
「アイドルタイムプリパラ」第43話「燃えよにの」の感想です。
~ オープニング前 ~
「獣! それは、みんなのハートの中に・・・。獣。それは、時々暴れん坊・・・。」

「獣。あなたの名前は、恋!」

「温もりがほしい・・・。どす恋・・・。」

なんか風情あるような言い方してるけど、何かにつけて「獣」という単語を言いまくりたいだけだろ、お前。(笑)
っていうか、プリズムストーン前のマンホールの上に立っていながら、吹き飛ばされなかっただと・・・? 珍しい・・・。そうか。東京に雪が降る予報が出たのは、このせいだったのか。納得。(もちろん、無関係です(笑))
オープニング直後の提供画像
~ Aパート ~
「聖なる獣じゃなかったからって、ガッカリせんといて・・・。雪男さん・・・。」

雪男(女)が「聖なる獣」って、おいおい。まあ、「聖なる」と聞くと、白を想像するけどさ。でも、「ギャグアニメ(一応、女児向け)」なこのアニメなら、雪男(女)が「聖なる獣」でもいいんじゃないかと思う自分もいます。(笑)
その直後、しゅうかの店から、沢山の目覚ましの音が聞こえてきます。さらに、しゅうかとポワンも太鼓を鳴らしていました。


「寝ないんだからー! 今度寝たら、1,000年起きられないかもしれない! もう寂しい思いはしたくない! 友達と離れたくない!」


その気持ちは分かるんだが、まぶたにセロテープはやめーや。変な笑いが出て、同情心薄れるから!(笑)
「友達・・・。昼と夜を分けるシステムがなかったら、ファララとも友達になれたのかも・・・?」

パックは、夢を食べてくるから無理をするなと言いますが、ガァララは、しゅうかとの約束を守りたいからダメだと言います。
「だから、これよ! コーヒー豆を食べたら、目が覚める効果があるかも!」

「パックも、夢の代わりに、豆食べる? 夢と豆、似てるもんね!」

「それとも、サメ? カ・・・、メ・・・?」

何、この可愛過ぎるガァララは。寝たら一生起きられないかもしれないという危機にさらされているのに、全然危機感を感じねぇ。これぞ、プリパラクオリティ!(笑)
もうこうなったら、直接温もりをもらったらいいんじゃないかな。しゅうかに一肌脱いでもらってさ。そして、お互い抱き合い続けていれば、ドキドキでそう簡単には眠らないと思うんだが、どうだろう?(お前は、このアニメを深夜ものにしたいのか(笑))
その頃、みちるは、「聖なる獣」がプニコン達マスコットなんじゃないかと考えました。
みちるがそう言うと、古代メガネが反応。どうやら、その通りのようです。
にのとみちるは、自分達が壁を乗り越えれば、マスコット達が「聖なる獣」として目覚めると考えます。
しかし、「壁」とは何なのか? にのは、結論が出ています。
にのにとっての壁はシオン。にのがそう言うと、メガネが反応しました。
という事で、シオンを越える事で、チュッペを「聖なる獣」として目覚めさせようと意気込みます。
それからしばらくして、にの達は、前にシオンと勝負した空き地にやって来ました。
「シオン先輩! 勝負っす! 疾風勁草! にのは、激しい風に負けない強い草っす!」

「私に勝つ事が、にのが壁を乗り越えるという事か。いいだろう。勝負と聞いて、逃げる選択肢は・・・、私にはない!」

「囲碁に待ったがないように!」

しかし、一体何で勝負するのか? 囲碁では、にのに勝ち目がありません。
「勝負・・・。それは!」
「それは!?」


「考えてなかったっす・・・。」

うん。まあ、なんていうか、にのらしい。(笑)
それだったら、クイズ勝負とかどうよ? それなら、にのが勝ちやすいんじゃないかと思う。プルトラクイズ大会みたく、脳筋解答連発で自滅すると思ってるんですが、いかがっすか?(いい歳こいた独身男性は黙ってろ(笑))
ドロシーは、虚無僧勝負はどうかと言います。
じゃんけんをやって・・・、
負けた方は、天蓋笠を使って・・・、
勝った方から叩かれるのを防ぐというもの。
シオンは、悪くないと思っているものの・・・、
「じゃんけんだと、やる前から私の勝ちだ。」

「私は十手、いや、千手先まで読める。勝つ事は不可能!」

いや、そうは言うけど、キミ、神ニートアイドルには負けを認めたよな? まともに勝負されてないとはいえ。カッコ良く話すキャラに大人げなくツッコむ。それが、私です。(笑)
「不可能・・・。それっす! シオン先輩の先読みを越えて勝つ! それが、シオン先輩、そう、壁を越える事っす!」

「艱難辛苦。困難な辛い道を、あえて歩こうとする。その心意気に私は思わず・・・、喜色満面!」

おいおい、そこは「四緒歩世」なんじゃないのかい? え? そんな四字熟語あるのかって? ないですよ? だって、読み仮名は「シオぽよ」ですから。(笑)
その直後、シオンは、緑の王冠を着けました。

今日中にこの王冠を取れば、にのの勝ち。単純な勝負のように思いますが、シオンは、にのがどうやって王冠を狙ってくるのか読んでいます。
その後、にのは、王冠を取ろうと跳び込みますが・・・、
「右から・・・。左から・・・。」

「そして、高く跳んで上から!」

その頃、チュッペは、マスコット試練の塔に来ていました。

「聖なる獣」に目覚めるために挑戦しに来ました。まずは、上からのタライ落下を回避。
らぁらは、メガネ探しに取り組んでいました。
「みんなが頑張っているから、あたしも頑張る! あたしはもう1つのメガネを探すの! ラストメガネを見つける! まだまだ大事な事が分かるかもしれないしね!」

そうだね。でも、私は、この場面に雪男(女)を出す事が大事なのかどうか、つい考えちまうぜ・・・。(笑)
少しして、シオンは、お好み焼きを食べていました。にのは、隙ありだと王冠に手を伸ばしますが・・・、


てんでダメ。にのは、どう攻めても読まれると感じ、動けなくなります。
そんな時・・・、

「何だ? いきなり、読みとは違う動きを・・・。」

「重そうっす! 持つっす!」

「悪いね・・・。気の毒な・・・。」
「プリパラガールズ、にのレインボー! これくらい楽勝っす! 二重マルっす!」

その後、にのは、シオンの元に戻りました。シオンは、勝負の途中でおばあさんのところにいった理由を聞きます。
「目を開けたら、おばあちゃんが見えたからっす! 自然と身体が動いたっす!」

「何も考えずに・・・。」
「考えるまでもないっす! 誰かを助けるのは、ヒーローとして当然っす!」

「電光石火。行動などが実に早いって事さ。にの。お前は、とてつもない武器を持っているようだな。」


「武器っす? にのの武器って何っす? シオン先輩、何が言いたいっす? 何も考えずに身体が動いた事が、とてつもない武器っすか?」

「何も考えず・・・。ハッ・・・!」

その頃、塔の最上階に来たチュッペは、ネコと対面。ネコを倒せば、塔の攻略となるが、一体どうなるのか?
また、にのとシオンのアイドルタイムが最大まで溜まりました。決着は、ライブでつける事に。
少しして、チュッペは塔を出て、ライブしに来たにのと対面。にのは、チュッペが塔を攻略したと察し、意気揚々とライブに臨みます。
~ Bパート ~
その後、にのとシオンはペアライブをやる事に。コーデは、にのは「スゥイングドットイエローコーデ」、シオンは「スゥイングドットグリーンコーデ」。

「必ずその王冠、取ってみせるっす!」
「手加減はなしだ!」

ミュージックスタート。曲は「快打洗心♡カッキンBUDDY」。





にのは、王冠を取れるチャンスと見て、仕掛けますが・・・、

「まだ・・・、まだっす・・・。もっともっと・・・、何も考えないように・・・、無我の境地に・・・。あの時みたいに、考えるより先に、身体が動くように・・・。シオン先輩が先読みできないように!」




ここから、メイキングドラマ。



その後、ハイタッチを交わそうとした時・・・、


「やったっす!」




「そうだ! それでいい! それが、にのの武器だ!」
「にのの・・・、力・・・!」





にのはシオンから、壁を超えられた事を褒められ、大満足。そのまま、単独ライブに臨みます。
コーデは「ゆめサイリウムにのコーデ」。

曲は「あっちゃこっちゃゲーム」。







メイキングドラマは「ピコピコ! ポップンビットスクランブル」。








その後・・・、
「スーパーアイドルタイム!」

「待ってたぜ! マジで! さあ、オレの手をとって!」

「夢の世界へエスコート!」

「かけがえのない時間をお前と!」

「ほら! タイムガーデンだぜ!」

「マジヤバいステージ、見せてくれよな!」

「スーパーアイドルタイム、マジスタートだぜ!」

「アイドルタイムマイク!」

「アイドルタイムハープ・・・、」
「完成っす!」

「そして、時は輝く!」





「さあ、あの階段を上って!」

「アイドルタイムシリーズの1つ、あさのコーデをあなたに! 素敵な時間をありがとう!」


その夜・・・、
「コーヒー豆、美味いパク! いけるパク! でも、お腹はいっぱいになっても、ガァララの力にはなれないパク・・・。」

「やっぱり、ガァララのために、女の子の夢食べるパク! しゅうかじゃなく、パックだけがいればいいって、ガァララに分かってもらうパク!」

「街中の夢、食べまくりだパク!」

今回は、これで終了です。
次回:「みちるさまとお呼びなさい」
あろまが、学校のテストで赤点を取ってしまい、追試で合格点を取らないと、パパラ宿追放の危機にさらされるとの事。
そんなニュースを聞いたみちるは、あろまに勉強を教えてあげようとします。しかし、あろまは意地を張って、みちるの言う事を一向に聞きません。
それでも、みちるは、あろまを越えたいと諦めません。果たして、みちるは「壁」を越えられるのか? そして、あろまはパパラ宿を追い出されずに済むのか?
次回予告直後の提供画像
【まとめ】 ※今回もかなり長いです。長文苦手な方は、ご注意下さい。また、後半は不満事ばかりになるのも併せてご承知おき下さい。
にのがシオンとの勝負に勝ち、チュッペが「聖なる獣」となって、「あさのコーデ」を手に入れました。
今回のポイントは「自分にはない大きな特徴」ですかね。これが、シオンが言っていた、にのの「とてつもない武器」で、にのがシオンに勝てた要因だと思います。
シオンは、常ににのの先を行く子。にのが得意としている運動面に優れ、1を教えれば100を学ぶ順応性の天才で、学生囲碁チャンピオンだった事から、先読みにも光るものがあります。
こう書くと、何もかもシオンがにのよりも優れ、にのには到底勝ち目がないように思えるでしょう。
とはいえ、シオンが、にのの持っているもののすべてを持っている訳ではなく、にのにはあって、シオンにはない特徴があります。
その1つは、困った人を積極的に助けにいくヒーロー性でしょう。運動部の助っ人だったり、ゆいとらぁらを颯爽と助けたりなど、ヒーローっぽいな、と感じるところは、これまで多くありました。
シオンは、にのよりカッコ良いように思いますが、ヒーローと言うには、難があるでしょう。シオンは、勝負にこだわりやすい子。それゆえ、自分に集中する事が多く、他人に構う事は少ないでしょう。
だから、にのが自然におばあちゃんを助けに行けた事は、自分にはできないすごい事だと感じ、「とてつもない武器」だと評したのでしょうね。
あと、プリパラアイドル歴の違いも「武器」になっていたでしょう。
と言っても、シオンは、にのよりも断然プリパラアイドル歴は長く、それが「武器」にはなるとはとても思えなさそうですが、私は、それを逆手にとっていたように感じました。
にのがシオンから王冠を取ったのは、メイキンングドラマ中の事でした。「メイキングドラマ」といえば、演じる側の思った事や感じた事を精一杯表現して、見ている側に感動を伝えるもので、ライブの重要シーンです。
このシーンで手を抜いたら、観客達に感動を与えられない事は、にのよりもシオンの方がよく知っている訳で、シオンは、ここでにのが王冠を狙ってくるとは思わなかったでしょう。
それが隙となり、にのにとっては狙いどころだと考えたのかな、と思いますね。それも、2回目のハイタッチで狙ったのも、上手かったと思います。
ハイタッチを見せ所とするメイキングドラマですので、1回目でちゃんとハイタッチを交わせば、2回目も交わすと思うでしょう。さらに、2回目のハイタッチは、メイキングドラマのタイトルを言う部分だと思うと、2回目のハイタッチで王冠を狙うのは、想定の枠外でしょうね。
・・・と、ここまで長々と、にのの「武器」について書きましたが、これは、ただの「推察」でしかないんですよね。
にのがシオンに勝つに至った、にのの「とてつもない武器」。それが何だったのか最後まで明かされておらず、今話の良くなかったところだと思いました。メイン視聴層の女児達の多くは、にのの「武器」が何なのか分からず、モヤモヤした気分で見終えたんじゃないのでしょうか?
あえて答えを明言せず、視聴者に考えさせる余地を作って、面白みを感じさせたいと思ったのかもしれませんが、今話はそういう話じゃないと思っています。
今話は、にのの内面的成長が求められる話。そして、それは、憧れのシオンに勝つ事を通じて、描こうとしていました。
まぐれやヤケクソで勝つような単なる結果オーライでは、ちゃんとした成長劇にはならないでしょう。勝つための算段を練って、実行して、そして、それがピタッとハマって勝たなければ、成長したとは言えないでしょうね。
だからこそ、にのの「武器」は、ぼかさずに明確にしてほしかったと思います。
それに、チュッペの描写が少なかったのも残念に感じました。チュッペは、「聖なる獣」になり、にのの力になりたいと、大きな気持ちを持って、あの試練の塔に挑戦したのに、あれだけしか描かれなかったのは、どうかと思いました。
最上階のネコとの戦いで、ネコがネコジャラシを使われて負けたと思わせるシーンはありましたが、前作では、クマやウサギをネコジャラシで骨抜きにしていた事がよくあったために、「ネコがネコジャラシで負けるなんて、ありうるの?」と疑問に感じています。
たとえギャグでもいいから、チュッペの具体的な戦い様は見せてほしかったですね。そうする事で、にのとチュッペの二人三脚感が増して、「あさのコーデ」ゲットに、より大きな意味合いを持たせられたと思います。
まあ、今話は、3DライブCGシーンが3本もあり、そちらに力を入れたのでしょう。中でも、「あさのコーデ」を身に着けてスーパーアイドルタイムを演じる事をメインに据えたと思われます。
「あさのコーデ」は、昨日からゲームで新たに始まった「タイム6弾」の注目アイテム。今話のスーパーアイドルタイムは、「タイム6弾」に向けての良い販促になった事でしょう。
しかし、キャラの成長は、ゲーム内容がアップデートしようが、描けないもの。アニメでしか出せないんですよね。
だから、3DライブCGシーンを少し削ってでも、にのとチュッペの努力をもうちょっと多く描いてほしかったと思います。
ふでやすさん脚本回なのに、こうも不満が多いだなんて、正直信じられないですね。まあ、終わった事にダラダラ言い過ぎてもどうにもなりませんので、気持ちを切り替えて、次に目を向けましょう。
さて、次回は、みちるメイン回。みちるメイン回といえば、あまり成長していない事に肩透かしを食らった事もありますが、次回こそはそうならないと、期待を持って見ていきたいと思います。
今話の感想は、これで以上です。コメント、トラックバックは、こちらにお願いします。
~ オープニング前 ~
「獣! それは、みんなのハートの中に・・・。獣。それは、時々暴れん坊・・・。」

「獣。あなたの名前は、恋!」

「温もりがほしい・・・。どす恋・・・。」

なんか風情あるような言い方してるけど、何かにつけて「獣」という単語を言いまくりたいだけだろ、お前。(笑)
っていうか、プリズムストーン前のマンホールの上に立っていながら、吹き飛ばされなかっただと・・・? 珍しい・・・。そうか。東京に雪が降る予報が出たのは、このせいだったのか。納得。(もちろん、無関係です(笑))

~ Aパート ~
「聖なる獣じゃなかったからって、ガッカリせんといて・・・。雪男さん・・・。」

雪男(女)が「聖なる獣」って、おいおい。まあ、「聖なる」と聞くと、白を想像するけどさ。でも、「ギャグアニメ(一応、女児向け)」なこのアニメなら、雪男(女)が「聖なる獣」でもいいんじゃないかと思う自分もいます。(笑)
その直後、しゅうかの店から、沢山の目覚ましの音が聞こえてきます。さらに、しゅうかとポワンも太鼓を鳴らしていました。



「寝ないんだからー! 今度寝たら、1,000年起きられないかもしれない! もう寂しい思いはしたくない! 友達と離れたくない!」



その気持ちは分かるんだが、まぶたにセロテープはやめーや。変な笑いが出て、同情心薄れるから!(笑)
「友達・・・。昼と夜を分けるシステムがなかったら、ファララとも友達になれたのかも・・・?」

パックは、夢を食べてくるから無理をするなと言いますが、ガァララは、しゅうかとの約束を守りたいからダメだと言います。
「だから、これよ! コーヒー豆を食べたら、目が覚める効果があるかも!」


「パックも、夢の代わりに、豆食べる? 夢と豆、似てるもんね!」

「それとも、サメ? カ・・・、メ・・・?」


何、この可愛過ぎるガァララは。寝たら一生起きられないかもしれないという危機にさらされているのに、全然危機感を感じねぇ。これぞ、プリパラクオリティ!(笑)
もうこうなったら、直接温もりをもらったらいいんじゃないかな。しゅうかに一肌脱いでもらってさ。そして、お互い抱き合い続けていれば、ドキドキでそう簡単には眠らないと思うんだが、どうだろう?(お前は、このアニメを深夜ものにしたいのか(笑))
その頃、みちるは、「聖なる獣」がプニコン達マスコットなんじゃないかと考えました。
みちるがそう言うと、古代メガネが反応。どうやら、その通りのようです。
にのとみちるは、自分達が壁を乗り越えれば、マスコット達が「聖なる獣」として目覚めると考えます。
しかし、「壁」とは何なのか? にのは、結論が出ています。
にのにとっての壁はシオン。にのがそう言うと、メガネが反応しました。
という事で、シオンを越える事で、チュッペを「聖なる獣」として目覚めさせようと意気込みます。
それからしばらくして、にの達は、前にシオンと勝負した空き地にやって来ました。
「シオン先輩! 勝負っす! 疾風勁草! にのは、激しい風に負けない強い草っす!」


「私に勝つ事が、にのが壁を乗り越えるという事か。いいだろう。勝負と聞いて、逃げる選択肢は・・・、私にはない!」


「囲碁に待ったがないように!」

しかし、一体何で勝負するのか? 囲碁では、にのに勝ち目がありません。
「勝負・・・。それは!」
「それは!?」


「考えてなかったっす・・・。」

うん。まあ、なんていうか、にのらしい。(笑)
それだったら、クイズ勝負とかどうよ? それなら、にのが勝ちやすいんじゃないかと思う。プルトラクイズ大会みたく、脳筋解答連発で自滅すると思ってるんですが、いかがっすか?(いい歳こいた独身男性は黙ってろ(笑))
ドロシーは、虚無僧勝負はどうかと言います。



シオンは、悪くないと思っているものの・・・、
「じゃんけんだと、やる前から私の勝ちだ。」


「私は十手、いや、千手先まで読める。勝つ事は不可能!」

いや、そうは言うけど、キミ、神ニートアイドルには負けを認めたよな? まともに勝負されてないとはいえ。カッコ良く話すキャラに大人げなくツッコむ。それが、私です。(笑)
「不可能・・・。それっす! シオン先輩の先読みを越えて勝つ! それが、シオン先輩、そう、壁を越える事っす!」


「艱難辛苦。困難な辛い道を、あえて歩こうとする。その心意気に私は思わず・・・、喜色満面!」

おいおい、そこは「四緒歩世」なんじゃないのかい? え? そんな四字熟語あるのかって? ないですよ? だって、読み仮名は「シオぽよ」ですから。(笑)
その直後、シオンは、緑の王冠を着けました。

今日中にこの王冠を取れば、にのの勝ち。単純な勝負のように思いますが、シオンは、にのがどうやって王冠を狙ってくるのか読んでいます。
その後、にのは、王冠を取ろうと跳び込みますが・・・、
「右から・・・。左から・・・。」


「そして、高く跳んで上から!」


その頃、チュッペは、マスコット試練の塔に来ていました。

「聖なる獣」に目覚めるために挑戦しに来ました。まずは、上からのタライ落下を回避。
らぁらは、メガネ探しに取り組んでいました。
「みんなが頑張っているから、あたしも頑張る! あたしはもう1つのメガネを探すの! ラストメガネを見つける! まだまだ大事な事が分かるかもしれないしね!」

そうだね。でも、私は、この場面に雪男(女)を出す事が大事なのかどうか、つい考えちまうぜ・・・。(笑)
少しして、シオンは、お好み焼きを食べていました。にのは、隙ありだと王冠に手を伸ばしますが・・・、




てんでダメ。にのは、どう攻めても読まれると感じ、動けなくなります。
そんな時・・・、

「何だ? いきなり、読みとは違う動きを・・・。」

「重そうっす! 持つっす!」

「悪いね・・・。気の毒な・・・。」
「プリパラガールズ、にのレインボー! これくらい楽勝っす! 二重マルっす!」


その後、にのは、シオンの元に戻りました。シオンは、勝負の途中でおばあさんのところにいった理由を聞きます。
「目を開けたら、おばあちゃんが見えたからっす! 自然と身体が動いたっす!」

「何も考えずに・・・。」
「考えるまでもないっす! 誰かを助けるのは、ヒーローとして当然っす!」

「電光石火。行動などが実に早いって事さ。にの。お前は、とてつもない武器を持っているようだな。」


「武器っす? にのの武器って何っす? シオン先輩、何が言いたいっす? 何も考えずに身体が動いた事が、とてつもない武器っすか?」

「何も考えず・・・。ハッ・・・!」

その頃、塔の最上階に来たチュッペは、ネコと対面。ネコを倒せば、塔の攻略となるが、一体どうなるのか?
また、にのとシオンのアイドルタイムが最大まで溜まりました。決着は、ライブでつける事に。
少しして、チュッペは塔を出て、ライブしに来たにのと対面。にのは、チュッペが塔を攻略したと察し、意気揚々とライブに臨みます。
~ Bパート ~
その後、にのとシオンはペアライブをやる事に。コーデは、にのは「スゥイングドットイエローコーデ」、シオンは「スゥイングドットグリーンコーデ」。

「必ずその王冠、取ってみせるっす!」
「手加減はなしだ!」


ミュージックスタート。曲は「快打洗心♡カッキンBUDDY」。









にのは、王冠を取れるチャンスと見て、仕掛けますが・・・、


「まだ・・・、まだっす・・・。もっともっと・・・、何も考えないように・・・、無我の境地に・・・。あの時みたいに、考えるより先に、身体が動くように・・・。シオン先輩が先読みできないように!」







ここから、メイキングドラマ。






その後、ハイタッチを交わそうとした時・・・、




「やったっす!」





「そうだ! それでいい! それが、にのの武器だ!」
「にのの・・・、力・・・!」








にのはシオンから、壁を超えられた事を褒められ、大満足。そのまま、単独ライブに臨みます。
コーデは「ゆめサイリウムにのコーデ」。

曲は「あっちゃこっちゃゲーム」。














メイキングドラマは「ピコピコ! ポップンビットスクランブル」。














その後・・・、
「スーパーアイドルタイム!」


「待ってたぜ! マジで! さあ、オレの手をとって!」


「夢の世界へエスコート!」

「かけがえのない時間をお前と!」


「ほら! タイムガーデンだぜ!」


「マジヤバいステージ、見せてくれよな!」

「スーパーアイドルタイム、マジスタートだぜ!」

「アイドルタイムマイク!」

「アイドルタイムハープ・・・、」
「完成っす!」


「そして、時は輝く!」








「さあ、あの階段を上って!」


「アイドルタイムシリーズの1つ、あさのコーデをあなたに! 素敵な時間をありがとう!」



その夜・・・、
「コーヒー豆、美味いパク! いけるパク! でも、お腹はいっぱいになっても、ガァララの力にはなれないパク・・・。」

「やっぱり、ガァララのために、女の子の夢食べるパク! しゅうかじゃなく、パックだけがいればいいって、ガァララに分かってもらうパク!」


「街中の夢、食べまくりだパク!」

今回は、これで終了です。
次回:「みちるさまとお呼びなさい」
あろまが、学校のテストで赤点を取ってしまい、追試で合格点を取らないと、パパラ宿追放の危機にさらされるとの事。
そんなニュースを聞いたみちるは、あろまに勉強を教えてあげようとします。しかし、あろまは意地を張って、みちるの言う事を一向に聞きません。
それでも、みちるは、あろまを越えたいと諦めません。果たして、みちるは「壁」を越えられるのか? そして、あろまはパパラ宿を追い出されずに済むのか?

【まとめ】 ※今回もかなり長いです。長文苦手な方は、ご注意下さい。また、後半は不満事ばかりになるのも併せてご承知おき下さい。
にのがシオンとの勝負に勝ち、チュッペが「聖なる獣」となって、「あさのコーデ」を手に入れました。
今回のポイントは「自分にはない大きな特徴」ですかね。これが、シオンが言っていた、にのの「とてつもない武器」で、にのがシオンに勝てた要因だと思います。
シオンは、常ににのの先を行く子。にのが得意としている運動面に優れ、1を教えれば100を学ぶ順応性の天才で、学生囲碁チャンピオンだった事から、先読みにも光るものがあります。
こう書くと、何もかもシオンがにのよりも優れ、にのには到底勝ち目がないように思えるでしょう。
とはいえ、シオンが、にのの持っているもののすべてを持っている訳ではなく、にのにはあって、シオンにはない特徴があります。
その1つは、困った人を積極的に助けにいくヒーロー性でしょう。運動部の助っ人だったり、ゆいとらぁらを颯爽と助けたりなど、ヒーローっぽいな、と感じるところは、これまで多くありました。
シオンは、にのよりカッコ良いように思いますが、ヒーローと言うには、難があるでしょう。シオンは、勝負にこだわりやすい子。それゆえ、自分に集中する事が多く、他人に構う事は少ないでしょう。
だから、にのが自然におばあちゃんを助けに行けた事は、自分にはできないすごい事だと感じ、「とてつもない武器」だと評したのでしょうね。
あと、プリパラアイドル歴の違いも「武器」になっていたでしょう。
と言っても、シオンは、にのよりも断然プリパラアイドル歴は長く、それが「武器」にはなるとはとても思えなさそうですが、私は、それを逆手にとっていたように感じました。
にのがシオンから王冠を取ったのは、メイキンングドラマ中の事でした。「メイキングドラマ」といえば、演じる側の思った事や感じた事を精一杯表現して、見ている側に感動を伝えるもので、ライブの重要シーンです。
このシーンで手を抜いたら、観客達に感動を与えられない事は、にのよりもシオンの方がよく知っている訳で、シオンは、ここでにのが王冠を狙ってくるとは思わなかったでしょう。
それが隙となり、にのにとっては狙いどころだと考えたのかな、と思いますね。それも、2回目のハイタッチで狙ったのも、上手かったと思います。
ハイタッチを見せ所とするメイキングドラマですので、1回目でちゃんとハイタッチを交わせば、2回目も交わすと思うでしょう。さらに、2回目のハイタッチは、メイキングドラマのタイトルを言う部分だと思うと、2回目のハイタッチで王冠を狙うのは、想定の枠外でしょうね。
・・・と、ここまで長々と、にのの「武器」について書きましたが、これは、ただの「推察」でしかないんですよね。
にのがシオンに勝つに至った、にのの「とてつもない武器」。それが何だったのか最後まで明かされておらず、今話の良くなかったところだと思いました。メイン視聴層の女児達の多くは、にのの「武器」が何なのか分からず、モヤモヤした気分で見終えたんじゃないのでしょうか?
あえて答えを明言せず、視聴者に考えさせる余地を作って、面白みを感じさせたいと思ったのかもしれませんが、今話はそういう話じゃないと思っています。
今話は、にのの内面的成長が求められる話。そして、それは、憧れのシオンに勝つ事を通じて、描こうとしていました。
まぐれやヤケクソで勝つような単なる結果オーライでは、ちゃんとした成長劇にはならないでしょう。勝つための算段を練って、実行して、そして、それがピタッとハマって勝たなければ、成長したとは言えないでしょうね。
だからこそ、にのの「武器」は、ぼかさずに明確にしてほしかったと思います。
それに、チュッペの描写が少なかったのも残念に感じました。チュッペは、「聖なる獣」になり、にのの力になりたいと、大きな気持ちを持って、あの試練の塔に挑戦したのに、あれだけしか描かれなかったのは、どうかと思いました。
最上階のネコとの戦いで、ネコがネコジャラシを使われて負けたと思わせるシーンはありましたが、前作では、クマやウサギをネコジャラシで骨抜きにしていた事がよくあったために、「ネコがネコジャラシで負けるなんて、ありうるの?」と疑問に感じています。
たとえギャグでもいいから、チュッペの具体的な戦い様は見せてほしかったですね。そうする事で、にのとチュッペの二人三脚感が増して、「あさのコーデ」ゲットに、より大きな意味合いを持たせられたと思います。
まあ、今話は、3DライブCGシーンが3本もあり、そちらに力を入れたのでしょう。中でも、「あさのコーデ」を身に着けてスーパーアイドルタイムを演じる事をメインに据えたと思われます。
「あさのコーデ」は、昨日からゲームで新たに始まった「タイム6弾」の注目アイテム。今話のスーパーアイドルタイムは、「タイム6弾」に向けての良い販促になった事でしょう。
しかし、キャラの成長は、ゲーム内容がアップデートしようが、描けないもの。アニメでしか出せないんですよね。
だから、3DライブCGシーンを少し削ってでも、にのとチュッペの努力をもうちょっと多く描いてほしかったと思います。
ふでやすさん脚本回なのに、こうも不満が多いだなんて、正直信じられないですね。まあ、終わった事にダラダラ言い過ぎてもどうにもなりませんので、気持ちを切り替えて、次に目を向けましょう。
さて、次回は、みちるメイン回。みちるメイン回といえば、あまり成長していない事に肩透かしを食らった事もありますが、次回こそはそうならないと、期待を持って見ていきたいと思います。
今話の感想は、これで以上です。コメント、トラックバックは、こちらにお願いします。