずは、えみるとルールーが本音を言い合うところ。えみるが「私は何度だって、あなたを助けます! 大切な親友なのですから!」と言った後に、鳥が1羽現れ、その後、ルールーが「私も、えみるが大切だからです!」と言った直後に、もう1羽、鳥が現れて、1羽目の後を追って飛んでいます。
これは、えみるもルールーも互いの事が大好きで、2人と一緒ならどこまでも飛んでいける。そう表しているように感じました。
また、2羽とも同じ速度で飛んでおり、一方を抜く事もなければ、離される事もない。笑うも泣くも2人一緒で、これからもそんな関係であり続けたい。それを表しているように思い、えみるとルールーの互いに対する深い愛を感じました。
鳥が2羽並んで飛ぶ、もう1箇所のシーンは、パップルがオシマイダー化する直前。
こちらも、2羽とも同じ速度で飛んでいるように見えますが、こちらは、えみる&ルールーの時とは対照的に、「いつまで経っても追いつけない」ように感じました。あなたの事をどれだけ想っても、あなたは振り向いてくれない。「叶わぬ恋」を表してるように思いました。
ただ、こちらのシーンについては、別の解釈もあるんじゃないかと考えています。
パップルがオシマイダー化したのは、恋が報われなかった絶望によるものであり、それであれば、どちらか一方の鳥は羽ばたく力を失い、下降する。そんな描写があってもいいでしょう。
しかし、そうなっていなかったあたり、前の鳥を後ろの鳥が支えて、飛び続けているように感じました。前の鳥をパップル、後ろの鳥をえみる&ルールーと捉え、えみるとルールーが、「愛」の新たな可能性をパップルに与える事で、どこまでも飛んでいかせる、つまり、「ぶっ飛び」でいられる、という風にも感じています。
パップルがオシマイダー化する直前の鳥が2羽並んで飛ぶシーンは、絶望から希望への移行劇を示していたようにも思います。なんか、「ハイハイ、妄想乙」と言われそうな解釈ですね、ハイ。(笑)
さて、次回は、クライアス社の社長、プレジデント・クライが登場という事で、ストーリーの大きな節目を迎える事でしょう。今話で幹部をまた1人失った訳であり、黙ってはいられないでしょうね。
プレジデント・クライが掲げる「本当の幸福」とは何なのか? 未来を消滅させたい理由は? そこまではまだ明かされないかもしれませんが、激化するであろうプリキュア達の戦い様に注目していきたいと思います。
今話の感想は、これで以上です。この記事へのコメント、トラックバックは、こちらにお願いします。
「HUGっと!プリキュア」第22話「ふたりの愛の歌! 届け! ツインラブギター!」の感想です。
~ オープニング前 ~
前話の続きです。はぐたんが念を込めた事で、突如、2人の女の子が空から現れました。
「ここは・・・、どこ?」
「あなたは・・・、誰?」


「どこ!?」
「誰!?」


「もしや・・・、メロディーソードを授けにきてくれた天の使いですね!」

「下さい。」

何だよ、メロディーソードを授けにきてくれた天の使いって。見知らぬ人にメロディーソードをねだるとか、いい度胸してますよね。石橋を渡る前にハンマーで叩いて確認したほどの慎重さはどこに行ったよ。(笑)
「・・・っていうか、ここどこなのー!?」
「まあまあ、落ち着いて・・・。」


『これが落ち着いていられますか!』

いや、マシェリだけは落ち着いてくれ(笑)。っていうか、前話を見た視聴者の多くは、突然の展開に落ち着いてないですよね。
2人もプリキュア。どうやら、別の世界から迷い込んじゃったようです。
「ありえな~い!」
「めちょっく!」

「ありえない!」
「めちょっく!」


まさか、あと1年足らずで「平成」が終わろうとしている時に、「ありえな~い!」を聞く事になろうとは・・・。これだから、人生は面白い! いい歳こいて女児向けアニメにハマり続けてきた甲斐があるってものです。(笑)
~ Aパート ~
その後、2人は、ハリーの家で、はな達と一緒に、たこ焼きなどをいただいていました。

そんな中、えみるが愛用していたギターは壊れたままです。
「もう音が出せないのですね・・・。私のせいで・・・。すみません・・・。」
「ルールーが無事ならいいのです! 全然平気なのです!」

「大切なギターが壊れたのに・・・。」
「もう終わった事ですから・・・。」
「壊れたから終わりなのですか? ギターを諦めなくて良かったと喜んでいたのは、えみるではなかったのですか?」


「理解不能です。私にも分かるように説明を・・・。」
「ルールーには言いたくないのです!」




そんな気まずい雰囲気に合わせてか、はぐたんも泣きそうな表情に。ハリーはオムツを取り換える時間だと察し、えみるがやる事に。
「なぜ、えみるはウソをつくのでしょう?」
「優しいウソじゃないかな?」

「優しいウソ?」
「ルールーが気にしないように、平気だって言ってるんだよ。」
「でも、気になります。」
「だよね・・・。」

「私はどうすれば・・・。」
「難しい事だとは思うけど、大事なのは、あなたはどうしたいかって事だと思うの。」
「私は・・・。」


「スッキリしましたか?」
「はーぎゅー! えみゆ、よちよち。よちよち。」


「平気なのです・・・。平気でいないと、ルールーを傷付けてしまうのです・・・。」

「本当にそれでいいの? 無理し過ぎてない?」

「ルールーは親友なのです・・・。傷付けたくないし、ケンカしたくないので・・・。」
「ケンカしたっていいじゃん。」
「え?」

「たまにはぶつかって、怒ったり泣いたりするのもアリだと思うよ。もっと自分に正直になってもいいんじゃないかな? 本音をぶっちゃけられるって、親友だからこそでしょ?」

それから少しして、えみるはルールーのために、ビーズのアクセサリーを作っていました。
「ずっと思ってたのです。お揃いでいいなって・・・。」

「みんなと同じように、私とルールーも・・・。」

同じ頃・・・、
「壊れたものは元通りにはなりません。でも、何とかこの手で、えみるのギターを・・・。」


「こうしていると、ルールーさんがアンドロイドって事、つい忘れてしまう。私も科学について、もっともっと勉強しなきゃ!」

「素敵なギターを作りましょう!」
「えみるちゃんが驚くようなギターを!」
「ありがとうございます。実は、もう1つお願いが・・・。」

一方、クライアス社では、パップルが、ダイガンやリストルから任務失敗を責められ、左遷部屋に送られようとしていました。
「私には・・・、あの人がいる・・・。」






「ザ クレーン オブ グラティテュード。」


「決して覗かないで下さいね。娘はそう言って、機織りを始めました。しかし、おばあさんは、戸の隙間から中を・・・。」



「あら。見ちゃったのね。」
「何でアンタがここに・・・。」
「ホワイ? 何でだと思う?」






しばらくして・・・、



~ Bパート ~
「『ルールーには言いたくないのです』。あれは、どういう意味ですか?」
「それは、言いにくいという事です・・・。」
「理解不能です。」
「ルールーは、すぐそう言うのです! 分かってもらえないんだって、嫌な気持ちになるのです!」

「えみるが説明しないからです。」
「全部、私のせいなのですか!」


「少しは考えるのです!」
「ウソをつかれるのだって、嫌な気持ちになります。ギターが壊れて、全然平気じゃないクセに!」


「本当に後悔はしていません・・・。だって・・・、ギターの代わりはあっても、ルールーの代わりはいないでしょ?」

「私は何度だって、あなたを助けます! 大切な親友なのですから!」



「私も、えみるが大切だからです! えみるの悲しい事も、辛い事も教えてほしい・・・。きちんと知って、えみるの力になりたいのです・・・。」



「ルールー・・・。」

「なんか懐かしいような・・・。私達もこんな事あったっけ・・・。」





「もう、なぎさったら・・・。」

「それは?」
「さあやとほのかさんに手伝ってもらって、私が作ったギターです。」
「ルールーが!?」


「心の中で密かに思っていました。えみるの好きなギターを、私も一緒に弾いてみたい、と・・・。」


「私も心の中で思っていました。ルールーともっともっと仲良くなりたいって・・・。」



同じ頃・・・、
「あの人は止めに来てくれる・・・。バカな事をするなと・・・。」


「私を愛してるなら・・・。」



「愛されなかった・・・。」


そして・・・、


はな達はプリキュアに変身します。
今回は、初めての5人揃っての変身。という事で・・・、
『HUGっと!プリキュア!』

オシマイダーとなったパップルの攻撃は強力で、エール達は、早々とピンチに立たされます。
しかし・・・、
『デュアルオーロラウェーブ!』





「光の使者、キュアブラック!」
「光の使者、キュアホワイト!」


『ふたりはプリキュア!』

「闇の力のしもべ達よ!」
「とっととおウチに帰りなさい!」


そして・・・、

















直後、パップルは泣き叫びます。
「胸に響いてくるのです・・・。痛いほどの嘆きが・・・。」

「私に行かせて下さい!」
「私達に行かせて下さい!」


「私は信じるよ!」
「今の2人なら、何でもできそうな気がするわ!」

そして、マシェリとアムールは、パップルの内部へ。
「愛してたのに、捨てられた・・・。もうおしまいだ・・・。」

「おしまいではありません。あなたには、未来があります。」

「うるさい!」



「お前に私の気持ちが分かってたまるか・・・。心のない機械人形のクセに・・・!」
「私もそう思っていました・・・。アンドロイドには人の心は分からないと・・・。でも・・・。」


「私にはもう何もない・・・。何もかもおしまいなんだ・・・!」

「それでも! それでも、未来はあるのです!」

「私は、あなたの事が好きではありません。いつもルールーに酷い事ばかり。でも! あなただって何でもできる! 何でもなれる!」

「何もかも失ったって、それでも未来に、奇跡を起こすのです!」

「ウソだ! でたらめだ!」


「私は・・・、ウソというものがよく分かりません・・・。ただ分かるのは・・・、あなたは、そんなに苦しむほどに人を愛したという事です!」

「そこにウソはないはずです!」


「あなたは、すべてを失った訳ではありません。あなたには、まだ人を愛する心があります。」
「愛しても愛しても、どうにもならない事だって・・・。」


「愛する心を持ち続ければ、必ず誰かに届きます! 愛は無敵なのです!」

「綺麗事ね・・・。愛したって報われるとは限らない・・・。でも・・・、届いたら・・・、ぶっ飛びね・・・。」



「あなたの愛・・・、」
「私達が抱き締めます・・・。」


「ああ・・・、温かい・・・。」




「これは・・・。」

「一緒に弾いてくれますか?」
「もちろんなのです!」

『ツインラブキター!』

『ミライクリスタル!』

「アーユーレディー?」
「行くのです!」






『届け! 私達の愛の歌!』


「心のトゲトゲ!」
「ずっきゅん! 撃ち抜く!」


『ツインラブロックビート!』




「私の恋は終わった・・・。でも、それですべてが終わる訳じゃない・・・。私も、もう一度・・・。」


「愛してる!」
「センキュー!」



その後、はぐたんの力により、なぎさとほのかは元の世界へと帰りました。
えみるとルールーは2人を見送って・・・、

「お揃いですね。」
「はい。」


今回は、これで終了です。
今回のエンディングは特別バージョン。
タイトルは「DANZEN! ふたりはプリキュア ~唯一無二の光たち~」。プリキュアシリーズの初作「ふたりはプリキュア」のオープニングのアレンジです。
映像は、これまでのプリキュア全55人による3DCGダンス。ここで流れた曲、映像は、10月27日(土)から上映開始となる劇場版のエンディングにも公開されるとの事です。






すげぇ・・・。これを映画館で拝めるというのか・・・。ものすごくワクワクもんなんですが・・・。
映画公開まであと4か月近くもあるのか。長い・・・。万全の状態で劇場版を鑑賞できるよう、健康には十分気を付けないと・・・。結婚適齢期を優に過ぎた、いい老けたお兄さんなんですし。(意地でも「おっさん」とは認めません!(笑))
次回:「最大のピンチ! プレジデント・クライあらわる!」
はぐたんは、できる事がどんどん増えて、すくすく成長していました。
さあやとほまれは、撮影と大会に向けて大忙し。えみるとルールーは、いつも2人でギターの練習をしていました。
はなは、まだ夢が決まっていませんが、未来に向かって頑張る皆を応援します。そんな中、クライアス社の社長、プレジデント・クライが現れ・・・。
【まとめ】
えみるの大事なギターが壊れた事から、仲違いしたえみるとルールーですが、なぎさとほのかのアドバイスなどにより、2人は本音を語り合い、仲を深め、「ツインロックビート」で、オシマイダーとなったパップルを救いました。
さて、今話は、プリキュアシリーズの初作「ふたりはプリキュア」のメインキャラである、「美墨なぎさ」と「雪城ほのか」の2人が登場。
いやー、やっぱり、面白かったですね。「ふたりはプリキュア」に見入っていた時に感じていた面白さを思い出し、懐かしさを感じました。
そして、オールスターズ映画では定番だった、プリキュア時の迫力ある戦闘は、今話も健在で何よりでした。
これぞ、キュアブラックとキュアホワイトの真骨頂! 攻撃を食らったパップルが、なんか可哀想に思えてきましたね。失恋して絶望したところに、アレはねえ・・・。(笑)
また、声役の本名陽子さんとゆかなさんの演技も見事だったと思います。
「マックスハート」が終わって12年半近くも経ちながら、「闇の力のしもべ達よ!」「とっととおウチに帰りなさい!」「ありえな~い!」「もう、なぎさったら・・・」などといった「ふたりはプリキュア」の印象的なセリフの数々を、当時と変わらぬ声質で聞けるとは思いもしませんでした。やっぱり、声優さんってすごい!
特に、本名陽子さんについては、一層すごさを感じました。戦闘シーンの時の「ダダダダダ!」が鳥肌もので、ブラックとホワイトの戦闘シーンは、「映画プリキュアオールスターズ みんなで歌う♪奇跡の魔法」以来、約2年3か月ぶりだというのに、ブランクを感じさせない迫力があったと思います。
この間、第2子を出産したり、育児に追われたりと、大変な思いもしてるはずなのに、「ふたりはプリキュア」当時のなぎさの声を演じられたのは、「すごい」としか言えないです。
本名さんもゆかなさんも、今話の名演技、お疲れ様でした! 約4か月後の劇場版でも、2人の演技に注目したいと思います!
あと、今話は、鳥が2羽並んで飛ぶシーンが結構印象的で、色々考えさせられました。
該当シーンは2箇所あり、まずは、えみるとルールーが本音を言い合うところ。えみるが「私は何度だって、あなたを助けます! 大切な親友なのですから!」と言った後に、鳥が1羽現れ、その後、ルールーが「私も、えみるが大切だからです!」と言った直後に、もう1羽、鳥が現れて、1羽目の後を追って飛んでいます。
これは、えみるもルールーも互いの事が大好きで、2人と一緒ならどこまでも飛んでいける。そう表しているように感じました。
また、2羽とも同じ速度で飛んでおり、一方を抜く事もなければ、離される事もない。笑うも泣くも2人一緒で、これからもそんな関係であり続けたい。それを表しているように思い、えみるとルールーの互いに対する深い愛を感じました。
鳥が2羽並んで飛ぶ、もう1箇所のシーンは、パップルがオシマイダー化する直前。
こちらも、2羽とも同じ速度で飛んでいるように見えますが、こちらは、えみる&ルールーの時とは対照的に、「いつまで経っても追いつけない」ように感じました。あなたの事をどれだけ想っても、あなたは振り向いてくれない。「叶わぬ恋」を表してるように思いました。
ただ、こちらのシーンについては、別の解釈もあるんじゃないかと考えています。
パップルがオシマイダー化したのは、恋が報われなかった絶望によるものであり、それであれば、どちらか一方の鳥は羽ばたく力を失い、下降する。そんな描写があってもいいでしょう。
しかし、そうなっていなかったあたり、前の鳥を後ろの鳥が支えて、飛び続けているように感じました。前の鳥をパップル、後ろの鳥をえみる&ルールーと捉え、えみるとルールーが、「愛」の新たな可能性をパップルに与える事で、どこまでも飛んでいかせる、つまり、「ぶっ飛び」でいられる、という風にも感じています。
パップルがオシマイダー化する直前の鳥が2羽並んで飛ぶシーンは、絶望から希望への移行劇を示していたようにも思います。なんか、「ハイハイ、妄想乙」と言われそうな解釈ですね、ハイ。(笑)
さて、次回は、クライアス社の社長、プレジデント・クライが登場という事で、ストーリーの大きな節目を迎える事でしょう。今話で幹部をまた1人失った訳であり、黙ってはいられないでしょうね。
プレジデント・クライが掲げる「本当の幸福」とは何なのか? 未来を消滅させたい理由は? そこまではまだ明かされないかもしれませんが、激化するであろうプリキュア達の戦い様に注目していきたいと思います。
今話の感想は、これで以上です。この記事へのコメント、トラックバックは、こちらにお願いします。